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驚愕、軽トラ女子

病院付き添いの待ち時間にこれ書いてます。

3、4時間くらいだから残りの時間は動画でも見ていよう。

「東の農村で最近ルーゼンに来たのは……

ラージルさんが長をしている村ですね?」


「話が早くて助かります。えぇ、ラージルさんが先月連れてこられたピクアさんに領主様がご執心なのです。」


「ピクアさんは今、この城に?」


「はい。領主様が片時もお側から離さず、業務も滞っております。」


「既にラージルさんとは取引が済んでしまったのですか?」


「どうやら、私が王都への連絡をしている隙に領主様が……。」


ご執心だの、滞るだの、取引だの……

完全にアウトじゃない、ここの領主?

それを隠蔽とか、悪行に加担はしたくないな。


「ピクアさんって方は無理矢理連れてこられたんですか、私みたいに?」


「いえ。どうやら適齢期を過ぎていたのでラージルさんも困り果てていたところで、何処からか領主様のお話を聞いたそうなのです。むしろピクアさんもおとなしく連れられて来た様です。」


「領主様って、もうパートナーが居るんですか?」


「えぇ、第一順位にいる、マリーア様を筆頭にカルミナさん、サントラさん、ナスティーアさんがいらっしゃいます。」


既に3人も愛人が!?

これ、強制クエストじゃなかったよね。

クリアすんのやめようかな。


「ところで、何で領主の……不祥事の尻拭いに冒険者ギルドのジステリアさんを呼んだんですか?私まで巻き込んで。」


「私と領主は幼馴染で、まぁ……腐れ縁と言うやつです。前領主に現領主の面倒を押し付けられたので仕方無く来ています。」


前領主すごいな、腹黒のジステリアさんに厄介事を押し付けるなんて。

私もとばっちり食らったけど。


ん?


「んで、結局領主の不祥事が問題なの?

それとも世間様にバレる事が問題なの?」


私の素朴な疑問にジステリアさんとヴァンノーさんが顔を見合わせた後揃って溜め息をついた。


「1番の問題は領主様のご趣味が知れ渡り、続々と新しい取引を持ち掛けられてしまうことです。」


「今はまだ領主個人の資産で趣味の一切を賄っているようですが、それも時間の問題です。」


「ですので、領主様にはきっぱりと、ご趣味の自重をして頂きたいのです。」


「んで結局どうしようってのかが、いまいち良く分からん。」


「領主様にとって最高のお相手と出会って頂き、他の方々へのご興味を失って頂きます。」


「は?じゃあ今居るお相手さんたちは捨てられるの!?」


「いいえ。そのような非道は決して致しません。お望みであれば、最後までここでお過ごし頂くことも考えております。」


「もし元の家の方々が引き取ると言うのでしたら、それなりのお礼と共にお返しもします。」


じゃあ、まぁ……一先ず愛人さんたちの人権は守られるのか。

確かにルーゼンの運営費にでも手を出して、事が公になって反乱でも起きたら街に被害も出るかもしれないしね。


「で、その最高のお相手ってのは目星がついてるの?」


「いいえ。それを冒険者ギルドでも口の硬い冒険者の方々に内密に調べてもらっているのですが、なかなか……。」


「ケーコさん。貴方は旅をしていると仰ってましたね。是非、貴方にも探すお手伝いをして頂きたいのです。」


「んー、ついでって事なら覚えておきますけど。因みに領主の好きなタイプってどんな感じの見た目なんですか?」


「領主様は大柄で毛の色が黒く艶をお持ちの方を好んでおります。」


「そして、側に呼べば素直に甘えてくるのが良いらしいですね。後は……が、大きいのが。」


「へ?何が?」


「おむねが大きい方が。」


領主、きょぬー信者かい!!!





ナビちゃん《軽トラさん。覚えたての言葉を使いたいのは分かりますが、恋愛相談は簡単では無いのですよ》

軽トラちゃん「大丈夫だよ。だってそのうちトナカイさんもアイテムになるんだし、ジリアさんのお馬さんと会うことも無いよ。」

ナビちゃん《!?》

軽トラちゃん「カジキマグロ……あ、ノコギリザメさんか、は透明できれいな石を出したけど、トナカイさんは何色のを出すのかな?楽しみだな。」

ナビちゃん《至急、軽トラさんの情操教育が必要ですね》

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