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オンラインゲームで知り合った友達が同じ高校のTOP4美少女達だったけど、僕は本当に友達のままでいていいの?  作者: しょぼん(´・ω・`)
第五章:変わり始めた学校生活

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幕間:沙和の閃き

 早々にシャイゲを切り上げたあーし達。

 あーしはその後パジャマのままベッドの横に座って、流れでスマホできよっちに通話を繋いで、週末のテスト勉強のことをささーっと伝えたの。


『そっか。わかった。俺も参加してーのは山々だけど、土日はバレー部の面倒見ないとだしよ』

「だよねー。その代わりー、勝ったらちゃーんとみんなでお祝いするからね!」

『ああ。期待しとくぜ。あと、お前等だけで()()()()するのはぜってー止めろよな』


 流石にきよっちもそれは気にするかー。

 ま、一人のけ者のまま、あーし達だけキスとかしてたらやっぱ嫌だよねー。

 逆の立場だったら、あーしも嫌だし。


「大丈夫大丈夫ー。るとっちやちっちーもいるしさー」

『あのなー。あいつら真面目に見えて、優汰(ゆうた)のことに関しちゃポンコツだろ?』


 あー。確かに二人とも、急に突っ走りそうな事言うよねー。唐突盲信とか言ったっけ? そんな感じ。


「まーでもー、それはあーしだって変わらないじゃん」

『自分で言うなって。ま、否定はしねーけどよ。今日の昼の件なんて、まさにそうだったしな』

「あれはー、こないだの優くんの告白聞いてー、もっと学校生活楽しませてあげたいなーって思っただけ」

『にしたってだろ。優汰(ゆうた)に相談なしにやってたら、あいつだって困惑するだろ。少しは反省しろって』


 やっば。喜世(きよ)の口うるさいとこ出てきちゃったかも。さっきのシャイゲの二の前にならないよう、そろそろ通話終わらせたほうがいいよね。


「はいはい。じゃ、明日も助っ人がんばだよ!」

『ああ。優汰(ゆうた)にもよろしく言っといてくれ』

「……ふーん。そこは優くんだけなんだ?」

『ど、どうせ瑠音(ると)千麻(ちあさ)は言わなくたってわかってるだろって。ったく……。それじゃあな』

「うん。また明日ねー!」


 あーしは何時ものように挨拶をすると、そのまま通話を切った。


「んーっ!」


 あーしはスマホを持った右手を上に上げると、左手で脇を伸ばすように右手を引っ張ると、両手を広げベッドに仰向けになった。

 もう。きよっちってば、あーしが何も考えずに昼間行動したと思ってるっしょ。あーしだってちゃーんと考えてるのに。


 ……優くんの過去の話って、幼稚園の頃いじめにあいかけたあーしやちっちーの否じゃないくらい重かった。

 あれを聞いた時、あーし裏でガチ泣きだったもん。可哀想過ぎて。


 あの日より前は、確かにあーしの身勝手が多かったよ?

 わざと優くんのバスの時間と合わせて挨拶したのもそうだし、貴堂君に絡まれてた時に優くん見つけて声かけたのだって、完全にあーしの興味本位。

 だけど、今は違うんだよねー。

 優くんと恋人になりたいって想いはもちあるけどー、それ以上に優くんにアオハルさせてあげたいじゃん。

 これだけはあーし、本気で思ってるんだよねー。

 だって、あーし達は優くんにとってたった四人の友達、TOP4なんだし。


 それなのにさー……。

 あーしはスマホをベッドボードに置くと、近くに置いてたピッカリチュウのぬいぐるみを手にすると、あーしの方に向けて両手で持つ。


「ねー、ありうっちー。みんな酷くなーい? ちっちーもるとっちもあーしに嫌がらせしてさー。きよっちもそうだけど、これでもあーし達って幼稚園からの幼馴染なのにさー」


 この子の名前は()()()()()

 中学の時に買ったお気にのぬいぐるみなんだけどー、あーしが学校で間違って優くんって口走らないようにって、最近名前をつけたの。

 そしたらより愛着湧いちゃってさー。やっぱ好きな人の名前を呼べるのって最高だよね!


 でも、ほんと酷いじゃん。

 確かにあーしは勉強全然ダメダメだよ? ちっちーやるとっちと比べたら雲梯(うんてい)の差……だっけ? ま、そんな感じだけどさー。

 みんなでテスト勉強するのだってアオハルできるわけだしー。ただ真面目に勉強するだけじゃ絶対つまらないじゃん。

 まあ、優くんに脇に座ってもらってー、なんなら偶然装って手とか触れたいなー、くらいは思ってるけど。そんなの絶対ちっちーやるとっちも思ってるくせにー。


「あーん! もう! みんなの馬鹿ー!」


 ちょっとムカムカしちゃって、あーしはありうっちをぎゅっと抱きしめると、思いの丈を部屋で叫んじゃった。

 あーしがいなかったら、学校で優くんと自然に話もできないくせにさー。

 ほーんと。これで明日あーしがお弁当当番じゃなかったら、温厚な沙和ちゃんがキレちゃうとこだったよねー。


 でもさー。明日は朝から優くんを近くで見れるのかー。

 ……にひひひっ。やばっ。勝手に頬緩んじゃうじゃん。でもー。


「仕方ないよねー。ありうっちー?」


 あーしはまた上にぬいぐるみを持ち上げると、にっこにこでそれを見つめた。

 優くんと二日連続で逢えるって最高じゃん?

 明日の朝逢ってー。夜も逢うでしょ? それで土曜も一緒だもんねー。

 ……ん? あれ? 二日も一緒……土曜も優くんに逢える……それってつまり……もしかして……。


 思わず上半身を起こしたあーしのちょーミラクルスーパーコンピューターが、頭の中で色々考える。でー。出てきた答えを総合するとー……ぴこーん!

 もしかしてー。これ、チャンスじゃなーいー?


 あーしは思わずありうっちをぎゅっと抱きしめると、キラリと目を輝かせた。

 だとしたらー、やっぱちゃーんと物選ばないとだよねー。

 あれ、まだ着れるかなー? 無理なら明日の放課後ダッシュで行けば、多分間に合うっしょ?

 その時は明日の朝優くんに夜受け取るの遅くなるよーって伝えとけばー……にししっ。よーっし! テンションアゲアゲっしょ!


 あーしはありうっちをベッドに置くとその場で立ち上がる。

 こーなったら、あーしが優くんに色々してあげちゃうもんねー!

 そうすればー、優くんもきっとアオハル感じてくれそうじゃん? うんうん!


 一気に楽しくなったあたしは、そのまま明日の仕込みのため、部屋を色々漁って準備をしてったの。

 あー。早く明日になーれ!

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