ないものねだりはしないよう、って話
自分は、時々、詩を書く。
あまり「詩」っていう感じはしないかもしれない。
が、自分の中では、明確に「詩」として書いている。
世の中の「詩」の印象とは違っていたとしても、だ。
文豪とされているような人の「詩」では難解なものもある。
学校で習った印象が強いと、難しいものってイメージかな。
もしくは「わけわからん」もの、って感じ?
なにが言いたいの? とか。
昨今では、気恥ずかしいっていうのもあるかもしれないなぁ。
でも、おそらく「詩」というのは、そういうものじゃなくてさ。
そこに意味づけをするのは、読み手なんじゃないかと思う。
どう読もうが自由というか。
もっと身近で、非常に幅が広いものなのだよ。
同じ「詩」を読んでも、ある人は「楽」を感じ、ある人は「悲」を感じる。
そういうのが、アリな世界が「詩」だと思う。
物語には起承転結があって、場面ごとの印象は違っても、同じところに帰着する。
そのように書き手が誘導するからだ。
ある時は、伏線という罠(笑)を張り、ある時は布石という道案内をして。
平たく言えば、ある程度「こういう流れを汲み取ってほしい」って気持ちがある。
もちろん、ラストをハッピーエンドと感じるか否かは、読み手次第。
それでも、過程やエンディングが変わるわけじゃない。
だけれども「詩」というのは、そういう枠組みがないわけだね。
どう読んでもいいし、エンディングとするかどうかも自由だし。
その時の気分によっても、印象が変わったりする。
読み手の自由な発想で読めるもの、それが「詩」だと思ってるんだよな。
俳句や短歌も幅は広いが、文字数とか季語とか、規則性がある。
それすら「詩」にはない。
ある種、読み手に、空想・発想を丸投げみたいな(笑)
書く側にとっても、幅は広い。
物語性があってもなくてもいいし、キャラクターがいてもいなくてもいいし。
季節感があろうとなかろうと世界観があろうとなかろうと、気にする必要ないし。
なんなら、自分でわかっていさえすれば、誤字・誤用・造語なんでもアリ。
書き手には、もちろん書き手なりの想いはある。
だとしても、少なくとも、自分は「メッセージ」だと思って書いてはいない。
よく「伝えたいことがあるから書く」という言葉を聞くけれど。
それを読み手に押しつけるのは違うと思うんだよな、特に「詩」は。
読む人が、なにを発想して、どう思い、感じるか。
その自由度が高いのが「詩」だろうと思う。
書き手の「メッセージ性」が、そういう自由を奪ってはいかんのじゃないかと。
読んだ時に「これはこういうこと?」「なんでこうなんだろ?」とか思ったり。
読んだ後に「なんか楽しい」「なんか寂しい」とか感じたり。
エンディングは、読み手のかたそれぞれ、その人だけのものになる。
物語のように、書き手に誘導されることもないし、どこにも帰着しない。
ストーリー性があっても。
「ぼく」を自分と重ねても、ほかの誰かと重ねても、客観視してもいい。
「きみ」というのも、同じ。自分でも他者でも、発想してもいい。
文章に、自分の経験や記憶を想起してもいいし、想像してもいい。
※ 詩のカテゴリである歌詞なんかは、割と、こういう雰囲気だよね。
でも、聴く側の発想で自動補完してる部分も大きいはず。
要は「詩」って、そんなに難しいものではないのだよ、ということ。
読み手の自由に読んで良くて「誤読」はない。
「こういう意味なのかなぁ」ではなく「こういう意味だよね」でOKだと思う。
井伏鱒二、金子みすゞ、草野心平などの詩を読むと、よくわかる。
自己主張を読み手に押し付けず、自由な発想を許容してくれている感じ。
ジャン・コクトーやボードレール、ヴィヨンなども、サラっと読むといい。
翻訳が難解っぽく感じるものもあるけど、実はそうでもなかったりする。
(敬称略)
いろんなキャラクターが動いている物語の世界もいいけれど。
たまには、幅の広い「詩」を書いたり、読んだりするのもいいかなぁと思う次第。
しかし。
サイトの公開設定上、作品一覧にごっちゃになって入ってくるので。
短編ものの話だと誤解させてしまうのが心配になった。
その結果、現状、シリーズでもないのに、シリーズ分け。
こうしとくとタイトルの上に「物語じゃないよ」って出るから。
ジャンルカテゴリ別とかに分けられないもんかね。
同じ書き手だからといって、常に同じジャンルで書いてるとは限らないよなぁ。
作品絞り込みはできるけど、ジャンルでは分かれてないしさ。
ジャンル別で並べ替えとかできないと不便だと思うんだが。
ちなみに投稿する側も、ごっちゃ。
投稿した作品一覧、ごっちゃ。
こっちは絞り込みすらできん。
そもそも小説投稿サイトなので、詩やエッセイは想定外だったのだろうけど。
並べ替えくらいできてもよさそうなものなんだがなぁ。
投稿順とか更新日順とか、完結、未完結とか。
まぁ、管理が大変ってほど本数がないので、少し不便だって思うくらいだが。
話を書くのには、下準備も必要なので。
せっかくシリーズにもしたことだし、時々は、詩も投稿しようかなと。
ただ、括りが「短編」になるのが気がかりなんだよなぁ。短編新着表示とかさ。
でもね、連載と短編しかテンプレートがないんですもん……。
しかも、1部分は200文字以上でなければならんのですわ。
自分の書く詩は短いので、短編で連作にしないと投稿できないんですわ。
しかたないよな、ジャンルは存在してても、メインジャンルじゃないからさ。
用意されているものの中で、いい方法を探ってくしかない。
ってわけで、ないものねだりはしないよう、って話
自分のマイページに物語と詩が多く入り混じるのを避けることにした。
なので、詩用を連載テンプレートで作ってシリーズに追加。
そして、前のものは検索避けかけておくとマイページ非表示になる。
新しく追加した時をどうするかは検討中。
だが、詩に関しては常に1つにしておこうかなって感じ。
物語の一覧の邪魔になってしまうのじゃないかと思うので。




