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あなたを見送るための  作者: あかね


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25/29

ぼくがのぞむぼく

 大好きだった手は、ない。

 少し困ったように、静かにしなさいという声もない。


 強く、揺るがなかった魔力もどこにもない。


 ぜんぶ、いきなり、きえちゃった。



 これからは好きな姿になりなさい。



 そんなことを言われても、ぜんぶ、ないのに、どこにもすきがないのに。


 すき。

 どこにいっちゃったかな。


 怒られたこともあるけど、一緒にいてたのしかったのに。


 もう、どこにもないの。


 ずっとずっと呼んでるのに答えてくれないの。


 ないのが悲しくて泣いてたら、みんなも悲しくて泣いちゃった。好きだったのに大切だったのにもうないのが悲しいの。

 みんな、かなしいの。


 泣いて泣いて、さがしているときに強いものを見つけた。近寄りたいけど、びりっとして近寄れない。うろうろしても気がついてくれない。


 あんなに悲しい、哀しいっていってるのに。


 でも、ある日、その子は僕に気がついてくれた。


 一緒にいてくれるって!

 もう、さびしくないって!


 だからね、僕はぼくがなりたかった姿を思い出せたんだ。



 柔らかくて暖かくてかわいいもの。


 誰も傷つけないやさしいもの。


 そういうものにしてあげたかったとあの人は言ったから、そういうものに、なるんだ。

おつかれさまでした。

本編は以上で終了となります。

以降、おまけをいくつか更新して完結予定です。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

よろしければ、いいねや評価などをいただければ幸いです。

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