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第7話:露天風呂でのお掃除と、更地回避

 その夜。

 宿屋の露天風呂に浸かっていたビビアンとシルヴィアの元に、黒装束に身を包んだ子爵の私兵たちが数十人、暗殺目的で忍び込んできた。

「ふふっ、待ってたわよ。お掃除の時間ね」

 湯気を纏ったビビアンが、風呂場に持ち込んでいた風呂桶を構える。

「お姉ちゃんの湯治を邪魔するなんて……今度こそ、本当に万死に値しますね」

 シルヴィアがニッコリと微笑み、指を鳴らした。


 数分後。私兵たちは全員、全裸姿で拘束され、宿の前面にある大通りに綺麗に積み上げられていた。

 そして姉妹は、その足で子爵の豪邸へと乗り込む。窓の大きさと壁量の不自然な違いを見つけ目検討でアタリを付けていた主寝室の奥の小部屋が外壁側から破壊された。

寝込みを襲われ、震え上がる子爵と正妻。

「ひ、ひぃぃ! 命だけは……!」

「命は取らないわ。でも、あんたたちの悪事の証拠全部もらっていくわよ。」

 シルヴィアが冷ややかな声で告げた。

「この証拠は、王都の騎士団に提出します。爵位は剥奪、財産没収。……もし逃げようとしたら、わかっていますね?」

 ニコリと笑うシルヴィアの背後に、一瞬だけ巨大な黒竜の幻影が見えた正妻は泡を吹いて気絶した。


 こうして、北の秘湯街は悪徳貴族の支配から解放され、本来の澄み切った美しい温泉地としての姿を取り戻したのだった。


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