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漁村に到着、軽トラ女子

たまに無性に食べたくなるなる

塩おむすび。

明朝。

土鍋で炊いたご飯で塩おむすびを作りゴローダイさんを助手席に乗せて出発した。


軽トラちゃんについてはゴローダイに上手く説明出来ないから、魔法で動く馬車みたいな物とナビちゃんが伝えてくれた。


ゴローダイさんには三角。自分には運転しながらでも食べやすいようにひと口で頬張れる、小振りに作った塩おむすびを食べながら軽トラちゃんを走らせること20分程、ゴローダイさんの住む漁村の入り口が見えてきた。


「おぉ、ごごだばごごでじば。わずごむがば。」

ナビ訳(おぉ、ここですここで御座います。私の村は。)


漁師の村であればすでに活気溢れる時間なのに

村の中は静まりかえっている。


「ナビちゃん、サファギンはまだ感知しない?」


《はい。確認出来ません》


「なら今のうちに船着き場の方を見てこよっか。」


お礼をしたいと言ってくれたゴローダイさんに


《先ずはサファギン退治を優先したいので終わってからご厚意に甘えさせて頂きます》


とナビちゃんに代弁してもらい、一旦別れることにした。




「このまま軽トラちゃんで村の中を移動するわけにはいかないよね。ここでお留守番……」


パカパカパカパカパカパカパカパカパカパカ

パカパカパカパカパカパカパカパカパカパカ


軽トラちゃん、全力の抗議。

でも、朝早くに人里でクラクション鳴らさなかったのは偉い。


《戸倉様には技術(スキル)軽トラック召喚がありますので、一時的に軽トラックを収納する事が可能です》


「収納、何処に?」


《…………異世界的なアレな感じの所に》


ん?


「あ、そう……なんだ。うん、ありがとうナビちゃん。」


《戸倉様、はっきり仰って下さい。》


そんな筈はないけど、いつもよりしょんぼりしたナビちゃんの声に何てフォローしよう。


「まあ、ナビちゃんだって何でも知ってるわけじゃないもんね。で、でどうやって軽トラちゃんを収納するの?言葉?動き?」


こう?こうかな?いや、こっち向き?

色々とポーズを変えながらナビちゃんの返答を待つ。


《戸倉様な気を使わせてしまう、不甲斐ない自分を埋めたい》


何処に!?


助けを求めて辺りを見回すと軽トラちゃんと目が合った。軽トラちゃん、目は無いけど何か合った。


しゅゅゅ


え、軽トラちゃんが消えた?

このタイミングで!!


待ってこの状態でナビちゃんと2人っきりにしないで、ホントは1人だけど。


「……あれ、ナビちゃん?」


「おーい、そろそろ元気出してよ。」



軽トラちゃんと一緒に収納されちゃったのか、異世界的なアレな感じの所に。


「えぇと、船着き場はこっちか。」

軽トラちゃん「出番まだだった。」

ナビちゃん《私を埋めて下さい、永久凍土に》

軽トラちゃん「掘るの大変だからヤダ。」

軽トラ女子「で、どうやって軽トラちゃんを召喚するの?」

軽トラちゃん「あ!」

ナビちゃん《あ!》

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