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52 フロンティアにて2

R15程度のガールズラブ描写が入ります。


52 フロンティアにて2


 華代さんから貰った大戸周辺地図の、あまり記入の無い辺りまで来た。


 植生が濃く、近くに小川が緩やかに流れている。小川に沿って上流へ遡りながら歩いてると、小さな滝つぼまで来た。


「おお、滝だね~。探索はここまでにしよう」


「俺の調査依頼の指定場所もこの辺りですね」


「はぁ~、なんとも幻想的ね」


 私は倒木に座る。虫が寄ってこないと森っていいよね~。お、


「ザリガニ!」


 てててと駆け寄って棒でつんつん。


「あ、朧先生私を見捨てないで」


「ホッペが痛いから擦らないでよ…」


 スズカが私にくっつく。別にシエラの隣でもいいじゃない。


「俺は周辺調べてきますね」


 クラドが周りを調べに森に入って行った。


「気を付けてね~」


 クラドの背にそう声を掛けておく。


「ふぅう~」


 ブルり、水辺が近いからか身震いした。ちょっと用を足したくなってきた。

 放尿とは、体内に溜まった毒素を体外に排出する行為である。つまり、尿意とはバッドステータスだ。

 天界ネクターでもアムリタンZでも解消できるし、魔法でも何とかなるだろう。いつものように天界ネクターを取り出そうとし――


「先生、おしっこですか?」


「え、うん。ちょっと前に紅茶飲んだから」


 流石に本職(女)は聡い。スズカは私のステータス異常を敏感に感じ取った。この場には女性しか存在しない為か、スズカも直接的な表現を使っている。

 これがガールズ空間という奴だろうか…違うか。何だか機を逃したな。でもこの辺でおしっこはちょっとなぁ――


「朧先生はエルフですよね?その、おしっこって人間と違うんですか?」


「ん?ん~?」


 どうだろうか、エルフのおしっこを意識する。どこかから知識が溢れてきた。うわ、どうやらエルフのおしっこには魔力が含まれていて、更に"味"も人間と違うらしい。"素材"としても使われる?

 知らなかったわ~。そう言えば実家のおトイレは汲み取り式で大と小を分けてたな。ひょっとしたら何かに使ってたのかもしれない。


「違う、かな~?」


「え~?どう違うんです~?」


「えっと、魔力があるらしいよ?」


「へぇ~、魔力ですか。あ、ひょっとして虫除けになったりします?」


「ん~、どうだろう?」


「ちょっと、そこでシテもらっていいですか?」



 ……へ、ヤダ、変態さんかな?


 スズカ、お前……。

 でもちょっと気になるな。私のおしっこ。トイレでも自分の臭いとか分からないんだよね。前におねしょした時は……うーん、わからないな。

 エルフはハーブの匂いがすると言われても自分でわからなかったしなぁ。


「こっち見ないでね?」


「分かってますって」


 木の根元の辺りに寄る。一応探知魔法で確認する。クラドは遠くに居る。魔物は近くに無し。オールクリア。

 魔女ローブをシエラに預ける。私はパンツを脱いで手に持つ。純白パンツである。ゴスロリドレスのスカートを両手に抱えて持ち上げる。しゃがむ。射線確保。跳弾率は1%以下かな。


「お嬢様、お召し物が汚れてしまいますよ」


 後ろからシエラにソッと抱えあげられる。

 すかさずスズカが私の近くに寄って来た。私の大事な所をまじまじと覗き込んできた。う、ウソつき~。顔が熱くなったのがわかった。


シャーーーーーーー…チョロチョロ……。


 シエラが柔らかい布で拭いてくれた。スズカは私の作り出したプールに顔を近づけている。


「うーん、アーモンドとカモミールみたいな匂いですね」

 ツンツン、ペロッ

「味は、桃…?糖尿病じゃないですか!!」


「スズカ、恥ずかしいよ…」


「いや、それどころじゃないですよ!!ちょっと舐めますよ?」


 ペロッ

「え?」

ペロペロッ

「朧先生、桃の味がしますね」



 シエラはスズカのマジな表情と「病気」と言うキーワードの為、寧ろ私のアソコをスズカに突き出していた。


「お嬢様、失礼します」

ペロペロッ

「甘いですが、これは病気なのでしょうか?スズカさん?」


 ついにシエラも私のアソコを舐め始めた。スズカの時と比べて擦れてイタイ。猫舌、いやドラゴン舌でザラザラだ。


「ええ、糖尿病と言う病気の可能性があります。朧先生の食事は甘い物が多くないですか?」


「はい、多いですね。お嬢様、失礼します」


 シエラが私をその双眸で射貫く。初めてシエラにあった時と同じだ。


「…体に異常は無いみたいですね。エルフの特性でしょうか…」




「…ひっく、ひっく、うわぁぁぁぁーん」


 幼女の感情が爆発した。

 頭の中が『いやぁぁぁぁー』で満たされる。この状況から『逃げだしたい』という思いが溢れる。私は走り出した。


「あっ…」


 木の根に――


「お嬢様!!」


 シエラに抱き留められた。


「…」


「お嬢様、申し訳ありませんでした。この命をもって――」


「ひっく、いいよ、しえら。ひっく、わかってるから。ひっく」


 しゃっくりみたいになって収まらない。


 ……。


 癇癪が収まった。


「…ごめんなさい先生」


「…申し訳ございませんお嬢様」


「…いいよ別に」


 いかんな、精神魔法を自身に掛ける。


 ふぅ~。いやはや、振り返るとなんともインモラルでロリィでエッチぃ空間であったなぁ~。インモラル空間加速装置を押す。


「で、スズカとシエラ、私のおしっことおまたの味はどうだったんだ?私に詳細に話すまで許さないからなっ!」


 今度は二人が赤くなった。流石にお前らのも味見させろとは言いださない程には常識人だよ私は。…でも、再び機会があったらわからんよ。


「はい…香りはハーブと木の実、味は桃でございます」


「そう…ね、森のエルフさんって感じの味だったわ」


 うん、そうかい。……。


「先生~、そろそろ引き上げましょうか~~?」


 クラドが帰って来た。良かったな。もっと早く帰って来てたら癇癪でお前を殺していたかもしれん。


「どうだった?」


「ん~、ここまでの道中とあまり変わらないですね。でも珍しい植物がちらほらとあります。あ、妖精だ」


 クラドが指さす先に妖精が二匹いた。というか私の作ったプールを飲んでいる。まぁ、甘くて魔力があれば飲むよね。はいはい。


「あれって妖精だまりですね。妖精が多く居る森でたまに見かけるんですよ。なんでも桃の味がするとか…」


ピトッペロッ

「ホントに桃味ですね」

カキカキ……。



「くそがーっ!しねロリコン!きぇーー!」


 私はクラドを木の棒でひっぱたく。オラオラオラオラオラオラ、なんか知らないが妖精さんも加わったぞ!ころせー!


「ちょっ先生、なんですか急に、痛いっすよ、その棒地味に痛い!」



 帰ろう…。


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