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87.外伝 毒矢と50口径

銃器は人に合わせて微調整しなければ当たらないらしいのだけど、


120ヤード位だから体のどこかには当たると思って撃ったら


ど真ん中に的中した。


体の大きさは全然違うはずなのにこの銃を持ってた人と目の位置とかが


近かったのかもしれない。


取説を読むのに時間のかかったATN X-Sight 5 LRF 5-25xとかいう


スコープを使い慣れていたのは暗視カメラが面白かったせいで


別にのぞきに使ってた訳じゃない。




…現実逃避しないと魔物の体がエグイ事になっている。


3mの大熊を想像してもらって、その背中に厚さ4cm位ありそうな


甲羅がついている魔物なんだけど、正面から入った弾のエネルギーが


甲羅で閉じ込められて爆発みたいな現象を引き起こしたらしい。


その甲羅にはバッチャとネッチャが通れそうなバカでかい穴があいている。


良く考えたらクジラとかトドでも一発でOUTな弾だ当然の結果。




「エアの攻撃魔法は凄まじいが、こんなやり方では肉が残らんな。」


「バッチャ、この魔物食べられるの?」


「あまり旨くないがな。それより肝が薬になる。」


「どんな薬になるの?」


「解毒薬だ。こいつは大概の毒に耐性を持っている。


 トーテムフートに噛まれても平気で逆に餌にしている位だ。


 耐性の源は肝にあって陰干しにして解毒薬にする」


感心して聞いていたら魔物の血を全身に付けたネッチャが顔を出した。


「バッチャ、ダメだ。肝も魔石もバラバラになってる。」


「…ごめんなさい。」


「私たちに謝る必要はない。無駄に殺す事は良くない事だが


 こいつはエルフを見ても逃げずに襲ってくる危険な魔物だ。 


 自分が生きるために仕方ない事もあるという事だ。」


 「毒矢が効かないからね。さっきも苦戦しちゃった。」


「えっ、毒矢なんか使ってたの?」


「滅多に使わないけどな。毒矢は使う方も危ない。

肉は食べられなくなってしまうし、

 手に付着したまま目をこすったり口元を触ったり


解体の時不注意に魔物の血を触ったりという話をきく。」


「大型で危険な魔物だけよ。ほらここに小さい入れ物があるでしょ?


 ここにトーテムフートの毒、マンドラゴラの粉末、エルダーヨーの実の油を


 混ぜたのを入れておくんだよ。」


ネッチャ、それ一族の秘密とかじゃないよね。


細かい配合とかは聞かない事にしよう。


「とにかく、血まみれになっちゃったから水浴びしないと、


 エア石鹸と着替え早く出して。」


「そんなにすぐ出せないよ。ちょっと待ってて」


「面倒だからそこでやればいいじゃん。あの可愛いヤツ、萌え萌えキュン♡って」


「…って、みみみ見てたの。」


「エアが皆の水浴を覗き見る時、皆もまたエアを覗き見ているのだよ。」


深淵を覗き見るような話をするな。


モイモイのみんなもひどい。


『見るな』って言ったのに覗かれたら、鶴だってどこか行っちゃうんだよ!


恥ずかしすぎる。いっそ誰か俺を殺して。


それと水浴は遠くに見えただけで覗いてないやい。


そんな事言うなら水浴前に俺の前で全裸になるのはやめなさい。


これで覗きと言われても納得できないぞ。




とりあえず、現場は見ないでともう一度頼んで、やりましたよ


「萌え萌えキュン♡」M82バレットなんて持ち歩ける訳ないっつーの。


倉庫に戻す、他にもいろいろあるんだよ。


今あった事をマリアさんに泣きながら報告してやっと落ち着いた。


マリアさんがいてくれて本当に良かった。


でなきゃ、亜空間倉庫にあったM82バレットの


特殊弾薬Raufoss Mk 211というのを持ち出して


爆裂魔法(エクスプロージョン)と叫びながらあちこち撃ちまくったと思う。

主人公は姿だけ見ればロリな男の娘です。

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