15:エピローグ
短いですが、これで一部完結です。
さて、そんなこんなで学園に戻ってきた僕たちだが、
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。今日も新たな転校生です!」
物凄く面倒臭そうなミナ先生が教室に入り、深い深いため息と共に紹介したのは、
「はい! ただ今ご紹介に預かりました転校生、ビビアンです! 最後の古龍とか呼ばれてたお母さんの子供です! よろしくお願いします!」
自己紹介早々、己の身分をさらけ出すビビアンだが、
「は~~い! 前回は魔王の娘。今回は伝説の古龍の娘さんが転校してきました! 皆さん仲良くして下さいね!」
何事もなく紹介を終えるミル先生が、
「さあ! 今日はきっと多分! ちゃんとした授業が出来る! そう信じてる!」
なんか、物凄くすがりつくような視線を、
「だからお願い! ね? ね? ちゃんとした授業を先生にさせて!」
僕に向けるのは何でですか?
切に訴えるように見つめ返す僕の視線を無視して、
「…………さあ、授業を始めましょうか!」
にこやかに授業を始めようとする風見鶏教師。
もちろん。
そんな空気を読まない教師には、
「あらあら? やはり私の愛弟の隣には、私以外、相応しくないと思うのですが、どう思います? 帝国ではボッチで、この国でもボッチ様?」
僕の右側の席で姉上が笑みを浮かべれば、
「おろおろ? 最近気付いたのじゃが、義理姉上殿も、自国にいるくせに、同性の友人などおらぬのじゃろ? おろおろ、みなまで言うわずとも良いのじゃ!」
左隣の席でヒルダがほくそ笑む。
刹那。
「あらあら?」
「おろおろ?」
なぜか僕を中心に、途端に膨れ上がる殺気と魔力。
「あれえ~~~? アルサス君。あれぇ?」
ダラダラと冷や汗をかきながらも、救いを求めるように僕を見る教師に、
「はあ。先生。物凄く調子が悪いので、保健室行っても良いですか?」
僕は早々に離脱を試みるのだが、
「いやぁぁぁぁぁ! 見捨てないで! このままでこの教室を出て行かないでぇぇぇぇぇぇぇ!」
教壇から瞬間移動でもしたのか?
いつの間にかミナ先生が僕の足にしがみ付いたせいで、逃げ出すタイミングを逃してしまった!
刹那!
「あらあらアル! 調子が悪いのですの! 緊急指令! 私はこのまま我が愛弟を連れて保健室に行きます! タリスマン領から三秒で最新医療チームを!」
ガシッと姉上に右肩をつかまれ、
「おろおろ、それでは遅いのじゃ! わっちが保健室に連れて行くのじゃ! マリアーナ! 分かっておるじゃろ?」
「ええ!? やっとポッコリお腹が治った……はい喜んで!」
「あれ? あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?」
左肩をヒルダにホールドされた僕は、
「はぁぁぁぁぁぁぁ。だめだこりょあ!」
遥か昔に消滅したされる古代文明の書物の一文を使い、天井を見つめるのであった………………。
<了>
最後までお読みいただきありがとうございます。
『今回、ちょっと短く切りすぎて、読み応えなかったな』
とか、
『今一つ姉上がはっちゃけてなかったな』
とか、
反省の多いものでした。
その反省を踏まえ、続きはもう少、いや、もっとはっちゃけていこうと思います。
応援よろしくお願いします。




