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68 自治都市イカルガ2

申し訳ない、暫く離れてました

ちょいちょい再開できればと思いますが、なかなか・・・


68 自治都市イカルガ2


~~~~


 俺の名前はジェイドだ。何のことはない、どこにでも居る、しみったれた中年の冒険者ってやつだ。今は自治都市イカルガから大戸へ、魔物の素材を積んだ行商人の馬車の護衛中だ。




 イカルガは戦力として強い都市だ。立地的にも成り立ちとしても独立した城塞型の都市であり、必然、堀や外壁の外側には未開の地が多く、魔物が多く、それを狩る者たちも多くなる。

 最近は特に魔物討伐の依頼が多く、受注票が依頼板にギッチリと貼られてきている。見ると、今までは遠くの魔物の確認報告からの討伐依頼だったものが、最近では近くの農地で作物を荒らしたとか、開拓地に野良魔物が入り込もうとしたとかが増えた。

 こう言ってはあれだが、被害がでたり、危険の多い緊急性の高い依頼が増えてきて、勢いのある冒険者達は喜んで依頼に出て行った。近場で一般人には驚異だが、冒険者には容易い魔物の討伐だ。そりゃギルドは盛況だった。

 だが、思ったより魔物の数が多かったり、手強かったり、あるいは冒険者が万全でなかったとか、そういうアクシデントはある。依頼が多ければ、どうしてもアクシデントも増える。

 そして、負傷、あるいは疲れて、はたまたあっけなく死ぬ奴も出てきた。そうして年寄りの歯が減っていくように、勢いのある新人冒険者から、少しずつ見かけなくなってきた。

 ガキじゃないんだ。独立している斑鳩には人員の補充はほとんどない。依頼票には咀嚼しきれずに喉を詰まらせるように討伐依頼が溜ってきた。依頼料を直され、至急と赤字で書き足され、未開拓地の被害の様子、子どものつたない、しかしどの様な綺麗な文字より訴えかける依頼の文章。


 ・・・・・・だが、それでも余る。


 どんなに美味しい料理だろうが、歯がなければ食べられないんだ。


 割と美味しい討伐依頼を連続して熟し、少し休養してから、今朝冒険者ギルドに行ってみて察した。ここはもう持たないと。領主の持つ軍人が一人居て、ギルドの依頼を緊急性の高い順で少しずつ減らしている有様であった。軍も相当忙しいと聞く。


 近場の、確実に出来る魔獣の討伐依頼を受けるつもりであったが、やめた。


 なかなか居ない暇な奴を捕まえて、一杯奢って最近の魔物事情を聞く。どうにも昨日、討伐依頼の魔物と戦っている時に違う魔物が割り込んできて散々な目に遭ったらしい。すぐさま討伐を中断し、慌てて引き返したが、あわや魔物の集団に飲まれる一歩手前であったらしい。


 遠目に見たと、巨岩獣、メガロックビーストとも呼ばれる。この辺でも有名な魔物だ。縄張り意識が強く、滅多に移動しない、ずっと日向ぼっこしているような魔物だ。

 今まで腕自慢が挑み、そして全てを跳ね返してきた圧倒的巨岩の魔物だ。そいつが周囲の魔物を引き連れてイカルガに進行中らしい。俺も巨岩獣の調査任務を一度やったことあるが、遠目でも分かる。とてもでは無いが人間が真っ当に相手をできる相手ではない。


 縄張り移動なんてここ数年起きて無かったらしいが…これはいよいよ潮時かと思い、さっさと他所へ行く護衛の依頼を受けたってわけだ。流石に依頼も無しに逃げ出すのは俺の矜持が許さなかった。大戸には知り合いの凄腕冒険者達がいる。俺では適わないが奴らならば…。


 そんなとこだ。かっこ悪く逃げ出したわけだ。だが後悔はしていない。


 俺の若い頃からの冒険者の知り合いは多く居た。将来は英雄。凄腕の新人。性格も良く依頼はえり好みしない。そんな奴は沢山居たが、その多くがある日、依頼から帰ってこなくなる。

 その後も見かけなくなり、一週間もすれば死んだんだろうと噂をされて、一ヶ月もすればほとんどが忘れられる。運良く死体を持ち帰れる場合もあるが、結果はそんなもんだ。


 専業冒険者で中年までやってきた奴はだいたいがそこまで戦闘面では強くはないが危機管理のしっかりした奴だ。どんなにかっこ悪くても死なない、失敗しない立ち回りをした奴が最後に生き残るもんさ。




「ジェイド、良かったのか?イカルガにはお熱にしてる娘が居たんだろ?」


 ハンス。俺の冒険者仕事のパーティーだ。弓を使う。弓使いは冒険者に適している。状況を冷静に俯瞰して判断できる奴が多いな。

 割と冷静なハンスが、事ある毎に俺に斑鳩に残れと言ってくる。あの顔、死に場所を求めている顔だ。

 俺とて人の子だ。それは俺も考えた。斑鳩には長く居た。思い入れもある。

 だが、こうも考えた。俺たち冴えない二人が増えたところで大勢は動かない。なら、少しでも可能性があるなら、外に目を向けるべきだ。俺たちの生存率も上がるし、援軍を呼べるかもしれない。


「うるせーぞ、ハンス。しっかり警戒しろ。その話はさっきもした。これで良かったんだ」


「イライラすんなや、やっぱり気になってんじゃねーか。今からでも戻って良いんだぜ。護衛くらいならお前が抜けても完遂できる」




「無駄口を叩くな、雇われ冒険者は獣の心配をしていろ」


 護衛をしている商人の私兵が口を挟んできた。雑談とは言え、あまり良い勤務態度じゃなかったな。


「おーおー、人殺し専門の傭兵さんは仰ることがちがいますなぁ」


「貴様ッ…ふん、大源殿はなぜこの様な者共を用立てなさったのか」


 ウチの雇い主の私兵の隊長さんだ。私兵は全員で6人。見た感じ、あまり強くない。はっきり言って格好だけの兵士だな。隊長さんはちったぁやるようだが。

 まぁ、見せかけの木偶でも何人も居れば賊除けにはなる。弱い魔物なら囲めば倒せる。だが強い魔物はそうはいかない。倒すのは無理でも、魔物の習性を読んで逃げる。足止めする。別行動で遠ざける。そういう選択も出来る。魔物相手にはやはり冒険者が適任だ。




「ん、ジェイド。10時の方向から見られてる」


「脅威なのか?賊、魔物、あるいは地元の狩人、そのあたりか」


「ん~や、まだわからないが、よくない方かな。狙われている感じだ」


「なんだ敵か?勘違いではないだろうな?悪戯に行程を遅らせるわけにはいかんぞ」


「静かに、・・・・・・恐らく賊だな。音の大きさ、動き方からして監視だけじゃない。もうすぐ仕掛けてくるな。隊長さん、戦闘態勢で待機しといて」


「む、そうしよう」


 言われてみると茂みの奥に影が見える。並走してるな、嫌な感じだ。


「確かに、こっちを窺ってやがるな」


「姿を現さずにつけてきてるあたり、盗賊か。先制するか?」


「この距離だと矢の無駄かなぁ。牽制にはなるが、こっちは馬車がある。追いかけて各個撃破していく訳にもいかん」


「しかしこのままは良い鴨だ。牽制程度でいいから威嚇射撃を頼む。別に当ててもいいんだぞ」


「確かにな。良いところ見せれば危険と見て近づいてこないかも知れないしな」




 ハンスが馬に乗りながら矢を番える。こいつは狩猟民族顔負けの流鏑馬ができる。


 ビュン!、・・・・・・ビュン!


 ハンスが何発か、茂みの向こうに射かけていく。


 くぐもったうめき声が微かに聞こえた。当てたか。




「止まるぞ」


「ハンス、なんて言った?」


「ジェイド、ここで停止だ」


「ああ、隊長さんここで一旦停止だ、大源さんにも宜しく」


「先ほどの尾行者はどうなったのだ?まさか、待ち伏せか?」


「さっきの奴は偵察の可能性が高い、お誂え向きにこの先は谷だ」


「今のうちに突っ切った方がいいんじゃねーのか?」


「たとえ今突っ切ったとしても馬車では捕まる。谷での戦闘は無謀だ。大きく迂回するか、ここで相手を無力化するしかない」


 ……。


「どうしましたか?」


「ああ、大源さん、どうもこの先の谷で盗賊が待ち伏せしてる可能性が高いようで」


「迂回はできないのですか?」


「こっちは馬車ですからね、小道で追いつかれるとどうにもならないかと。ハンス、このあたりで盗賊の情報はあったか?」


「いいや、冒険者ギルドの情報でも無かったな。ただ、行商人と旅人の失踪が多い。追い剥ぎされた高価な金品は市場に流れてるという話だ」


「ふむ、ここで停止したのは悪手だったか。武装していれば見逃してくれる手合いだったのかもな。此方が止まった事で刺激したか」


「いや、止まって正解だ。向こうは最初からやる気満々みたいだぜ、…見えるか?」


「見えねぇ、どこだ」


「……どうやら馬で来るみたいだな。11時の方向から来るぞ」


「規模は?」


「10人以上だな」


「囲まれると最悪だ。俺が一当てして乱すから後は頼んだ」




 盗賊ってのは好きじゃない。力があれば犯罪以外の仕事はあるもんだ。結局こいつらは生きる為と言いながら、人の道を外れ、獣に成り下がった畜生どもだ。




 谷の方向に一騎、駆けていく


 見えた。


 前列に斧や剣の近接、後列に弓、杖持ちもいるな。まずいかもしれない。流石に俺が突っ込んでくるとは思ってなかった様で面食らってるな。木が多くて馬の勢いのままは突撃できない。


 ここは魔法で先制だな。


≪爆ぜろ――フレイムランス≫


 よし着弾。慌ててるな。っと、一人射掛けてきやがった。危ない危ない。


≪切り裂け――ウインドエッジ≫


「フンっ」

ギャリギャリ


 打ち返してきたな。流石は本職。盾にズシンと来たぜ。だが、まだまだ


≪燻れ――スモークボール≫


 よし、煙で覆った。これで狙いが付けづらくなるだろう。馬を止める。




≪彼の地は荒野――恵みの雨は降らず、断罪の礫が降る――ストーンシャワー≫


「ぐ、」「ぐぁああ!」


ドゴドゴドゴッ、グシャ、ゴゴゴゴン


 視界を奪ってからの長めの詠唱が決まった。何人かは倒せただろう。



 よしこれで、


 ブンッブンッ、グシャ!


「ぐっ…」


「ヒィィィン!、ヒィィィン!」


 っち、何かのスキルか、斧が正確に飛んできやがった。俺の足と馬に食い込んでやがる。いてぇ…。


≪癒せ――・・・≫ 「ヒィィィン!」

 まてまて!


『グシャ』


「ぐぅ!」


 馬に振り落とされたか…。


≪癒せ――ヒール≫


「はぁっはぁっ…ふぅー」


 愛馬でもなかったが、馬には逃げられたな。…強く生きろよ。




 あたりを見渡す。谷の方を見てみると、近づいたからか、山賊がまた追加で出てきているのが見えた。


「…冗談じゃねぇ」


≪彩れ――カラーファイアー≫


 上空に火の玉を打ち上げる。俺の戦線離脱、敵の増援を知らせておく。全身を強打してて、特に左足が酷い。血は止まっているが戦線復帰は厳しいな。さてどうするか。



~~~~



 一度店内の人に外に出てもらって、お店をボコンと時空アイテムボックスに仕舞って、村の外に出て、もっかい出した。

 面積がコンビニ二軒分はあるからね。最後にここにいるお客さんに買い物してもらって、さて出発である。

 みんな忘れてると思うけど、これ、走るんだよね。無駄機能、1回は使わないと。ということでお店の試運転も兼ねて走らせてみようと思ったわけね。



「出発だよっ!うーたんっ!」


「うー」


 うーたんを40匹を出して、魔力が自然回復した兎からどんどん魔力を献上して貰うという、いとも容易く行われる非道行為によって各種機関の魔力供給は万全である。

 魔力供給以外やることないうーたんは自転車で発魔している。絵面がヤバイ。

 エコ発魔装置分だけだと三分で空になる事が分かってた為に、苦肉の策である。


 あと、横幅十数メートルで二階建てのこの物件、デカ過ぎて道が困るのです。


 しかし、

「エンジン始動、まずは車輪モードで道なりに進んでみて。大きな障害物があったら水ジェットでぶっ飛ばしちゃって。人が居たら停車してね。基部はオリハルコン、壁はミスリルだから木とかそのくらいなら体当たりで平らにできるはず。私はモニター見てるから何かあったら報告ね」


「うー、ううー」


 ゴゴゴゴゴゴ……


 動き出すコンビニ、薙ぎ倒される木々、粉砕される岩、均される道。

 轍と生き物の行き来によって踏み固められただけの狭い土の道が、あら不思議。コンビニが通過した後には多少ボコボコしてるけど10メートルのトンボで均したような大きな道に!木もめり込んで埋まって丈夫だね。


 コンビニ音『ゴゴゴゴ』

 ウォーターカッター『ビシュン、ビシュン』

 体当たり粉砕『ドカン、ゴシャゴシャ』


 やかましい。私はマイクから拾う音声の音量をを下げまくった。モニターを見ると、赤点で魔物が表示されている。大体はホーンラビットやらビックラット、ゴブリンなどなど、野生動物の感が働く魔物は一目散に逃げていく。血迷ったゴブリンなんかは粗末な棍棒でガラスに殴りかかるも残念、道になりました。やっぱ人型は鈍感なんかね。モデルとなった動物の性質が反映されている。


 コンビニのガラスに赤いものが付いたかと思ったら、木とか土ですぐに押し流されていったけど、グロすぎだろ。


 時速は20キロ。このままじゃ到着がおくれちゃうかな。索敵範囲は目視ができる範囲なら最大で数キロまで届く様なので、直線の道では時速60キロくらい出す事にしよう。木とかコンビニのガラスにぶつかって木っ端微塵ですわ。馬力が違う。




「このお店、半端ないですね…」とスズカ


「なんて成金趣味な乗り物なのよ、これぇ…」とレミ姉。


「お嬢様、紅茶でございます」っと、多少揺れても動じないシエラ。


『モシャモシャ』兎の足を咥えているソルティア、摘み食いかな。


 人にすれ違うことなく、一時間くらいすると谷に到着。


「おっと、これって盗賊のアジトってやつなのかな?」


 モニターにはオレンジ色の点滅が十人程。説明には『賊』8人『頭領』が一人、緑色で『捕虜』が5人。みんなで難しい顔でモニターを覗いている。


「朧ちゃんとスズカさんはここで待ってて。私とシエラさんとうーたんで制圧してくるわ」


「むむむ~、よろしく」


 それが宜しいだろうということで、シエラとレミ姉と茶うーたんチームを送り出した。


「朧先生…」


 スズカが不安そうな顔でこっちを見てくる。盗賊のアジトで捕虜、何も起きないはずは無く・・・という事を想像してしまったんだろう。うむ、つらい。


「部屋で休んでても大丈夫だよ?」


「…いえ、私もお手伝いします。お風呂場の用意しますね。うーたん借りていいですか?」


「そう。じゃあ、お願いしよう」



 30分するとみんなが帰ってきた。うーたんの背に6人乗っている。


 一人は髭の濃いスキンヘッドの大男でおそらくは山賊の頭だろう。両手両足を捥がれてダルマにされて背負われている。

 残り五人は捕虜のようだ。粗末な服を着ているが外傷は見られない。おそらく向こうで回復魔法などを掛けたのだろう。三十代の女性が一人、二十代後半の女性が一人、二十歳前後の女性が一人、十三、四歳の女の子が一人、十歳前後の男の子が一人である。みんな髪が長く、やつれていて生気がなく目が曇っている。年少組が特に酷い。



「お嬢様、色々と報告がございます」


「朧ちゃん、お風呂と部屋使っていいかしら?あと服とか」


「レミ姉、お風呂場でスズカが準備しているから宜しく」


「……」




 制御室には私とシエラ、ソルティア、うーたん、そして盗賊頭である。


「で、シエラ、どうだった?」


「はい、お嬢様。この山賊達は『毒蠍の爪』という盗賊団らしいです。この谷を縄張りにして、狙った獲物には口封じを徹底する賊の様ですね。略奪した金品と遺体などは全て回収しております。賊の話では、今はちょうど馬車を襲撃していると言ってまして、私の察知とも合います。本当の事の様です」


「谷の向こう側でってこと? うーん、シエラ、確認と救援いける?」


「可能ですが、この男はどういたしましょう」


「……」


「だんまりだね。シエラ、こいつ喋る?」


「傷を抉れば喋るかと。しかしここでは汚れてしまいます」


「じゃあまた今度でいいかな。シエラ、石化の魔法か魔眼使える?」


「氷結ならすぐにでも」


「後で戻せるならお願い」


「では」


 ピキ、ピキ…。


 シエラの目が青白く瞬いたかと思うと、盗賊頭は一瞬で氷漬けになった。

 アニメ的エフェクト無しにパッと雪山で遭難してアイスマンになった人みたいになった。余波で冷えた空気の霜がゆらゆらと降りている。


「それでは行ってまいります」


 シエラはそう言うや否や、外に出て行った。隣には氷漬けのツル禿げ髭ダルマの彫像。痛みに堪えかねてか渋面だが、口の端は軽く吊り上がっていた。憎らしい盗賊頭って顔してる。



~~~~



 道を少し外れた茂みで左足の切り傷の部分に添え木をして紐で縛る。俺のヒールでは止血するくらいが関の山だ。


 力が入らないのはどうしようもない。谷の方が騒がしかったが、また増援だろうか、流石に勘弁してもらいたい所だな。さっきの増援の賊達はどうなっただろうか…



 グァアアアー!!!



 なんだなんだ?…あれは、キラーグリズリーじゃねーか!巣を突いて連れて来やがったのか…っざけんなよ賊ども。

 あ、一人殴り飛ばされてミンチになったわザマァ…って、まだ追っかけてるし。あのまま馬車の所まで行かれると不味いな。


 俺はまだ動けない、・・・っくそが!。


 強敵と見るや、アレをぶつけてた訳か。それで生存者が無く、賊の噂があまりなかったんだな。しかし、あれでは賊の消耗も大きいと思うが、ああ、使い捨てできる奴は補充できるもんな。




「もし、そこの方」


「おわぁっ」


 振り返ると白猫の獣人っぽい美人のメイドが立っていた。


「馬車の護衛の方ですか?」


「っは?、あぁ、そうだがあんたは?」


 コイツヤバいな。下手なことをすると死ぬ。


「メイドです。あなた方に助太刀いたします。案内していただけますか?」


「膝に斧を受けちまってな。応急処置はしたが走れん」


「失礼します」


「おおっ、ちょいぃっ」


 コイツ、俺をお姫様抱っこしたぞ。動機も何も分からんが…まぁいい、この猫耳を連れてけば何とかなるかもしれん。


「あっちに道なりだ、急いでくれっ!」


自分では面白いなとは思うんですけど、皆さんには楽しめていただけてますかね

なんて言いますか、なろう作品たくさん読んでると、王道は行きたくなくなるんですよね~

どんどんキワモノ志向になっていく・・・それでもよろしければ見てやってください

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