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繊細さん物語  作者: 気まぐれメイ


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17/30

可愛くなりたくて、努力しちゃう

私は、とにかく可愛くなりたいのだ。何としてでも。

「せっちゃーん。またメイクの練習してるの?」

兄が、洗面所のドアから、ひょこっと顔を出した。


「ちょっと!

さいくんてば、びっくりするから急に現れないでよ。」

「そんなにこだわらなくても、

せっちゃんは十分可愛いから大丈夫だよ?」

兄のさいくんは、平然と私にそう言うけれど、

男の人には、全く分からないんだわ。

「もう、そういう問題じゃないのよ!」

私は、再びメイクの練習に戻る。


誰が何と言ったって、関係がないの。

まずは、私自身が自分のことを可愛いって思えて、

自分自身を認めてあげて、受け入れてあげることができないと、

何も意味がないのよ。


そりゃあ、さいくんはずっと昔からかっこよくて、

女の子たちにも、たくさんモテていたけどさ。

だから、私の気持ちなんてちっとも分からないんだわ!

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