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第51話:吉乃が熱を出していないのになぜか安心できないんだが!?

 翌朝、俺は夜明け前から目を覚ましていた。


 障子の向こうはまだ薄暗く、庭の木々には夜露が残っている。冷え込んだ空気が布団の端から忍び込み、遠くでは朝餉の支度を始めた者たちが、薪を割る乾いた音を響かせていた。


 俺は、枕元に置いた書状をもう一度開いた。


 吉乃は近頃、少々疲れやすいようでございますが、本人は変わらず元気にしております。


 昨日から何度読み返したか分からない一文だった。


 収穫の時期なのだから、疲れるのは当然だ。俺だって十衛門の稽古を終えれば、しばらく動きたくなくなるほど疲れる。まして吉乃は、朝から畑に出て、家の仕事を手伝い、村の女たちと収穫物を仕分けているのだ。


 それなのに、どうしても胸騒ぎが収まらなかった。


 前の人生で吉乃が亡くなる少し前、彼女は確かに疲れやすくなっていた。最初は仕事が忙しかったからだと思っていたし、本人も大したことはないと笑っていた。俺もその言葉を信じ、無理をするなと声をかける程度で済ませてしまった。


 そのあと、熱が出た。


 そして、二度と元気な姿を見ることはできなかった。


 俺は書状を畳み、深く息を吐いた。


 今度は違う。


 同じことが起きるとは限らないし、起きたとしても、何もできないと決まったわけではない。


 そう自分に言い聞かせていると、隣の布団から衣擦れの音がした。


「……信長さま」


 振り向くと、濃姫が上半身を起こしていた。まだ髪を結っておらず、肩へ流れた黒髪が薄明かりを受けている。


「また、あまりお眠りになれなかったのでございますね」


「……起こしたか?」


「いいえ。わたくしも、そろそろ起きようと思っておりました」


 濃姫はそう答えたが、俺の手元にある書状を見て、何を考えていたのか察したらしかった。


「今日は、吉乃どののところへお出かけになるのでしょう?」


「ああ。少し様子を見てくる」


「そうでございますか」


 濃姫はしばらく考え、静かに続けた。


「昨日のお話ですが、台所の者に相談いたしましたところ、干した魚と米、それから少しばかりの味噌を用意できるそうでございます」


 俺は思わず顔を上げた。


「……本当に、用意してくれたのか」


「お約束いたしましたでしょう」


 濃姫は少しだけ笑った。


「ただし、吉乃どのだけに差し上げるのではなく、ご家族で召し上がっていただけるようにいたしました。あの方お一人へ立派な贈り物をすれば、村の方々の目もございましょうから」


 俺は、なるほどと思った。


 吉乃の家へ俺が頻繁に通っていることは、村でも知られている。そこへ織田家の正室から高価な品物が届けば、余計な噂を招きかねない。


 濃姫は、吉乃の体を案じながら、彼女の立場まで考えてくれていたのだ。


「……ありがとう」


 俺が礼を言うと、濃姫は少しだけ目を伏せた。


「信長さま。ひとつ、お願いがございます」


「何だ?」


「吉乃どのが本当にお疲れなのであれば、どうか、あの方のお話をよくお聞きになってくださいませ」


 俺は黙って頷いた。


「信長さまは、お優しいお方です。ですが、心配なさるあまり、あの方が何を望んでおられるのか、お聞きになる前に決めてしまわれることがございます」


 俺は、思わず苦笑した。


 先日、吉乃が二度ほど咳をしただけで仕事を休ませようとしたことを思い出したのだ。


「……気をつける」


「はい」


 濃姫は穏やかに頷いた。


 そして、少しだけ声を落とした。


「それから、信長さま」


「……何だ?」


「わたくしが吉乃どのを案じることと、先日のお話についてお返事をすることは、別でございますからね」


 俺は、思わず背筋を伸ばした。


「……分かっている」


「でしたら、よろしゅうございます」


 濃姫は、いつものように静かに微笑んだ。


 その笑顔を見ながら、俺は改めて思った。


 この人は、決して何でも許してくれるわけではない。


 優しさと、自分の意思を持つことを、きちんと両立させているのだ。


     *


 村へ向かう道は、朝からよく晴れていた。


 田には刈り取られた稲の切り株が並び、道端には乾いた草が積まれている。農夫たちが荷車を押して行き交い、遠くの畑では女たちが腰を曲げて作業をしていた。


 俺は馬を進めながら、何度も吉乃の顔を思い浮かべていた。


 昨日の書状には、疲れやすいと書かれていた。


 だが、本人は元気だという。


 どちらを信じればいいのだろう。


 いや、そもそも、どちらも本当なのかもしれない。疲れやすくなっていても、まだ普段どおりに暮らせることはある。


 俺は、そう考えながら手綱を握り直した。


 隣を進む十衛門が、静かに口を開いた。


「若殿」


「……何だ?」


「本日は、吉乃どののご様子を確かめたら、早めにお戻りになられますか」


「……そのつもりだ」


 十衛門は、少しだけ眉を上げた。


「それは、珍しゅうございますな」


「どういう意味だよ」


「若殿は、吉乃どののところへお出かけになると、いつも帰りが遅うございますので」


 俺は、思わず顔をしかめた。


「……そんなことないだろう」


「先日は、日が傾くまで柿の木の下でお話しになっておられました」


「……よく覚えているな」


「お供をしておりますゆえ」


 俺は、ため息をついた。


 まったく、この男は余計なことばかり覚えている。


 だが、十衛門の声には、いつものような嫌味だけではなく、少しだけ気遣う響きがあった。


「若殿。吉乃どのがお疲れなのであれば、長くお引き留めにならぬほうがよろしいでしょう」


 俺は、頷いた。


「……そうだな」


 十衛門は、それ以上何も言わなかった。


 俺は、前を向いた。


 吉乃が元気でいてくれるなら、それでいい。


 今日は、ただそれを確かめよう。


 そう決めていた。


     *


 吉乃の家へ着くと、庭先では母親が大根を洗っていた。


 俺の姿に気づくと、慌てて手を拭き、頭を下げた。


「まあ、若殿さま。ようこそお越しくださいました」


「突然すまない。吉乃はいるか?」


「はい。奥におります」


 俺は、胸が跳ねるのを感じた。


「……具合が悪いのか?」


 母親は、少し驚いたように目を見開いた。


「いいえ。今日は朝から針仕事をしております」


 俺は、思わず息を吐いた。


 針仕事。


 それなら、少なくとも寝込んでいるわけではないらしい。


 母親は、そんな俺の様子を見て少しだけ首を傾げた。


「何か、ご心配なことでもございましたか」


「……昨日の書状に、少し疲れやすいと書いてあったから」


 母親は、ああ、と頷いた。


「それは、わたくしが余計なことを申し上げてしまいましたね」


「……いや。知らせてくれてよかった」


 母親は、少しだけ困ったように笑った。


「このところ収穫の仕事が続いておりましたので、吉乃も少し疲れているようでございます。ですが、食事も取っておりますし、今朝も普段どおり起きてまいりました」


 俺は、頷いた。


「……そうか」


「ただ、昨日は早めに休ませました。本人はまだ働けると申しておりましたが、少し顔色が優れませなんだので」


 俺は、その言葉に思わず顔を上げた。


「……顔色が?」


 母親は、少しだけ首を傾げた。


「はい。夕方には、少し青白く見えました」


 俺の胸の奥が、冷たくなった。


 前の人生でも、吉乃は最初、疲れたと言っていた。


 そのあと、顔色が悪くなった。


 そして、熱が出た。


 俺は、無意識のうちに拳を握っていた。


「……吉乃に、会わせてくれ」


 母親は、俺の様子に少し驚いたようだったが、すぐに頷いた。


「はい。どうぞ、こちらへ」


 俺は、案内されるまま家の中へ入った。


 薄暗い廊下を進むと、奥の部屋から小さな声が聞こえてきた。


「……母上、その糸はもう少し短いほうがよろしいのではございませぬか」


 吉乃の声だった。


 俺は、思わず足を止めた。


 聞き慣れた、柔らかい声。


 前の人生で、何度も聞いた声。


 その声が、今もここにある。


 俺は、胸の奥が熱くなるのを感じた。


 母親が襖を開けた。


「吉乃。若殿さまがお越しですよ」


 吉乃は、顔を上げた。


 膝の上には布が広げられ、手には針を持っている。


 俺の姿を見ると、驚いたように目を見開いた。


「信長さま!」


 そして、嬉しそうに微笑んだ。


「まあ。今日は、ずいぶんとお早いのですね」


 俺は、その顔を見つめた。


 頬の色は、少し薄いように見えた。


 だが、目には力があり、声も普段と変わらない。


「……具合はどうだ?」


 俺が尋ねると、吉乃は少しだけ首を傾げた。


「具合、でございますか?」


「ああ。昨日、少し疲れていると聞いた」


 吉乃は、ああ、と笑った。


「母が、そのようなことを申し上げたのですね」


 俺は、頷いた。


 吉乃は、針を布へ刺し、膝の上へ置いた。


「少し疲れただけでございます。収穫の仕事が続いておりましたので」


「……熱は?」


「ございませぬ」


「咳は?」


「出ておりませぬ」


「食欲は?」


「ございます」


 俺は、少しだけ息を吐いた。


 吉乃は、そんな俺を見て、くすくすと笑った。


「信長さま。また、お医者さまのようになっておられますね」


 俺は、思わず顔を赤くした。


「……悪い」


「いいえ。お気遣いは嬉しゅうございます」


 吉乃は、柔らかく微笑んだ。


「ですが、わたくしは本当に元気でございますよ」


 俺は、頷いた。


 それでも、胸の奥の不安は消えなかった。


     *


 俺は、濃姫が用意してくれた品物を吉乃の母親へ渡した。


 干した魚と米、それに味噌を少し。


 母親は、驚いたように目を見開いた。


「まあ。こんなに立派なものを」


「濃姫が、家族で食べてほしいと言っていた」


 俺がそう告げると、吉乃は少しだけ驚いたように顔を上げた。


「……濃姫さまが?」


「ああ」


 吉乃は、しばらく黙っていた。


 そして、静かに頭を下げた。


「……ありがたいことでございます」


 俺は、少しだけ笑った。


「無理に礼を言う必要はない。濃姫が、自分でそうしたいと言ったんだ」


 吉乃は、ゆっくりと頷いた。


「それでも、嬉しゅうございます」


 彼女は、少しだけ目を伏せた。


「わたくしは、濃姫さまに申し訳ないことをしているのではないかと、ずっと考えておりました」


 俺は、胸が痛んだ。


 吉乃は、静かに続けた。


「信長さまがわたくしを大切に思ってくださることは、嬉しゅうございます。ですが、そのことで濃姫さまが悲しまれるのであれば、わたくしはどうすればよいのか分からなくなります」


 俺は、黙って聞いていた。


「それなのに、濃姫さまは、わたくしの体まで案じてくださったのですね」


 吉乃は、少しだけ微笑んだ。


「……本当に、お優しいお方でございます」


 俺は、頷いた。


「……ああ」


 吉乃は、しばらく考えていた。


 そして、静かに言った。


「いつか、きちんとお礼を申し上げたいと思います」


 俺は、顔を上げた。


「……濃姫に?」


「はい」


 吉乃は、頷いた。


「わたくしのことを、どのように思っておられるのかは分かりませぬ。ですが、何も知らぬまま、ただ遠くからお名前を聞いているだけでは、失礼な気がいたします」


 俺は、しばらく何も言えなかった。


 吉乃は、濃姫に会おうとしている。


 自分の立場を理解しながら、それでもきちんと向き合おうとしている。


 俺は、その勇気に少しだけ胸を打たれた。


「……そうだな」


 俺は、静かに頷いた。


「いつか、二人で話せるようにしよう」


 吉乃は、柔らかく微笑んだ。


「ありがとうございます」


 俺は、その笑顔を見つめていた。


 濃姫と吉乃。


 二人は、まったく違う場所で育ち、違う立場にいる。


 だが、どちらも、自分の意思を持ち、相手を思いやることのできる女性だった。


 俺は、二人がいつか理解し合える日が来ることを、心から願った。


     *


 昼過ぎになると、吉乃の母親が茶を用意してくれた。


 俺たちは、いつもの柿の木の下へ腰を下ろした。


 枝には熟した実がいくつもぶら下がり、風が吹くたびに葉が揺れている。地面には落ち葉が散り、陽の当たる場所では小さな虫が忙しそうに動いていた。


 吉乃は、茶を一口飲むと、俺を見つめた。


「信長さま」


「……何だ?」


「先ほどから、ずいぶんとお静かでございますね」


 俺は、少しだけ苦笑した。


「……そうか?」


「はい。何か、お考えになっておられるのでしょう?」


 俺は、しばらく迷った。


 前の人生のことは、まだ話せない。


 だが、何も話さずにいるのも、彼女を不安にさせるだけかもしれなかった。


「……吉乃」


「はい」


「もし、これから先、何か大変なことが起きたら、お前はどうする?」


 吉乃は、少しだけ首を傾げた。


「大変なこと、でございますか」


「ああ。病でも、戦でも、何でもいい」


 吉乃は、しばらく考えた。


 そして、静かに言った。


「そのときは、できることをいたします」


 俺は、顔を上げた。


「……それだけか?」


「はい」


 吉乃は、少しだけ笑った。


「何が起きるか分からぬうちから、全てを案じても仕方がございませぬでしょう」


 俺は、思わず苦笑した。


 十衛門と、まったく同じことを言っている。


 吉乃は、静かに続けた。


「もちろん、備えることは大切でございます。ですが、まだ起きておらぬことを恐れるあまり、今の暮らしまで暗くしてしまっては、もったいのうございます」


 俺は、黙って聞いていた。


 吉乃は、柿の木を見上げた。


「今年も、こうして柿が実りました。来年も同じように実るかどうかは分かりませぬが、だからといって、今年の実を喜ばぬわけには参りませぬ」


 俺は、彼女の横顔を見つめた。


 秋の陽射しが、頬を柔らかく照らしている。


 その姿は、あまりにも穏やかだった。


 俺は、胸の奥が痛くなった。


「……吉乃」


「はい」


「……俺は、お前に生きていてほしい」


 吉乃は、少しだけ驚いたように俺を見た。


 そして、柔らかく微笑んだ。


「わたくしも、長く生きとうございます」


 俺は、息を呑んだ。


 吉乃は、静かに続けた。


「母にも、まだ孝行をしたいですし、村の子どもたちが大きくなる姿も見とうございます。それに……」


 彼女は、少しだけ頬を赤くした。


「……信長さまとも、まだまだお話ししたいことがございますから」


 俺は、何も言えなかった。


 吉乃は、生きたいと思っている。


 当たり前のことだった。


 だが、俺はどこかで、彼女が運命を受け入れているように考えていたのかもしれない。


 彼女は、死を恐れないわけではない。


 ただ、死を恐れるあまり、今を失いたくないのだ。


 俺は、ゆっくりと頷いた。


「……そうだな」


 吉乃は、嬉しそうに笑った。


「はい」


 俺は、その笑顔を見つめながら、心の中で誓った。


 今度こそ、守る。


 何が起きても、できる限りのことをする。


 だが、彼女の意思を無視してまで、何もかも決めようとはしない。


 俺は、そう決めた。


     *


 帰り際、吉乃は小さな包みを持ってきた。


「信長さま。こちらを、お持ち帰りくださいませ」


 俺は、包みを受け取った。


「……何だ?」


「干した芋にございます。先日、また作りましたので」


 俺は、思わず笑った。


「……またか」


 吉乃は、少しだけ頬を膨らませた。


「お嫌いでございましたか?」


「いや。大好きだ」


 俺がそう答えると、吉乃は嬉しそうに笑った。


「それなら、ようございました」


 俺は、包みを懐へしまった。


 そして、ふと尋ねた。


「……吉乃」


「はい」


「本当に、無理はしていないな?」


 吉乃は、少しだけ目を細めた。


「信長さま」


「……何だ」


「また、お医者さまになっておられますよ」


 俺は、思わず苦笑した。


「……悪い」


 吉乃は、くすくすと笑った。


 そして、少しだけ真面目な顔になった。


「ですが、ひとつだけ、お約束いたします」


 俺は、顔を上げた。


「……何だ?」


「もし本当に具合が悪くなったら、必ずお伝えいたします」


 俺は、息を呑んだ。


 吉乃は、まっすぐ俺を見つめた。


「ですから、信長さまも、どうかご自分のお体を大切になさってくださいませ」


 俺は、ゆっくりと頷いた。


「……分かった」


 吉乃は、柔らかく微笑んだ。


「お約束でございますよ」


 俺は、少しだけ笑った。


「ああ。約束だ」


 そして、馬へ乗った。


 吉乃は、いつものように家の前で見送ってくれた。


 俺は、その姿を何度も振り返りながら、村をあとにした。


     *


 城へ戻った頃には、空が薄い橙色に染まっていた。


 俺は、馬を降りると、十衛門へ向き直った。


「……十衛門」


「はっ」


「吉乃は、元気だったな」


 十衛門は、静かに頷いた。


「はい。少なくとも、私の目にはお元気そうに見えました」


 俺は、少しだけ息を吐いた。


「……そうだよな」


 十衛門は、しばらく俺を見つめていた。


 そして、静かに言った。


「若殿。今日は、少しお顔が明るくなられましたな」


 俺は、苦笑した。


「……そうか?」


「はい」


 俺は、頷いた。


 吉乃は、今も生きている。


 笑っている。


 俺と話をし、干した芋を渡してくれた。


 それだけで、十分なはずだった。


 だが、城へ戻って部屋へ入ると、俺は再び日付のことを考えてしまった。


 前の人生で吉乃が亡くなった日まで、あと数日。


 俺は、懐から干した芋の包みを取り出した。


 その中には、吉乃が一つ一つ丁寧に干した芋が入っている。


 俺は、一つ口へ運んだ。


 素朴な甘さが、ゆっくりと広がった。


 その味を感じながら、俺はふと思った。


 前の人生でも、吉乃は俺に干した芋をくれたことがあった。


 あのとき、俺は何も考えずに食べてしまった。


 まさか、それが彼女から受け取る最後の贈り物になるとは思わなかったからだ。


 俺は、手を止めた。


 そして、包みをそっと閉じた。


 今度は、違う。


 今度こそ、彼女を失わない。


 そう思いたかった。


 だが、胸の奥では、別の声が聞こえていた。


 本当に、運命は変えられるのか。


 もし、変えられなかったら。


 俺は、その問いに答えられなかった。


 ただ、吉乃が今日も元気だったことを、何度も思い返していた。


 ……熱も咳もないのに、どうしてこんなに安心できないんだが!?

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