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「...ん、ぅぅん」


今度は背中に床の感覚がある、あの女性はなんだったのだろう。

夢だったのかと疑問に思いながらも、周りを見渡して見ると

ついこの間まで一緒に勉強をしていたクラスメイトがいた。

クラスの面々も、今起きたばかりの様だ

まだ、起きていない奴も居るが意識があるものは皆、

状況が分からず困惑している。


暫く、周りをみていると

頭に鳴り響く様な声が聞こえる



人の子等よ己が利き手を前にかざせば選択欄が出てくる。

女神様に与えられた新たな命だ自らを守れる様に、勤めよ。



その言葉に困惑しているものや

頭の許容範囲を越えたのか、泣いてうづくまっている者もいる。


正直泣いたって困惑したってモノは動かない。

取りあえず物は試しと、僕は右手を軽く前に翳す(かざす)

すると、キュピンッという

子気味の良い音と共に丁度手の少し前に

RPG等で使われるウィンドゥが出てきた





九頭竜(くずりゅう) (あぎと)〕【男】

▼ノーブル level0 ◇

▼言語理解、EXP獲得up ◇


STR()―25

DFE(防御)―15

INT(知力)―20

AGL(素早さ)―25

DEX(器用)―25

LUK()ー20


P―100






多分これが僕の能力値なのだろう

当面の目的は、この一番下にある

〔 P 〕って、奴を使ってRPGよろしく強化すれば良いのか……

テンプレでいくと多分point(ポイント)のPだろう。


思い立ったが吉と言うし早い所ポイントを割り振ろう……


名前の下にある欄が多分職業だろうか、その下がスキルだろう


それぞれの横にクリック出来るような項目があったので押してみる





九頭竜(くずりゅう) (あぎと)〕【男】

▼ノーブル level0 ◆

>剣士、騎士、魔法士、テイマー、僧侶、

商人、鍛冶士、……………etc


▼言語理解、EXP獲得up ◆

>剣術、槍術、短剣術、双剣術、………火魔法、

水魔法……………etc.


STR()―25

DFE(防御)―15

INT(知力)―20

AGL(素早さ)―25

DEX(器用)―25

LUK()ー20


P―100





選択項目が阿弥陀状(あみだじょう)に増えている。

ゲームと、同じように出来るなら良いがと思いながら

まず、剣士をタップしてみる。

すると、能力値が標示されている

ウィンドゥの手前がわにもう一つの

小さなウィンドゥが出た


=====剣士に転職しますか? P,15 Y/N====


まだ、他のも見たいのでNを押す

そして、今度はスキル欄と思わしきところにある、剣術をタップする

すると、またもやウィンドゥが出てくる


=====剣術を取得しますか? P,5 Y/N====


確定だタップすると、ポイントを代償に

転職したりスキルを取得出来る様に、なっている

そして、その選択が今後の命運を左右するんだ………


早速、考え抜きながらも、職業を転職して、スキルを取得して行く





九頭竜(くずりゅう) (あぎと)〕【男】

▼忍 level1 ◇

▼HP回復力up、MP回復力up、忍術 、 忍刀術、精霊魔法、隠蔽、言語理解、EXP獲得up ◇


STR()―30

DFE(防御)―15

INT(知力)ー20

AGL(素早さ)―50

DEX(器用)―50

LUK()ー25


P―23






(ふぅ………)


やりきった感満載の顔で額の汗を拭う。

はいそうです、命運とかなんとか言っていた癖に

完全に趣味全開です。


だって忍者とか男のロマンですやん、

精霊とか夢ですやん。


只まぁ、職業を忍にすると、AGL(素早さ)DEX(器用)

大幅に上昇したのが一番の決め手だったのだが。

ほら或る人も、当たらなければどうと言う事は無いって言ってるし。


僕が、スキルを大体決め終わった頃には明先生のお陰か皆落ち着いて来た。

そして、泣いていた者や困惑していた者が

どうにか自分の職業や、スキルを決めはじめていた。


それはさて置き、少しポイントが残ってしまった

と、言うことでスキルを流し読みして行く



騎馬術、料理術、彫刻術、鍛冶術、

調合術、工作術……………etc.


ふと、スクロールする手を止める、

調合と、工作の間に不自然な文字化けが見えたのだ。

こんなもの、僕のこの落ち着きが無かったら

見付けられないような些細な物だった。

一度気になると、そうそう気をうつすのは難しい

例のごとくその、文字化けした所をタップしてみる


=====ΝΩξΥαπΧβを*данХЯеか? P,20 Y/N====

完全に怪しい、もう、早急に取得しておきたいスキルも、

見当たらないのでYを押す。




………………………ん?

なんとも無かった

スキルも、増えて無いし強いて言えば無駄にポイントを使ってしまった状態だ。

なんとも無様だろうかいつもは、こんな短絡的な行動は余りしないにも関わらず

浮かれた思いのノリと思い付きで、見事に大損をしたのだ。

もう、orzとしか言いようがない(泣)



そんなバカな事を考えながら最後の3ポイントを

どうせだから目に留まった【運】を取得すると丁度後ろから肩を叩かれる。



「咢、大丈夫か? さっきからはしゃいだと思ったらずっと落ち込んでるみたいだけど……」



この声は恭馬か。

結構前にも言ったが田仲達からいじめを受けているせいか

俺には友達と、呼べる奴が居ない。

とばっちりを恐れてるんだろう。

そんな中こいつは気にせず話しかけてくれる。

そんな、唯一の友達がこの宗郷(そうごう)恭馬(きょうま)だ。

茶色の短髪で片耳にカフというピアスの、

穴を空けずに挟むだけの様なアクセサリーを付けている。

顔は悔しいことに普通にイケメンだ。

意思に溢れた目に造形の整った鼻と口が搭載されている。 泣いて無いってば...

話しかけてくれるのはうれしいが、

正直なんでこんな奴が唯一の友達なのか良く分からない。



「あぁ、恭馬か。大丈夫だよ、なんともない能力値を割り振ってたんだ」


あどけなく笑いながら返すと「そっか、んならいいんだ」と言って

僕の横に座ると、「そういや」と、新しい話題を投げてくる。


「咢。お前のポイントって、どんくらいなんだ?」


「なんでそんな事聞くんだ?」


ポイントはこれまで生きて来た行いがどうのって

あの、女の人が言っていたが実際にはどうなんだろう?


「あぁ、あのななんかあんまり大差は無いんだけどよ、人によってはポイントが50越えてる奴がいんだよ」


自分のポイントの後に半分もの数で驚いた様なことを言うので「50?」と、

疑問に思いながらも、問い返すと「そ、50」と、余りにも拍子抜けな答えが返ってきた。


「俺が何人かに聞いたんだけど大体30か、そこらなんだって。因みに俺は40で勝ち組な」


はははっ、とおどけたように笑う


40ポイントで、勝ち組か、なるべく僕のポイントは、隠した方が良いな……


早速、隠蔽スキルを使いステータスを弄って

何個かスキルを見えなくするのと、能力値を低く見えるようにした。


「おぃ、おーい 聞いてんのぉー?」


ステータスを弄っている間になにか喋っていたらしい

「あぁ、ゴメン」と、謝るとすぐに耳を傾ける。


恭馬は「ちゃんと聞いとけよな?」と、いったあとまた、話を再開させる






それから暫く恭馬と、喋っていると

また、最初の様に頭に声が鳴り響く



人の子等よ、準備が整った様だな………



話が途切れると目の前に

柄の先に帯が付いた直刀、一般的に忍者刀と呼ばれる刀が現れた

恭馬の方はハルバードの様だ。


此からの生活で使うだろうその武器は餞別だ使うがいい

それぞれの職業に合った武器にしておいたから大丈夫だろう、

それでは、新な人生を歩むがいい、さらばだ、人の子等よ……………



話が終わると周りの奴がドンドン靄の様な物に

飲み込まれて消えて行った


「なぁ、咢。おれ、正直楽しみなんだ此から始まる新しい人生が。

死んだのはショックだったけど、新しい世界でお互いに頑張って行こうな!」


恭馬が満面の笑みを浮かべながら拳をつきだしてくる。

僕も、同じ様に拳をつきだして恭馬の拳にぶつけて、

「あぁ、お互いにな!」と言ったところで景色が暗転した。






これからは、これまでに地球で培って来たモラルや常識は通じないだろうと思う。

それても新しい世界では

目一杯楽しかったと笑える様な人生にするため一生懸命人生を楽しもうと心に誓った………



読んで下さってありがとうございます

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