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アラフォーおっさんのSF無双記~最強コロニーとロボットをもらったので全宇宙を自分と美少女クローンの遊び場とする~  作者: 白銀天城


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大乱闘連合戦

 バイオ研究所へ向かう途中。俺たちの車を追ってくる装甲車が2台。屋根にガトリング装備か。


「待て撃つな! 私もいる!」


 叫んで身を乗り出す男。だが敵は無視して撃ってくる。俺もビームガンで応戦しよう。適当に狙いをつけて連射。やはり左右に動く車から当てるのは難しい。雑に撃ち続けて穴だらけにしてやると、装甲車は爆発して横転する。


「はっはっは! いいぞもっと派手にぶっ壊れろ!」


 シオンが運転手を狙撃。防弾ガラスだろうが貫通して頭を吹き飛ばす。運転手を失った戦闘の車は、蛇行して味方にぶつかり被害を出していく。


「それー!」


 リリーがばらまいた小型爆弾により、数台まとめてぶっ壊れて火だるまになる。黒煙を上げながら街道が破壊されていくのはちょっと面白い。


「ヘリがきてますよー」


「おいおい、そこまでするか?」


「当然だ。私が乗っているんだからな」


 なぜ男が誇らしげなのか知らんが、こいつごと消すつもりなのだろう。


「おやおやー? でも撃ってきましたよ?」


「つまりお前を殺してでも秘密を守るべきと判断したわけだ」


「バカな!?」


「哀れですわね」


 ヘリは操縦席とタンクを撃たれて炎上、墜落して派手に爆発する。うちのビームガンならヘリごとき貫通するのだ。あとシオンの狙撃の腕がいい。


「オーナー、そろそろ研究所です。正門は厳重に閉じられています」


「バーストモード」


 ビームガンをモードチェンジ。ビームエネルギーを極限まで高めて解き放つ。でっかい門を丸ごと吹き飛ばして、壁や床にも大穴を開ける。ロボットの頭部くらい丸ごと消せる威力だ。門くらい消えるさ。そのまま車で突っ込む。


「この施設のどこかに副官ヘンリーがいる。見つけ出してミザリアへの道を作るぞ」


「了解です」


「任せてくださいなー」


 中央の噴水近くに停車。車を降りると、周囲から機銃砲台が大量に出てくる。同時にいたるところから兵士が出てきた。


「連合の兵が混じっているな」


「ここは連合の研究所だ。当然だろう」


「なるほどねえ、まあいい。お前は用済みだ」


 男の頭を撃ち抜く。その間に敵集団は迅速に動き、銃を構えていた。


「侵入者発見! 排除する!」


「撃て撃て!」


 ビームバリアを展開しつつ、新機能を試していこう。


「バトルスーツの性能を試すぞ」


「了解でーす。へんしーん!」


「変身ですわ!」


 2人がネックレスのコアに触れてギミックを解除。するとエネルギーが全身を駆け巡り、楽園から装甲が転送される。1秒にも満たない時間で装着は完了し、全身装甲の戦闘用スーツへと変わった。


「なんだあいつら!?」


「成功だな。俺もいくか、変身!」


 ベルトのバックルについているコアを押し込む。同じように装甲で包まれ、敵の機銃を弾く。脚のブーストで一気に敵まで接近し、膝蹴りを叩き込んでヘルメットごと頭を潰す。


「死になあ!」


「ぐげえ!?」


「なんだこいつ!? うぼえ!?」


 ビームで敵の装甲が貫通できるのを確認。数発撃って移動。とりあえず空中から撃ちまくる。


「くそっ! 応援を呼べ! あいつを止めないと……」


「はいはーい、そっち見てると死にますよー。まあどっちみち死ぬんですけど」


 リリーが舞うように動き、二刀流で敵を斬り裂いていく。


「あばあ!?」


「ぎゃぼお!?」


 壁を滑るように走ったり蹴ったりして縦横無尽に飛び回る。対処できない敵は棒立ちになって銃を撃つことしかできていない。首や胴体がばらばらに解体されていく。


「砲台は処理しておきますわね」


 シオンの射撃により次々と砲台が破壊されていく。余計な弾が飛んでこなくて助かる。と思ったら見張り台のような塔から狙撃される。適当に移動して壁際に隠れよう。


「スナイパーか。消えろ」


 バーストモードのまま見張り台を撃つ。巨大なビームに飲み込まれ、見張り台は上半分が丸くくり抜かれたように消える。中にいたスナイパーも消し飛ばした。


「何だあれは!?」


「逃げろ! そいつら火力が違う!」


「遅いんだよ!」


 すべての見張り台を撃ち抜いて消していく。途中で俺が動きやすいように、シオンが敵兵をヘッドショットで沈めてくれているのが見えた。かなり助かる。


「ノイジー、ヘンリーの居場所は?」


「本塔奥の研究室です。中庭の奥の扉から入ってください」


「了解!」


 3人で庭を高速移動する。左右の敵は2人が片付け、俺は正面の扉を破壊する。撃ち抜いて中へ入ると、警報が鳴り響いていた。わらわらと中から軍服の銃を持った連中が集まってくる。


「侵入者を通すな!」


「連射モードだ」


「うげえぇ!?」


「物陰に隠れろ! 余ったものは後退して……ぐぼあぁ!?」


 数百発のビームを撃ち続けながら走る。俺たちが通ったあとは、人間だったボロクズが残るのみ。奥の扉を蹴破り中へ入る。そこは複数のカプセルと培養槽が並ぶ、妙な場所だった。


「まさかここまで入ってくるとはな」


「あんたがヘンリーだな」


 画像と同じ顔だ。金髪で40代くらいのアメリカ人って雰囲気。間違いない。画像で見た男と同じだ。


「狙いは私か? 研究か?」


「ミザリアに会いたい。居場所を教えろ」


 言いながらも喋らない可能性を考慮して、適当な端末をハッキングする。データ盗んでおけばいいだろ。


「彼女が目当てか。知ってどうする?」


「復讐したいってやつがいてな。面白そうだから手伝ってる」


「復讐ねえ。心当たりが多すぎるな」


「居場所だけ話せ」


 最悪知らないパターンもある。2人にできる限りここの研究を調べさせよう。


「連合の軍事コロニーだよ。そこの最高責任者として、研究を続けている」


 ほう、素直に喋るとは意外だな。怯えている風でもないし、何を考えているんだ。普通にコロニーの場所まで喋ってくれた。


「データ解析終わりましたー」


「いつでも撤収できます」


「よくやった。さて、あとはあんたをどうするかだな」


「何か勘違いしているようだね。いかにその装甲が強くても、君たちは生きて帰ることはできない」


 研究所が大きく揺れる。やがて小刻みに振動が続き、壁に大穴があいた。


「オーナー、研究所のバトルフレームが起動しています」


「こっちでも確認した」


「いくらなんでも勝てまい。逃げられんよ」


「どうかな? 機体転送」


 楽園から転送されたパラドクスが、壁にくっついているバトルフレームを蹴り飛ばす。さらに両手で壁を崩してくれた。


「コスモクラフトだと? コロニー同盟だったか」


「一応違うと言っておく。じゃあな」


 撃ち殺してからそれぞれの機体に素早く乗り込み、起動完了。周囲を見渡すと、戦闘態勢に入っているバトルフレームが20機以上いる。


「同盟軍だ!」


「こいつらどこから!?」


 戸惑いながらもマシンガンを連射してくる。ブースター吹かせて回避。両手からビームを放つ。正確に胴体を貫いて爆散させた。こいつら練度が高いわけじゃないな。リリーの機体に翻弄されながらビームソードの餌食になっている。


「手加減して勝てる相手ではない! コロニーへのダメージを気にせず戦え!」


「なるほど、だからビーム使ってこないのか。アホだな」


「上です。別の場所からも敵が来ていますわ」


 コロニーの内側と外側の部隊を集結させるつもりか。面白い。まとめて倒してやる。右手に巨大なビームボールを発生させ、上空から降りてくる部隊に投げる。


「こんなところでビームだと!? 回避! 回避だ!」


「できねえんだなこれが」


 ボールが破裂して、全方位にビームボールが飛び散る。何かに着弾するか、一定以上飛ぶと爆発する。コロニーの空を大小様々な爆発が満たしていく。


「ビーム花火大会だ。死に際を派手に飾ってやろう」


「ぎゃあああ!?」


「逃げ場がない! うわああぁぁ!!」


 空中部隊はこれで片がつく。地上はシオンとリリーが掃討している。どう動こうが狙撃によってコクピットを撃ち抜かれ、一瞬でも判断が遅れればリリーが上空から切り下ろす。切ったら急速離脱。ビームを避けながら回転して正確に頭と胴を貫いているのは流石だ。


「ほれほれもう後がないぞ!」


 接近してパンチやキックを入れる瞬間、拳や足の裏からビームを放って爆発することで威力を上げる。バトルフレームのボディに穴が空き、ひしゃげて火花が散る。飽きたら敵を掴んで振り回して投げよう。すると体勢を整える前に撃たれるか切られる敵さん。やがて全滅し、煙と炎と残骸だけが大量に残った。


「終わりだな」


「楽勝ですねー」


「研究所は破壊しますか?」


「そうだな。どうせろくな施設じゃない」


 研究所を丸ごと爆破してから撤収。楽園に帰還したら、ミザリアのいるコロニーを調べる。特定できたらロッドとカイニスに報告。ミザリアが逃げる前に追い詰めよう。ここからがクライマックスだ。復讐の達成される瞬間を見せてくれ。

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