んで、何でこうなったんだ?
上空から次々と肉塊が世界の至る所へと落ち、落ちた場所から人工物を猛スピードで食い尽くすよう現れる不気味な様々な形をした赤黒い肉組織達。
中には巨大な肉の塊が激突し一撃で建物が次々と破壊、逃げ惑う人々に向けて多数の瓦礫が落ち倒壊していく中、
ニジ「あらら〜。起きて早々騒がしいこった。」
ニジ「とにかく下までババーっと行くか。」
ニジは寝ていた高層ビルの屋上からそのまま落下…否崩れる建物の壁を使って真下へと向けて直線に走り、走る中ビルの壁から突き出てくる肉の触手を出る場所を一眼見て右往左往へと走り避けながらひたすら下へと走る。
と、
ニジ「おっとっと。」
途中真下へ走る進行方向先の壁から触手が突き出て、ニジへ向けて薙ぎ払うよう壁ごと抉り壊しながら迫る。
も、ニジはそのまま迫る触手へと走りつつ身を素早く屈んでスライディングをし、良い塩梅に潜れる隙間へとそのまま迫る触手を避けつつ引き継ぎ立ち上がって下へと走った。
後、
ニジ「よっ。」
ある程度地上が迫った頃合いを見てニジは壁を蹴り、何度も宙を回りながらようやく地上へと綺麗に着地した。
その後すぐにニジの周囲に上から落下してきた壊れたビルの瓦礫が地面に次々と突き刺さり、破れたガラスの破片もニジの足元に散らばる。
ニジは先ほど昼寝していたボロボロの高層ビルへと向き、段々と振動が大きくなり亀裂が多く広がる壁の方向へと目を向けた。
その直後、
ニジ「…。」
たくさんできた亀裂箇所から大きな破壊音と共に飛び出す巨大な一つ目が浮かんだ肉の触手。
動じず普通に立つニジへと接近したその一つ目の触手が口部分を左右へ開くとともに『ギャオオン』と咆哮をあげ、大きな肉の化け物の出現を見た普通の街の人々は一斉に恐怖を浮かべ悲鳴をあげるよう逃げ出す。
しかしニジは、
ニジ「うぇぇ。息ドブ臭っ!」
ニジはその一つ目の化け物の咆哮の際に途轍もなく臭い口臭に鼻を摘むよう嫌な表情で返し、残る片手で口臭を手で何度も払うようある程度ドブ臭い臭いが離れるまで振った。
その間一つ目の肉の化け物は次々と触手を倒壊させたビルのあちこちから出し、出現させた大きな肉の触手同士を編み合わせ四つん這いの大きな肉の化け物へと変異・成長させた。
ニジ「…。」
それをじっと見ていたニジは、
ニジ「とりあえずやるか。」
一瞬で坐った眼へと変わり身を少し屈ませ独特の構えを取り、再度咆哮を上げつつ鉤爪みたいな鋭い部分を露出させた巨大な四つん這いの化け物へと身構えた。
ーーーーーーーーーー
ニジ「よし。いくぞ。」
ニジが巨大な四つん這い…四足歩行の肉の化け物へ向けて高速に走り、さらに巨大化した肉の化け物は走ってくるニジへ向けて肉の四肢の彼方此方から肉の矢みたいなものを発射する。
ニジは放たれてくる肉の矢を最低限な動きで身を逸らす走りだけで避けて巨大な肉の身体をした真下へと入り込む。
ニジは先ず、
ニジ「は。」
巨大な肉の身体を支える四つの脚の後方の右足一本へと丸めた拳で真っ直ぐに打ち込み、続けて左フック、右ジャブ、左フック…の猛スピードで連続に殴る怒涛のスピード連打攻撃で太ましい肉の足が瞬く間に剥がれるよう腱らしき筋が露わになる。
ニジ「そらっ!」
その間に一気にニジは軽い飛び蹴りで筋へとブーツ先から当てた後、太ましかった肉の脚が千切れ飛び一つ目の化け物は一本損失した事で痛みの雄叫びを『ガオオン!』とあげ一瞬体勢が崩れる。
しかし直ぐに化け物は残る3本の脚を使ってニジから離れるよう跳び上がり、街の一部を着地と共に壊し逃げ惑う人々も巻き込みながら大きな口を開けた。
と、
ニジ「おお。吐いた。ゲロ臭ブレスか。」
ニジ「やだやだ。絶対に喰らいたくない。」
走ってくるニジへ向けて一つ目の化け物は開けた口から竜巻みたいな茶色いビーム?を真っ直ぐに放ち、ニジは一直線に放たれてくる茶色いブレスを同じく最低限の動きで走り躱す。
途中ニジは置き捨てられた車を両手で掴み、
ニジ「おい!もう一回口を開けろクソ野郎!」
車を両手で軽々と持ち上げたニジは再びブレスを放とうとする化け物へ向けて言い、化け物は車を持ち上げているニジへ向けて口を開きブレスを吐こうと溜め込む動作をした。
その直後、
ニジ「こいつを喰らえ!」
ニジは持ち上げていた車を大きく開けてくれた化け物の口へと投げ込み、化け物はニジが投げ込んだ車をそのまま食べ咥えた瞬間大きな内部爆発を起こし、内部のダメージを受けた巨大な肉の化け物は煙を口から吐き上げるよう地上へ倒れ込んだ。
好機と見逃さないニジは、
ニジ「よし!これで!!」
一気に走り詰めたニジは前方の左脚へと跳び蹴りをしそれから連続で高速の回し蹴りをするよう肉を剥げ落とし、剥き出しになった筋へと素早く物凄く恐ろしい程に速い裏拳で千切り飛ばすようぶっ飛ばし、続けてやや高めに飛んだニジは後方の左脚へと上空からライダーキックをし加速と速度で増した力と重さで、一瞬で巨大な肉の左脚を吹き飛ばした。
身体を支えるものが無くなった一つ目の化け物は、苦し紛れに残る前の右脚で立ち上がろうとするも、
ニジ「往生しな化け物。」
ニジ「どおおおおらああああああああああああ!!」
ニジは右脚先を両手で掴んで力ずくで拘束し、化け物の悲鳴があがる中ニジは何度も巨大な一つ目の化け物の身体をジャイアントスイングのようにぶん回し、その後ニジはぶん回した肉の化け物を空へ向けて豪快に投げ飛ばした。
後、ニジは投げ飛ばした化け物へと飛んで、一本になった肉の脚先から踏んだニジは、
ニジ「青拳」
ニジは一つ目の化け物の頭部へ向けて高速に走りながら丸めた右手に青い光が宿り、長い首を必死に走ってくるニジへと振り向くよう真正面から大きな眼球をもって捉えた。
直後、
ニジ「殴撃!!」
ニジの渾身の一撃を込めた青い光を纏った右拳のストレートが巨大な目へと炸裂し、まともに受けた巨大な目の化け物は絶命の声をあげながら、大きく爆散するよう肉組織が崩壊しながら空中で爆ぜ散った。
ーーーーーーーー
一つ目の肉の化け物をあっという間に倒したニジは、
ニジ「ふう。」
宙から地上へ降り立ったニジは羽織るコートに少し付いたちょっとした埃を手で払落としつつ、再度今いる街の地上の光景を目にする。
ニジ「んで、俺が昼寝してた間に何でこうなってんだ?」
あちこちに広がる肉の組織と逃げ惑う人々。
街の建物のあちこちから火災が起き、肉に襲われてそのまま喰われる人々や、助けようと駆け寄った人が襲う肉の化け物に襲われたり、早く逃げようと車を急発進させて他の車へと連続に激突し事故る生々しい地獄絵図を目にする。
ニジは段々と酷く肉塗れになっていく街の有り様を遠目で見ながらボソッと、
ニジ「あららー。こりゃぁー…」
ニジ「たった1日でとんでもない事になりそうだねぇー。」
世界の終焉の始まりの発端の一つを、ニジは此処から目にする事になる。
続く。




