▣『鳴かぬ蛍は残響を消す』反省会
こんにちは、こんばんは、おやすみなさい。部屋は薄暗いほうが落ち着くタイプ、空烏 有架です。
こちらは自創作恒例の『あとがき』つまりいわゆる作者の自我おもらし裏話ふりかえり駄弁り場的なコーナーになります。そういうの無理めな方はブラウザバックでお戻りください。
構わんよという方は、しばしお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
●今回の反省点
・色んな意味で長すぎない????
・書けぬならプロット作っとけホトトギス
・照廈ワカシが全てを持っていった感
・単純にとっ散らかりすぎた
●良かった点
・女主人公がちゃんとかわいい気がする(当社比)
・完結させられた(当たり前…)
●反省点
・色んな意味で長すぎ
ボツにするはずだった小ネタがうどんコン短編からさらに肥大化しすぎて40万字超えちゃったのも意味わかんないし、その連載に一年以上かかったのも意味わかんない……というのが率直な今の気持ちです。
常に話を考えていたいタイプで長編用の物語ストックが生涯かけても書ききれないほど溜まっているのに、脱線に一年半を費やしている場合ではないんだが……!?
最初「たぶん20万くらいで終われるでしょ」とか呑気に構えていた己を引っ叩きたい。とはいえ書いてて楽しかったのも事実です。
・プロット作っとけ
こんな長丁場になると思ってなかったこともあり、最初に蛍さんの正体とハナビの設定だけふわっと決めて走り出したのでほとんど全部アドリブで書いてしまいました。一応章ごとに確認はしてますが、どっか破綻してないとも言い切れない。
なお飯綱班長の存在はうっすら想定してたので匡辰の肘の傷は3章冒頭で触れてるけど、偽者音念って形で本人の顔をしたものを出すことは考えてなかったし、匡辰が別れを選んだ理由に絡んでたのは知らなかったです。
プロットなしでも『意外と書ける』んですが、ちょいちょい方向を見失って立ち止まるのが難点だったので、やっぱりガバガバでも最初にある程度組んどいたほうがいいなあと学びました。
・照廈ワカシ
せっかくだから自創作(未筆のストック含む)に今までいなかったタイプのキャラつーくろ!で生まれた情報過多トンチキ不審者マザコン御曹司、あまりにも動かしやすくて恐ろしかったです……。
マジで何を任せても何とでもしてくれる。気がついたら事実上もう第二主人公も同然の働きぶり。
唯一残念だったのは蛍さんと兄妹としての絡みがあんまりなかったことですかね。よく考えたら当然なんですが(蛍さんはつぐみの出自知ったらうわってなるし、ワカシも素はだいぶ控えめな性格で蛍さんの感情無視して兄貴ぶるようなタイプではない)。
それにしてもナギサとの絡みが楽しすぎて明らかに読者からは求められていなかっただろうに入れすぎたことも反省したいと思います。私はおねショタだと思ってます。
・とっ散らかりすぎ
これもプロット作ってなかった弊害ですね。事前にきちんと必要なものを用意しなかったので、その場その場で後付けしていくから本当に必要だったのかわからない要素まで無秩序に散らばっている……。
とくに照廈一族関係は蛍さん/つぐみと直接関係のない部分が多すぎた感じします。とくに駒吉じいさん周り。
●良かった点
・蛍さんはかわいい
時雨のことが好きすぎるのはまあいいとして、とくに初期、会議中に手繋いだり背中にもたれたりってすごいナチュラルに甘えに行くので書きながらびっくりしました。そういう蛍を全面的に受け入れて保護者面してる時雨もすごい……。
自創作で女主人公とヒーローがこんなにベタベタなこと今までほとんどなかったので、ある意味なんか新鮮でした。その代わり喧嘩もがっつりしてくれて、それはそれで仲がいいよなあ……となるなど。
でも想像以上に気が強かった。喋れないから傍目には大人しく見えるんだけど、むしろ基本的に相手には聞こえてないから遠慮がないというか。なのでブルースカイではもっぱら狂犬の蛍さんと呼んでいたんですが(笑)(さん付けしてるのもそのためです)、なんか作中では天使扱いが定着してしまった。わからないもんだなぁ……。
・完結できてよかったね
いや本当にまさか歴代3位の長編※になると思ってなかったもんですから……当初は『うらみ通りの藁人形』とか『見習い少女は傷だらけ』くらいのスケールで考えていたので、実際には倍以上という見積もりの甘さ……いやはや長い戦いだった……。
書き始めたら完結させなくてはならない、が自分に課した一番のルールなので、今回も無事完結できたことはとりあえず褒めておきます。初志貫徹GJ。
※これまでのトップ3は『幸福の国の獣たち(100万)』『斯くて雌羊は血に餓えぬ(65万)』に次ぐ『眠れるオペラ(38万)』。ただ眠れる~はキャラクター紹介を作中に挟んでいなかったので、純粋に本文のみで換算したらどっこいかもしれません(その代わりあとがきが鬼長いのですが)。
●完結後の予想
・匡辰と鳴虎が結婚する
たぶん式はなし。挙げさせたいけど挙げられる環境じゃない……せめて写真くらいは撮ってほしいが。白無垢やドレス姿のめーこ姉が見たい。
入籍後そんなに間を置かず第一子懐妊したりして。めーこが産休に入ったら蛍と時雨は照廈班に預かられ、代わりに高校卒業したコハルちゃんは夜勤できるようになるので椿吹班に期間限定異動になるのかな……。
本人はぐちゃぐちゃ言ってたけど、匡辰は夫になったらわりと優良株だと思ってます。問題があるとしたら姑じゃないかという悪寒(息子がああいう性格になった原因では、という考察をブルースカイでしていました)。
・ナギサとワカシがもしかしたら正式にお付き合いすることになる、かも?
何年後かはわかりませんけど。やっと前に向かって歩き出せそうな気配にはなりましたので。まあ結婚はしないと断言してるので、どんなにうまく進んでも内縁関係かなぁ。
まあ一般的な幸せの型を全員に当てはめるのは現代的ではないですし、ナギサが穏やかに過ごせるのが一番ではないかと私もワカシも思います。
・失恋から立ち直ったコハルちゃんに彼氏はできるのか
かわいい子なので本人の視界さえ開けたらまあ……。ちなみにエッサイくんはアバラやったときに支部の看護チームの人と仲良くなったらしいので、実動隊でフリーなのはモモスケとショータ(と千尋)だけですね。
医療チームや技術チーム、総務なんかにも職員はたくさんいるので2人だけが候補ではないですが。ていうかそもそも職場でなくてもいいんですけどね?
・ショーちゃんのその後
モラハラ親父から逃げるためにいずれ寮に移ることになるだろうと思います。ただそれで自分は楽になったとしても、家に残したお母さんが心配でカリカリしてそうではある。
・尉次の下半身不随は治るのか
これは治らない気がします。現実でも治療法が確立してはいないそうですし、何より彼の場合、無法な研究のすえに6歳の娘(姪)を惨たらしく死なせたことへの罰という面があるので、不自由を甘んじて受け入れるべきだと思いますね。
かといって早死もさせられなかった。アドリブで雑に殺すのは嫌だったし、あと最愛の留理子には当面会えないのもまた罰だと思うので。
・磯彦の跡継ぎ問題
諦めて社内で優秀な部下を育てりゃいいんじゃないですか。
他にも隠し子はいるんでしょうが、清百合との約束があるので認知はできないらしいです。なんだかんだ妻のことは忘れられないらしい。ある意味一番駒吉の犠牲になった哀れな人かもしれない。
蛍のことをずっとスルーしてるのも清百合への遠慮があるからで、娘になんの関心もないわけではないみたいですよ。というより意識して関心を持たないように努めてるようです。
……ということを本編内で直線蛍かワカシに言えよな、と思うのに忙しさを口実に逃げられました。ダメ親父め……。
・タケさんと季代奥様は仲良くなれるのか
どうなんでしょう。正直私にも全く想像がつかないんですけど、聞いた話じゃメル友から始めるそうです。うまくいくといいなあ……。
奥様に先越された(?)駒吉じいさんは指くわえて悔しがっていればいいんじゃないでしょうか。笑
●おわりに
これ以上駄弁ってもしょうがないので挨拶は短めにしますね。
作者自身が困惑するほど長い話になってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。願わくばまたこの先、他のお話でもお目にかかれましたら光栄です。
――空烏 有架
●次回作の予定
①『雪を解いて春を招べ』で予告していた遺跡探索の話
②二十年前(2006年……)に小説家になろうで公開していた(現在は非公開)作品のリメイク
どちらも執筆中ですがたぶん②のほうが先にお出しできるかと思います
②【猫と暴君のロストエデン】
国立研究所の地下にある機密施設では、異能者〈アダム〉への非人道的な実験が〈イヴ〉と呼ばれる人ならざる看守に見守られている――。
ささいな事故から起きた小さな綻びによって目覚めたアダムの〈暴君〉は、静かに、慎重に、そして狡猾に、この悪趣味な〈楽園〉からの脱獄計画を進めていく。絶望と諦念の経糸に、狂気と渇愛の横糸が絡むとき、彼の魔手は一匹の〈猫〉へと伸ばされた。
「――ねえ、ゲームしない?」
それは、とある「世界征服計画」の始まりの物語。
← Exit.




