境界線を肉眼で確認、軽トラ女子
某コンビニで店内調理しているカツカレーを10年振りくらいに買って食べたんだけど……。
味変わっててガッカリ。
酸味増しのシャバシャバ風になってやがった。
やっぱりカレーライスならドロッとしてなきゃ!
スープカレーじゃあるまいし。
さてさて、女子2人からの口撃を掠りながらも凌ぎ辿り着いた境界線。
森を抜けてだだっ広い草原を進み、その場所に来た。
途中、何度も魔物に遭遇するも全て軽トラちゃんのスピードで逃げ切った。
「おぉ!素晴らしい景色だ。遠くに街らしき物も見えるな。」
ふはははは!田舎育ちの視力2.0は伊達じゃないぞ。
あれが東の港かな?
境界線は私の視界を遮りはしなかった。
ただし、聞いていた通りにこのまま進むことは出来ない。
何故ならここは……
「ケーコちゃんてばっ!!!何でそんなに平然としていられるのよ!?」
声、出てるぞサンちゃん。
まぁ、下からの風が強いからそれほど大声には感じないから良いけど。
《戸倉様、危険です。もっと崖から離れて下さい》
あはは……ナビちゃんも大袈裟だなぁ。
いくら崖の上だからって、んなにオドオドしてたら余計に危ないよ。
この大陸の南東区域と東区域の境界線は崖になっていた。
それも南東区域は東区域よりも高く、高低差が半端なかった。
もしかしたら境界線に向かうに連れて、標高が少しずつ上がっていたのかもしれない。
「崖ってさぁ、登るより降りる方が難しいと思うんだよね。」
《この様な場所で冷静に何を仰っているのですか?》
「だってさ、登るならこれから手を掛ける所を見ながら上に進んで行けるけど、降りる時は足元見えないんだよ。そっちの方が恐ろしいでしょ?」
「そんなことより、早くこっちおいでよケーコちゃん!見てるだけで足がガタガタ言ってるよぉ。」
「あぁはいはい。」
確かにこの崖はアカン。
進むなら降りると言うより、落ちると表現した方が良いだろう。
しゃーない。
今夜はこの辺で泊まって、明日朝日を拝んだら境界線に沿ってルーゼンに向かおう。
きっと綺麗な朝日を見ることが出来るんだろうな。
「はーい注目!この崖から離れた所で今日はもう休みまーす。」
そんなこんなで晩ご飯作りです。
今夜は
《お魚以外のお肉を食べてみたぁい》
とのサンちゃんの希望で、なんとかポークを調理する。
……と言うか、既に下拵えは済んでいるから焼くだけなんだよな。
昨晩の内に、味噌、料理酒、味醂、鷹の爪をボウルに入れて混ぜ混ぜ。
なんとかポークの肩ロースを1センチの厚さにスライスして味噌他を入れたボウルにぶち込む。
んでよく揉み揉みしてから時間経過エリアの無限収納に置いておく。
はい、そして約20時間放置しておいた物がこちらでございます。
この味噌漬け肉を焼いていくぅ!
「あぁん!発酵臭がしてるのにその風味が逆に堪らなぁい!!!」
声出てんぞ、サンちゃん。
うん、やっぱり味噌漬け肉は少し焦がすくらいが丁度良いなぁ。
じっくり漬け込んでいたからなんとかポークも柔らかいし、土鍋ご飯にも合う。
独り暮らしを始めた頃から節約の為によく作りおきしていた豚の味噌漬け。
週一でお安くなる豚肩ロースをたんまり買っては漬けを繰り返して、お弁当のおかずにも困らなかった。
奥さん、今日はこれだけ覚えて帰って。
ピコン
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軽トラ女子「何かいっぱい来た!?」




