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オンラインゲームで知り合った友達が同じ高校のTOP4美少女達だったけど、僕は本当に友達のままでいていいの?  作者: しょぼん(´・ω・`)
第八章:TOP4との放課後デート

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第24話:より大きな困惑

「本当に凄いなぁ……」


 みんなで公園に入った後も、僕はそんな感嘆の言葉を独りごちっていた。

 クリスマスの時期、よく東京駅付近でイルミネーションのイベントをやってるなんてニュースで見たことがあるけど、実際こんな感じですごく神秘的なんだろうなぁ。


「しかしやっべーな。この雰囲気」

「本当ですね」

「やはり、間近で見ると凄さが違いますわね」

「ほんとほんと。思わず話すの忘れちゃうよねー」


 みんなも周囲に広がる風景に見惚れながら、ちょっと感動すら見せている。


「ちなみにさー。クリスマスもここでイルミネーションやるっぽいんだよねー」

「あ、そうなんだ?」


 へえ。やっぱり人気スポットはそういうイベントって多いんだなぁ。

 沙和さんの説明を聞きながら感心していると。


「え? またみんなで見に来よっか?」


 彼女は笑顔で僕に向けそう言ってきた。


「それは良案ですわね」

「そうですね。優汰(ゆうた)君はいかがですか?」

「うん。僕も大丈夫だよ」

「そう。でしたら決まりですわね。一緒に(わたくし)の誕生日も祝っていただかないと」


 そういえば、あの時期は瑠音(ると)さんの誕生日だったっけ。


「じゃあ、みんなで沢山祝ってあげないとね」

「そうですね。秋からみんなの誕生日が続きますし、しっかりお祝いしましょうね」

「へへっ。今から誕生日が楽しみだぜ」

「そうだねー。優くんにもたーくさん甘えちゃうからね!」

「そうね。千麻(ちあさ)の時にも相当だったようだし、私達(わたくしたち)もサービスしてもらわないと」


 横に立つみんなを見ると、どこかニヤニヤしているようにも見える。

 確かに千麻(ちあさ)さんの時にも色々お祝いしたし、甘えたいからって色々としてたっけ。


 そこまで期待されると、ちょっとプレッシャーかも……。

 僕が少し戸惑ってると、みんながくすっと笑う。


「そんなに緊張しなくてもいいじゃーん。もち、優くんの誕生日も楽しみにしててね!」

「ああ。めっちゃうまい料理を食わせてやるよ。な? 千麻(ちあさ)

「はい。腕によりをかけて作りますからね」

「プレゼントも豪勢に参りますわよ。お楽しみ遊ばせ」


 こうやって祝ってくれるのは嬉しいけど。これってきっと、その分自分達の時も期待してるってことだよね?

 ここまで言われたら──。


「うん。僕も、少しは期待に答えられるように頑張ってみるよ」


 ──って言うしかないよね。

 あまり甘えられるのは得意じゃないし恥ずかしい。

 だけど、やっぱり友達だからこそ、期待されたら答えたいしね。


 僕はそんな気持ちで笑ってみせた。


      ◆   ◇   ◆


 そこから、色々なイルミネーションを見た後、幾つかの場所で写真撮影をした。

 四人みんなを撮ったり、僕とみんな一人ずつで撮ったり。


「ね? 折角だしー、ちょーっと恋人っぽく撮ってみない?」


 なんて提案されて、色々ポーズをとらされた。


 腕に絡みついて寄り添う千麻(ちあさ)さん。

 腰に手を回してほしいと言われ、僕に抱きついてきた瑠音(ると)さん。

 正面から抱きしめることになった喜世(きよ)さん。

 でも、個人的には 僕の肩に両手を掛け、こっちに寄り添うような感じでキスをしようとする沙和さんのポーズは、個人的に一番緊張させられたと思う。


「沙和。流石にそれはやりすぎですわよ」

「そ、そうだぞ。お前、偶然キスしちまったらどうするんだよ」

「そ、そうですよ。優汰(ゆうた)君に迷惑がかかるかもしれないんですよ?」

「そんなこと言ってー。みんなだってしっかり優くんにくっついてたじゃーん!」


 なんて、僕の前でちょっと言い争いになりかけてたけど。


「えっと、どれも恥ずかしいから一緒かも」


 そう僕が言ったら、流石にみんなも気まずそうな顔をしてたっけ。

 でも、言い争うくらいならそのほうがいいかなって思う。


「だから、喧嘩は止めよう? やっぱりみんなには、仲良く笑顔でいてほしいし」


 きつくならないように笑顔を向けると、四人は動きを止め互いの顔を見つめる。

 イルミネーションに照らされた彼女達が、急に赤く染まったように見えるのは気のせいかな?


「ま、まあ、優汰(ゆうた)君が良いのなら、それでもいいですが……」

「そ、そうだな。優汰(ゆうた)がその、()()でも問題ないってなら、いいんだけどよ」

「え? あれって?」


 どういう意味なんだろう?

 僕が首を傾げると、四人がちらちらと恥ずかしそうにこっちを見てくる。


「そ、それはもう、決まっておりますわ」

「決まっているって、何が?」

「そ、そりゃー。あ、あーし達が、もーっとベタベタしてもいいのかなーって」


 べ、ベタベタって、もっとくっついてくるってこと?

 ふっと頭に過ったのは、四人に囲まれくっつかれる姿。

 そこまでされたことはないんだけど、何故か急にその絵が浮かんじゃって、僕のほうまで恥ずかしくなってくる。


 ど、どう答えよう?

 恥ずかしさと困惑から、思わず顔を背けた僕は、公園の外を見て気持ちをごまかそうとしたんだけど。逸らした目に飛び込んできたあるものを見た瞬間、僕は心臓が止まるかと思った。


 ……あれって、まさか……。

 心臓が急にバクバクと脈打ち、背中に嫌な汗が流れる。


 ──「有内君。あの……ありがとう」


 忘れかけていたはずのあの日がフラッシュバックし、ぎゅっと胸が締め付けられそうになった理由。

 それは、公園の外にあるショッピングモールの壁にある、一枚の大きな宣伝ボードにあったんだ。

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