↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日、僕が守れなかった君は。  作者: Miho Isaka
第一章 規則違反

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/19

Ⅱ 問答


「さて、桜庭さん。いくつか確認させて。」


「はい。」


神崎くんは表情を変えない


「まず、智也と桜庭さんは男女のお付き合いをされている。」


「はい、そうです。」


「なるほど、で、さっき僕が入る前、智也に抱きしめてもらっていた。」


「はい。」


思い出して顔が熱くなる


すぐに今の状況を思い出して血の気が引く


「うん。分かりました。智也はなかなか幸せそうな顔をしてましたよ。」


「え、そうなの、、、?」


また顔が熱くなる


そして再び血の気が引く


ここはサウナかな


「で、桜庭さんも浮足立ったまま、部屋に入ってくる人の顔も確認せずにボロを出した、ということか。」


とても恥ずかしい


「うーん、、、なるほどねぇ。」


神崎くんは少し考えを巡らせている様子


というかさっきからなにこの人


言葉の全てから圧を感じる


本当に同級生?


「男女交際が規則違反ってことはご存じで?」


斜め上を向きながら私に質問する


「もちろん知ってます。」


私の言葉には力がない


自分でもわかる


「ですよね。で、僕に口外させないために何ができますか?」


何ができるか、か


何ができるんだろう


神崎くんが提出した委員会予算は全部通す、とか?


「予算の口利きは無しです。規則スレスレ、というかアウトです。これ以上規則違反を重ねないで欲しい。」


え、エスパー?


サーナイト?


サイコショックとか使えるのかな、一思いに消し飛ばしてほしいな、、、


もはや現実逃避するしかないからさ、、、


「何ができるか、だよね、、、?」


「そう、何ができるか。」


「神崎くんはなにかしてほしいことがあるの?」


「ふっ」


え、鼻で笑った?


なんで?


「僕から要求を出すと、本当に何でもありになるよ? 桜庭さんは断れる立場にいない。僕から要求を出すと全て飲んでもらうことになるけど、本当に大丈夫?」


大丈夫なワケない


「どんなに理不尽な要求でも飲まざるを得なくなるけど、それでいいの?」


いいワケない


「よくないです、、、」


「だよねぇ? じゃあ自分で考えなきゃ。僕ならもう答えは決めてるけど、桜庭さんからの提案が聞きたいな~」


意地悪だ、とても


「そうですね、、、」


できることって何だろう


男性が女性を追い込むときは大抵エッチなことを要求される


ましてや神崎くんはもう要求することを決めてる


そんなすぐに出る答えなんて、やっぱりエッチなことかな


「じゃあ、、、私とデート、とか、、、?」


決死の覚悟で言った


「デートね。それは僕にどんな得があるのかな?」


え


無いの?得?


「でも頑張ってできることを出してくれたから答えるね。まず、デートはしない。それも規則違反ギリギリだし。」


しないんだ、デート


「まあ、僕の要求は決まってたけど、桜庭さんがもっと違う角度から見つけてくれるかなって期待して待ってた。残念、その提案じゃ代わりにはならない。」


エッチなことだ、絶対に


「僕の要求は、『明日から毎週月水金の週3日間、僕の家に来ること』です。今日が4月15日だから、今週は明日と明々後日ね。住所はメッセージで送っておくから、放課後来てね。」


家に行く?


神崎くんの?


それはおうちデートでは?


というかおうちデートってことは


やっぱりエッチなことじゃん!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。