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第三章|ある老人・ある男性
青年は少年を抱き抱えていた。
老人は思う。青年の子なのかと。
そして、どちらも生きているなら
こっちに来たばかりだと考える。
そこで老人は物を盗もうと考える。
外では価値がなくとも、
ここでは価値のある物も多く存在する。
ここで老人はいつものように
目星をつけてから弱々しく
彼らに近づいこうとした。
しかし青年の後ろにいたのはあの殺人鬼だ。
この街で有名な。
これでは近づけない。
老人は諦めるべきだと思う。
しかし、老人は強欲だ。
殺人鬼はただの猟奇趣味だ。
きっと殺したら満足するだろう。
あんなやつに物の価値など分かるはずがない。
そう思ってつけてみる。
青年は死んでいる。
近くで少年が喚いている。
痛い…冷たい…
少年が駆け寄る。
何をしているんだ…
自分の近くには殺人鬼がいるのに。
グチャッ
そんな…少年を抱いてせっかく逃げたのに…
少年が殺されたら意味が…そんな…なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで…




