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悪巧み、軽トラ女子

今日は珍しく休肝日。

そして明日は木曜日。

更新お休み、定休日。


「んがぁぁぁ!!!」


いかん、忘れてた。

本物のツミノーアを食べ、そろそろトリノスに帰ろうと思ったんだけど……


「玉子と牛乳とバターを買ってなかった。」


チーズを買った時に、何で思い付かなかったかなぁ?

市場に戻って探してみたら、まだバターはあった。

普通のも、無塩のも。

でも玉子と牛乳はもう売り切れてしまったらしい。


《戸倉様。明日の朝、トリノスに届けてもらってはいかがでしょう?》


「ナビちゃん、ナイスアドバイス。」


なんとか配達料金込みの1割増しのお値段で話がついて良かった。

まぁ、大量に注文したからだろうけど。


……


………


…………


「あぁ、お帰り。市場は楽しかったかい?」


今日もアリーさんがお出迎えしてくれた。

ボスさんは接客苦手っぽいもんね。


「アリーさん。明日の朝、私宛に玉子と牛乳が届くので来たら教えて下さい。」


「あいよ。」


これでおけ。


「ターンからの手紙、読んだよ。ホントにあんたには世話になったね。」


アリーさんは字を覚えている最中だったそうで、今回は自分で全部読んだから時間が掛かってしまったそうだ。


「もう少ししたらルーゼンも人の出入りが落ち着く季節だからね、そうなってから村に帰るよ。」


他の村人もアリーさんから村の話を聞いて、ぼちぼち帰ろうとしているらしい。


「私もひと通り旅して回ったら行きますね。シャーリンちゃんとも約束しましたし。」


「そん時は村をあげて歓迎してあげるよ。なんたって私ん家は元締めだからね。」


「はい。楽しみにしてます。」


ルーゼンから南の漁村まで軽トラちゃんなら3日で着く。

ルーゼンがこの大陸の中心に有るなら、例え北の端から南に向かっても7日も掛からないだろう。単純計算だけどね。

先ずはこの大陸の行けるとこまで行ってみたい。


「そういや、今日は夕朝食付きでの泊まりだったよね?」


「そうです。」


「リバイゾと顔を合わせたくないなら部屋で食べるかい?ボスが良いって言ってたからさ。どうする?」


あ、そっか。

今夜も来るんだろうな……


「折角のご厚意ですが、最後の夜なんでお酒飲みたいから食堂で食べます。」


「ぷふふ。流石は酒好きだね、厄介事より酒を優先するなんてさ。」


「いざとなったら、リバイゾさんを潰しますので。」


「じゃあ、強めでお高いヤツでも用意しといて、潰したらアイツに請求書をまわしとくよ。」


「おぉ、タダ酒なら底無しですよ。任せて下さい。」


アリーさんと私は、お互いニヤリと笑いながら結託した。






軽トラちゃん「ねぇねぇ、ナビちゃん。」

ナビちゃん《どうしました、軽トラさん》

軽トラちゃん「ボクね、思ったんだけどさ。ご主人用のお薬とか、怪我した時に使う包帯って買わなくて良かったのかなぁ?」

ナビちゃん《!?》

軽トラちゃん《ボクやナビちゃんなら怪我しないから良いよ。でも、ご主人は怪我したり病気になったりするかもしれないでしょ?》

ナビちゃん《そうですね、気が付きませんでした。直ぐに戸倉様に進言を……》

軽トラちゃん「あ、でも前にご主人が言ってたっけ。」

ナビちゃん《?》

軽トラちゃん「酒は百薬之長って。」

ナビちゃん「軽トラさん。それは飲んべえの常套句です」

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