メーテルと星に願いを。
メーテルのマンホールまで戻ると、隣に矢印がありました
「旦過市場→」
よし、これに導かれて行ってみよう。雨の中進みます。
「火事とかあって今、改装中で半分やってない。」
色んな人に言われました。
うん、確かに。通りの片方は絶賛工事中です。白い壁に覆われています。
でも活気はあります。平日の雨の昼間なのにお客さんがいっぱいです。
そうですね…例えるなら横浜市磯子区の「浜マーケット」に近いですね。
あちらも火事にあったし、レトロで小さい店が並んでいるところが。規模はこちらが大きいですけど。
同じ横浜市のアーケードがある「弘明寺商店街」や「横浜橋商店街」とはちょっと違う。
「六角橋商店街」みたいに細いです。
※横浜市民以外はわからないかも知れません。すみません。
八百屋あり。和菓子屋あり。肉屋あり。そして魚屋さんやうどん屋さんあり。
ほう、名物の「糠だき」もあちこちで売ってます。
興味はありますが…。ちょっと無理かな。
ウプ。胃袋がイナッフです。もう十分。
ぶちっ。
え?なに?
あー、栗饅頭が入ってる紙手提げの紐がっ。
雨のせいで濡れて、切れてしまってまあ大変!!
とりあえずMちゃんの手を借りながら、エコバッグに入れることにして、背負っているディバックからエコバッグを出します。
ビニールがかかってるから本体の菓子箱は平気でしたけど。
紙紐はね…。限界でしたか。
見回すと旦過市場の一角にテーブルがありました。七夕の短冊を書くのですね。
笹もあり、みんな短冊をくくり付けてます。
ああ。もうすぐ七夕か。
そこのテーブルに少し菓子袋を乗せながら体制を整えます。
…せっかくですから、私も短冊を書きましょうか。
その時書いたものを再現したのがコレです。
明日はお城を見たいんです。
駄目元ですが、心を込めて念じました!
頼みますよ!ひとつ!
短冊をつけて手を合わせておきました。
…いや。ご利益凄かった!
次の日は雨、上がりましたよ!晴れました!
嘘みたいだけどホントの話なんです。
メーテルよ、お星様よ、ありがとうっ!!
さて。雨の中の移動は続きます。
旦過市場を出て井筒屋を目指します。
ああ…靴の中に水が入ってきたよ。一応防水なんだけどね、ハハハ…。
水に濡れると紙袋だけでなく身体も痛みます。
井筒屋が見える。どう行けば近いだろう。
何でこの信号、なかなか変わらないのさ!長いよっ。
待ってる間に濡れるじゃん。
「信号をね、渡り切る途中が赤になったらさ、老化の証拠なんだって。」
「そうなんだ…」
二人で盛り上がらない話をします。
さあ、信号越えて、橋渡って、やっと着きました。Mちゃんありがとう。私ひとりだったら迷っていたよ。
井筒屋。なかなか活気があるデパートですね。
くうっ。銘菓もいっぱい。美味しそうなものもいっぱい。
だけどもう、入りません!お腹にも。トランクにも。
夕飯の鶏飯を探します。鶏めしと書いてきましたが、「かしわめし」です。
九州では鳥をかしわといいます。特に年配の人に多い。
(親鶏をカシワというと言う人もいます。確かに昔は卵を産んだ後の鶏を絞めてましたね。肉が固かったのです。)
あった!
「あ…ひとり一個はキツいよね。」
「うん、キツい。」
「これを買って分けようか。」
「そうしよう。」
相談しよう、そうしよう、の花いちもんめみたいな事を言いつつ、ひとつ買いました。
おっと、いけない。
「あのっ、すみません!!割り箸二つ…貰えますか?」
「あ。いいですよ。」
ニコニコして売店のお姉さんがくれました。
タクシーにのってホテルに帰ります。
お部屋は隣り同士だね。
「ここのホテルってさ、ビジホなのに大浴場あるよ。」
「そうなの?」
交代で行きます。あら、ガラガラ。
うん、広い。洗い場も6個くらいはあるし、浴槽も広い。普通の保養所くらいはあります。
バブルが出るところが二つあって、背中に当てます。あー、気持ちいい。血行よくなるなあ。
冷え切った身体も温まります。
Mちゃんも気に入ったらしく、
「明日朝イチで、もう一度入る!」
私もそう思います。
では。ではでは。
折尾のかしわめし弁当を食べます。
ここはMちゃんのお部屋。
Mちゃんが備えつけのポットとティーパックでお茶をいれてくれました。
さあ、開けてみましょうか。
おおお〜見たことある。TVとかで。
食べたことはないけど。
なかなか食べれないものね。こちらまで来ないと。
さあ、いただきます。
対角線上でわけて蓋に取ります。
ああ、甘くて美味しい鶏そぼろ。
私は三食丼が好きで良く作りますが、海苔ではなく人参を乗せていました。
海苔、いいねえ。
青インゲン豆もなんか懐かしい。
昆布の佃煮もね。昔のお弁当には良く入っていたね。
「明日は駅にトランクを預けて、それから観光しよう。」
「そうしよう。」
食べながら、またまた花いちもんめの様な問答をして、その日は暮れで行きました。




