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駄文失礼します
私はこのカンヘルン王国の第二王女、
リリィエル=アリアド=カンヘルンです。
周りの方々には、優美姫と言われてる様で
恐縮ですが嬉しく思います。
そんな私ですが、昔から魔法が得意で14の誕生日には
教会で魔法士のジョブに着くことかできました、
お父様もお母様も喜んでくれてお姉様も褒めてくれました。
誕生日という事もありその時、蒼龍の杖もプレゼントしてくれました。
凄く嬉しくて、もっともっと
役に立ちたいなと思っていた矢先の事でした。
先日ここ、カンヘルン王国の西部にある
ドリアス砂漠で、凄く大きな塔型迷宮が
生成され、魔物が押し寄せてきました。
偶にモンスターの大量発生などがあると言っても、
カンヘルン王国周辺は通常、ホップラビットという、兎が魔物化して
脚力が少し強くなっただけの臆病な兎と言った比較的温和系の魔物や
毒も無い刺激しなければ無害なフォレストスコルピしか居ないのにハイゴブリンや
オーク、果てはオーガなんと言う、
凶暴な魔物まで王国に押し寄せて来て怖い思いをしました。
幸い、王国の騎士や魔法士、
それに冒険者ギルドの方々が奮闘してくれました。
何より余り多い訳ではありませんでしたが町の方々も
協力してくれたお蔭で難を逃れ被害も最小限になりました。
只、この事件はこれだけでは終わりませんでした。
迷宮の最上階には魔獣ギアスがいたのです。
過去に幾多の迷宮が生成され、魔物が押し寄せて来る。
ということは、何年に一度あるか無いかの
周期で起きていました。
ですが、ネームドという強力な魔獣が現れたのは丁度300年程前に一度
現れたのが観測されただけでした。
300年前の魔獣は一夜にして
その当時、小国ながら強力な兵力で栄えていたアルルーク帝国を
壊滅状態に追い込みました。
そんな、魔獣が現れ、このカンヘルン王国に攻め込んできたのです。
お父様とお姉様は家臣の方達と、抵抗し魔獣に打って出ました。
ですが、国を一夜にして滅ぼすその力の前には、
成す術もなく、退散せざるおえませんた。
行軍当初は5000人程の兵はいまや、3000人に行くかどうか。
殿として残った家臣の武官の方二人も、戻って来ることは
有りませんでした。
あれから幾何かの月日が流れました。
魔獣は、多くの魔物と魔物の生成される迷宮と
塞がり切れない大きな心の傷を残し死にました。
正確な死因は皆目予想も付かず調べる手も有りませんが、
魔法を無理に使い、魔素に侵食されて死んだと噂では聞きました。
それでも、魔獣の猛攻を真っ向に受けたカンヘルン王国は
衰退して行き、人口1000万人程だった人口も
約600万人弱しか残って居ません。
隣国のキリエルド共和国やロイスト教国に
逃げたか、戦って死んでしまったか。
絶望的でした。
もう、衰退して行くこの国を指をくわえて見ているしか
出来ないのかと歯噛みしていました。
そんな時でした。
教会から御告げが降りたとのことを聞きました。
内容は、
『
異なる世界から訪れる者あり。
その者希望の種となろう。
その者絶望の種となろう。
無数の道を歩む彼の者は何を成し何を失うか
』
その人と私たち次第で希望にも絶望にもなる不安定な者。
そんな、漠然とした者でした。
教会はその異なる世界の者が現れる場所をこの城の真ん中、
中庭に当たる場所に現れる事を突き止めました。
ことがわかった私達は、光りになることを信じて
異なる世界の者を迎えに行くことにしました。
読んで下さってありがとうございます




