またねトリノス、軽トラ女子
今夜は手抜きでチルドピザ。
ベーコンとシャウ◯ッセンと玉ねぎとチーズ増しで。
お酒は、葡萄を漬けた焼酎の炭酸割り。
今日も良い日だったね、公たろう。
昨日お届け注文していた玉子と牛乳が届いた。
どうやらクトレー商会の系列の商人さんだったらしく、私にくれる地図を商会から持ってくるようにとリバイゾさんが直ぐ手配してくれた。
《戸倉様、お忘れかと思いますので進言します》
「なに?」
《無限収納に放置したままのカジキマグロの鱗や骨、クトレー商会にお渡ししていかがでしょう》
完全に忘れてた!!!
「そうだね、地図のお礼代わりにあげちゃおうか。教えてくれてありがとう、ナビちゃん。」
幸い、お金にはまだ余裕がある。
今の内に返せる恩を返しておかなければ、対等ではいられない。気分的に。
「リバイゾさん。地図のお礼にカジキマグロの素材アイテムを差し上げます。」
「ん、お礼?別に気にするこたぁねぇよ。」
「まぁまぁ、私が持ってても使う予定も使い方も知りませんので。ぶっちゃけ押し付けです。」
「あはは!ケーコさん、ぶっちゃけ過ぎ!!」
「んじぁまぁ、ありがたく頂いとくわ。」
地図を持ってきてくれた商人さんの馬車に積めるだけカジキマグロの素材アイテムを詰め込んだ。
この商人さんには後でボーナスあげてね、リバイゾさん。
「ここから南東門を出てから1番近い村は竹細工の村だ。竹林に囲まれているから魔物もほとんど現れないが、商人も訪れにくい土地だな。まぁ、馬車で2日ってところか。」
「あの村で作った竹のランプシェード、私ずっと狙ってるんだけどあんまり売ってないんだよねぇ。」
インテリアとか気にしない意識低い系だけど、竹林があるってことは筍掘りが出来るかも。
1度やってみたかったんだよね、筍掘り。
「じゃあ、その村に行って何点か竹細工を仕入れてみます。ランプシェードもあったら買いますね。」
リバイゾさんとジュリアさんがそれぞれ仕事に向かった。
私も3日間の宿泊代を支払ってアリーさんとボスさんにご挨拶をした。
「ルーゼンに滞在する時は、また泊めて下さいね。」
「私はしばらくしたら村に帰るけど、向こうで会えるのを楽しみにしてるよ。」
「また活きの良い魚があったら、頼む。………これ、昼にでも食べてくれ。」
そう言いながらボスさんに包みを渡された。
「アンタの為に、おにぎり作ったんだってさ。」
「ボスさん、ありがとうございます。」
まだ、ほんのり温かい。
ホントは覚める前に無限収納の時間停止にしまった方が良いんだけど……。
この温かさをもう少し手に乗っけていよう。
出口のドアの前
もう一度振り返えって
「お世話になりました。」
さて、南東門に行こう。
トリノスのドアを開き外に出ようとして
バタン!!!
思いっきり閉めた。
「何で、何で1番面倒くさいヤツが居んの!?」
今日中に旅立てるんかな、私。
軽トラちゃん「ご主人が困ってる!」
ナビちゃん《ちょっと行って参ります》
軽トラちゃん「ボクもアイツ轢いてくる。」
ナビちゃん《駄目ですよ、軽トラさん。手加減しないと》
軽トラちゃん「大丈夫、世の中には【3秒ルール】ってのがあるんでしょ?」
ナビちゃん《?》
軽トラちゃん「3秒以内なら、何を殺ってもセーフだって聞いたから!」
ナビちゃん《ど・な・た・に?》




