EPISODE.95話〘第二の魔人四天王戦開幕〙
バザドルの街戦闘編【炎國乃黎闘翠】ガッサ・オーガロ・シーラレイ前編をお送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
魔人オーガデビルデオを殲滅したリョウは、シーラレイ達の元へと急いでいた。
一方その頃、シーラレイ達は辛うじて戦線を維持していた。
[数が多過ぎるわ……防御するだけで精一杯よ。]
[リョウがシーラレイの所へ戻ってくれて正解だったな。俺たちがあと少し遅れていたら、本当に危なかった。]
ガッサとオーガロがシーラレイと合流した直後、魔物達がさらに増殖し、一斉に襲いかかってきていた。
幸いだったのは、リョウがサクメとニーナシュンをシーラレイ達の護衛として残していたことだった。
サクメとニーナシュンは、迫り来る魔物達を次々と迎撃していた。
リョウから「シーラレイ達を頼む」と任されていた2体は、主が戻るまで必死に支援を続けていた。
だが次の瞬間――。
凄まじい衝撃波が、シーラレイへ向かって放たれた。
[[……コク(【防圧壁】)]] [[……コク(【雷光壁】)]]
[っ!!!?]
[[シーラレイ!!]]
ガッサとオーガロは叫びながら、慌ててシーラレイの元へ駆け寄った。
[シーラレイ!! 大丈夫か!? 返事しろ!!]
[……だ、大丈夫よ。私の周囲に何かが当たって、それが爆発したみたいだったわ……。]
シーラレイ自身も、無事だったことに困惑していた。
すると、サクメとニーナシュンがシーラレイの袖を引っ張った。
[ん? サクメ、ニーナシュン……。……っ!!!?]
[もしかして、私を守ってくれたの?]
[[……コクコク(頷く)]]
[ありがとう、サクメ、ニーナシュン。お陰で助かったわ。本当にありがとう。]
シーラレイは2体の頭を優しく撫でた。
サクメとニーナシュンは、嬉しそうに微笑んでいた。
その時――。
[……なるほど。我の攻撃を受けて無傷とは……。まだ戦える人間がいたか。]
突如として、不気味な声が辺りに響いた。
[[[!!!?]]]
シーラレイ、ガッサ、オーガロは即座に戦闘態勢を取り、周囲を警戒した。
[ほう……中々に洗練された動きをする人間達だな。]
闇の中から、一体の魔人が姿を現した。
[誰だ、貴様は!?]
[我か? いいだろう。]
[我が名は【魔界の四天王】の一人――魔人クライザーヴァイザ。]
[そちらも名を名乗れ。こちらだけが名乗るのは礼を欠くだろう。]
[ガッサだ。]
[オーガロだ。]
[……シーラレイよ。]
(リョウ……早く戻って来て……!)
シーラレイは内心でそう願った。
[では――ここからは戦場だ。]
[行くぞ。【魔魂】]
魔人クライザーヴァイザから、凄まじい魔力が溢れ出した。
[【闘神】!!]
[【剣霊】!!]
[【聖神覚醒】!!]
ガッサ、オーガロ、シーラレイも同時に力を解放する。
[行くぞ!! 戦闘開始だ!!]
[[了解!!]]
こうして――
ガッサ・オーガロ・シーラレイ VS 魔人クライザーヴァイザ
壮絶な戦いの幕が上がった。
次回、バザドルの街戦闘編【炎國乃黎闘翠】ガッサ・オーガロ・シーラレイ後編をお送り致します。
お楽しみに
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