↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日、僕が守れなかった君は。  作者: Miho Isaka
第三章 残響

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/19

Ⅰ 追従


また遡り、2025年7月21日



心底許せない奴がいる


塚田研吾


そして


相馬智也


塚田は自爆した


今でも許せないけど、もう手の届くところにはいない


どこで何をしているのかさえ知らない


知りたくもない


相馬


颯と別れさせたのはこっちの方だ


颯は、相馬智也の言葉で、アタシと別れることを決めた


本当はわかっている


颯がアタシを守ろうとして選択したんだと


颯のことは分かる


でも


誰かを恨んでないと


あの頃のアタシと颯に合わせる顔は無い


だから相馬を恨み、憎み続けた


3月の、春休みのある日


たまたま出かけた先で、相馬の姿を見かけた


咄嗟に身を隠した


アタシがいるなんて想像もしてないだろうけど


体が反応していた


早く消えてくれ


お前の顔なんて見たくない


会いたくもない


でも、思いがけない人物が現れた


桜庭結衣


相馬と親しげに話している


1年の時、同じクラスだったけど喋ったことはほとんどない


アタシが1か月ぶりに学校に行ったときに、たまたま席が近くてノートを見せてくれた程度


あの後すぐに席替えになったから、接点なんか無かった


だからよく知らない子


でも、もしあの2人が付き合ってるのだとしたら


それは心底許せない


アタシと颯を別れさせて


自分は規則も忘れて彼女にうつつを抜かしている


なんだあの緩んだ顔は


心底憎らしい


そして今日も、アタシは相馬を追っている。


あの日を思い出し、憎悪が湧き出る中、相馬が生徒会室から出てきた


あの女は


一緒じゃないみたい


この後会うのかな


高梨は相馬の後を追う


こちらを振り向いた際に物陰に隠れた


視界の端に颯がいたような気がしたけど、今はどうでもいい


今は相馬だ


相馬がまた歩き出す


職員室


教室


視聴覚室


そしてまた、生徒会室


あの女とは学校の中では会わないのかしら


アタシらの失敗を踏み台にして


憎い、恨めしい、腹が立つ


次の瞬間、神崎が生徒会室に入る


颯、、、?


まだ仲良くしてるんだ


まあ、颯からしたら恩人だもんねぇ


今、相馬がアタシを踏み台にしてのうのうと女と付き合ってると知ったら、颯はどう思うのかな


もういいや


あの女が現れないなら、時間の無駄


アタシは帰る


相馬智也


絶対に


絶対に


絶対に許さない

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。