美味(うま)しきものよ。そなたの名は佐賀牛。
妹に佐賀牛サーロインのステーキセット(150グラム)の予約をお願いしていました。
「こちらです。」
席にご案内してくれます。
各席には鉄板が目の前にあり、シェフが来て焼いてくれるシステムです。
「にんにくは、使っていいですか?」
との質問。
妹を見る。
「ハイ。」
なら、ヨシ。
「私も大丈夫です。」
帰りの車の中も二人とも、にんにく食べてれば怖くない!
すぐにサラダとステーキソースがセットされました。
1番左はポン酢。
真ん中はジャポネソース。
1番右は後から、暖かいデミグラスソースが入ります。
私、結構デミグラスソース好きでした。
待っていたらシェフが来て目の前で焼いてくれます。
「焼き加減はどういたしますか。」
「レアでお願いします。」
…ウチの母が昭和の時、レストランで。
「ハンバーグの焼き具合はどうしましょうか。」
と聞かれて、
「ふつう。」
と三文字で答えていたのがいきなり思い出されました。
…きっとミディアムのことだったのですよね、
小学生だった私の思い出。
何かのお祝いだったのでしょうか。家族でレストランに来たなんて。
(焼き方を聞かれるような店なんて。)
今みたいにファミレスも無かったですしね。
さて、思い出はとても綺麗だけど、食べないとお腹が空くわ、
と歌にもあります。
目の前の佐賀牛に執着、いえ注目しましょう。
お肉やにんにくのいい香りがします。ステーキはカットされ並べられ、美しい断面は食欲をそそります。
ああ、朝はバタバタしていて何も食べてなかったっけ。
お昼もうどんで軽めでしたし。
お肉の右側の白いのはこんにゃくです。
ご飯と漬物も付いています。
野菜も各種焼かれていきました。
シェフの手元近くにエノキがあるのが、お分かりいただけるだろうか。
―――さあ。待ちに待ったお肉をいただきます!!
…柔らかい。
美味しい。噛むとすぐなくなる。とろける感触。
嗚呼。なんという美味しさでしょう!
漫画の美味しんぼで、
「あ、しゃべると味の余韻が消える…勿体ない。」
というセリフがありました。
その通りですよ…。
いい肉とはやはり、良いものですね。
連れて来てくれて、ありがとう。妹よ。
確かに還暦越えの私には、食べ進めるうちに少し脂がキツくなって来ましたけども、ポン酢のおかげで美味しく最後まで食べられました。
ポン酢は正義です。
もし、次の機会があれば…フィレにしてみたい。
とにかく美味しゅうございました。
佐賀牛ってホントに良いものですね。
満足して帰路に着いたのでした。




