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広げる風呂敷がありません、って話

新しい話を考えるにあたり、なにが大変か。

世界観? それは、だいたい頭に浮かんでいないと、まず書こうと思わないので。

キャラクター個性? それも、だいたい……以下同文。

話の流れやら構成やらも、頭の中で出来ていないと書こう!ってならんのよね。

だから、この辺りは別に「大変」ではない。

そもそも、それが大変だと言うのなら書いてないのじゃないかと思う。


まぁ、楽しいけど苦しい、みたいなのはなくはない。

でも、そういうのが発生するのは「書き出してから」なのだよ。

書く前の大変さではないってことだね。

では、書く前から、なにが大変かっていうと、だ。


名前。


圧倒的に名前。

これはもう、すごく大変なんだよう。

主人公や相手役はもちろん、脇役にも国にも乗り物にも魔法的なもの、特殊武器。

全部に「名前」が必要になる。

これ決まってないと、なにか登場するたび「えっと」と立ち止まることになる。

調べたり、作ったりしていたら、そこで時間が取られてしまうんだよなぁ。

書く流れも止まるし、のちのち困った事態が起きることもある。


似たような名前の人が多くなっていたり、とか。

魔法や魔術の効能がわけわからんくなったり、とか。

乗り物や武器が入り混じったり、とか。


名前をつけるっていうのは、それそのものをカチっとさせるって意味がある。

こういう生い立ちの人で、こういう性格の主人公って頭にはあってもね。

名無しではね。

ぼんやりさんなわけですよ。

似た人が出てきたら見分けがつかなくなるのですよ。

たとえ髪や目の色が違ってても「あれ、どっちだっけ?」ってなるのですよ。


まったく性格が異なっていて口調も違うってことならまだしも。

1人称にも限界あるしね。

これは好みの問題とか、分かりにくいとかもある。

おそらく自分なんかは「我輩、朕、妾、ウチ」などの1人称は使わないだろうな。

「おいら、あちき」も使わないかなぁ、たぶん。

 

話の雰囲気とかで使わないだろうし、使うには理由が必要というか。

あくまでも自分の中で、だよ。

使われる地域が限定されていたり、訛りの部分だったりもするので。

そういう1人称を使う理由づけみたいなのがないと、使いにくい。

たとえば小さい頃に娼館((くるわ))で働いてて、とかさ。

生まれた村ではそういう言いかたしてた、とかさ。

そもそも「そういう設定で作られたキャラクターだった」とかさ。


1人称には、そのキャラクターの個性付けって意味も含まれてる。

いい歳の王子様が「おいら」って言うのは、ちょっと……みたいなさ。

王女様が「あちき」って、少し、はすっぱな言いかたするのも……というね。


読む時にも、そこで「ん?」ってなることもあるしなぁ。

なんでこの人は自分のこと「〇〇」って言うんだろって引っ掛かったり(笑)

バックグラウンドがあれば別だが、唐突だと一瞬「ん?」ってなる。

なので、話に合わない1人称は使えないので、限界があるというわけだ。

まぁ、それは自分の問題なだけとも言えるのだが。


そこで名前が大事になってくるのさ。

同じ話で、できるだけ似た名前はつけないようにしようと、一応は考えている。

だが、このキャラクターは、どうしてもこの名前をつけたいってこともある。

名前そのものに雰囲気もあるしなぁ。

優しそうな雰囲気とか、キツそうな雰囲気とか。

もちろん、名前と性格のギャップってのもアリだけれども。


名前は西欧のほうの実在名を使うことが多い。

意味を調べたりすることもある。

が、どうしてもピンとこない場合、自分で作る……。

インターネット検索かけて、その名が出て来ないことも確認したりとか。


今までの主人公は11人で、最初の文字かぶりはないようにしている。

シとジがかぶっていると言われそうだが、濁点の有無は音が違うのでご容赦あれ。

脇役で出番があんまりない人は、1文字目がかぶっていることもあるけども。


女性名は、比較的、パッと出てくる。とくに最初の1文字。

その文字から始まる名前にしたいってところから始まることが多い。

ハ行から始まるとか、カ行から始まるとか(笑)

それでも、シリーズものの主人公4人は自作。

十人中4人て……ほぼ半分自作じゃん、ていう。


これは、主人公の雰囲気、生い立ちなどを含めての雰囲気と。

相手役に「こう呼んでほしい」と思う「愛称」から決めている。

なので、自作が多くなってしまうのだよ。

生い立ちからすると、これじゃいかん、となることもある。

愛称をこうしたいから、これじゃ駄目、となることもある。


男性陣は……シリーズものの場合は、かなり自作ってる。

初作以降、王族とか血筋とかの関係で作らざるを得なくなったというか。

初作相手役の直系子孫の名前は自作ではない。

なぜなら、彼らは「愛称」で呼ばれることがないから!


これは、大きいんだよ、実は。

親しくなれば愛称呼びするっていうのは、現代日本にも通じるところはある。

愛称呼びは、自然と「親しい関係」「近親者」って印象を与える気がするんだよ。

距離感とかも、そこで変わったっていうのが分かり易いかなと。

現実的な恋愛でも、交際後「愛称呼び」「呼び捨て」になる事例も少なくないし。


だから、名前を付ける時に「愛称」をセットで考える。

愛称がない人もいるが、これはどうしてもって時かな。

愛称より「人となりの雰囲気」と合致するほうを優先させた結果。

(呼ばれないから愛称が必要ないっていう人たちは例外として)


あとメリットとして会話文を縮めることができる(笑)

時々、地の文でも愛称で書くんだが、そっちのほうが分かり易く短いから。

長い名前がバンバン出てきてさ、入り混じると、わけわからなくなりません?

日本の名前は短い音数だし、長い音数の名前に覚えにくさがあるのはしかたない。

だから、キャラクターの個性が重要なわけだが。

それでも、やっぱり覚え易い名前のほうが、見分けるのも楽かなと思う。


そんで国の名前。

西欧風の国名って、自作はしていてもかぶってたりするのだね……。

ゲームデザイン設定で世界観は違うが国名既存とか。(別人がすでに自作してた)

どうしてもこれでなければ、って思っていたりもするので変えられないのだよ。

なるべくかぶらないように注意はしてるんだが、いかんともしがたい。

でも、国名から、なんとなく特徴っぽさみたいなのは、やっぱりほしいしなぁ。

考える時とは逆になるわけだね。


この国は、こういう特徴で、位置はこの辺りで風土こうだから、こういう国名。


考える時には、こうなんだけど、書き始めたら逆。

その名前から「こういう特徴っぽい」雰囲気を漂わせる必要がある。

なんかそんな感じする、という程度でいいんだけど。

でないと、国こそ枠組みが大き過ぎて多国になると見分けが困難になるんだよ。

まぁ、あんまり国をたくさん出さないのがいいと思っちゃいるのだが。

そうもいかない時もあるわけで。


ざっくり言えば、皇帝ってのは、帝国の君主で、帝国には属国や植民地がある。

〇〇王国や〇〇国ってのとは、国の構成が違うんだな。

だから、ほかの国が出て来ないっていうのは、不自然になってしまう。

必要最低限は出しておかないと、どんだけしょぼい帝国なのか、となるわけだ。

従えている国のひとつもないのに帝国は名乗れん。

となると、皇帝もいないことになるからね。


話の内容として皇帝を出すのなら、これはもう複数国を出すしかない。

その分、名前も考えなくちゃならん。

人名+複数国名+国の中の地域名(県名みたいな)と、結構、大変。

さらに魔法やら魔術やらとなってくると、もう……遠い目になるわな。


設定自体は好きで考えているわけだが、名前付けっていうのは別の話なのだよ。

すでに存在している名前を使うこともあるが、自作もそこそこある。

そこがね、ちょっとしんどいとこでね、大変だったりするのさ。

ものすごく大勢のキャラクター出したり、魔法使ったりする話を書いている人。

尊敬するわ。名前を考えるの大変だっただろうなぁって。

自分には、そこまでの根性がない。


つまり、根性ナシな自分には風呂敷を広げることができないって話。


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