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第7部 第7話 開戦の雷鳴――軍神、動く

シオン王率いる魔軍と、ルーニー率いる反乱軍。

両軍が対峙するその野は、奇しくも前世で吉継がその命を燃やした地と酷似していた。

「……マックスウェル。敵の先鋒、魔族の猛攻をしのげるか?」

ルーニーの問いに、第4番隊長マックスウェルは巨大な盾を叩き、不敵に笑った。

「……ルーニー様。……俺の盾が砕けるのが先か、あいつらの拳が腐るのが先か。……見ものですぜ」

「よし。……開戦だ」

ルーニーが小太刀を天に掲げた瞬間、戦場に轟く咆哮。

シオン王は、自ら異形の魔力を撒き散らしながら、最前線へと魔族の突撃を命じた。

「殺せ! ハクザンの小僧を、その『義』とやらごと食い尽くせッ!!」

圧倒的な数の暴力が、マックスウェルの盾に激突する。

だが、ルーニーの目はその激戦を見てはいなかった。

(……来るか。……エリーゼ、例の『ふみ』は届いたな?)

ルーニーの視線の先――シオン軍の右翼を担う王国正規軍の陣内で、一人の将軍が、エリーゼの手の者が届けた「一枚の書状」を握りしめ、震えていた。

それは、アノーラが王都で救い出した、彼の家族からの無事の知らせと、ルーニーからの「義」の誘い。

「……シオン。貴様の計算には、『人心』という変数が抜けている」

ルーニーの口元に、前世の「智将」としての冷徹な笑みが浮かぶ。

戦場に、運命をひっくり返す「裏切りの狼煙」が上がろうとしていた。

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