EPISODE.96話〘第二の魔人四天王戦開幕〙
バザドルの街戦闘編【炎國乃黎闘翠】ガッサ・オーガロ・シーラレイ後編をお送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
【炎國乃黎闘翠】の3人と魔人クライザーヴァイザの戦闘が開始した。
「俺から行かせてもらうぜ! 喰らいやがれ! 豪烈衝撃波!!」
ガッサは渾身の衝撃波を放った。直撃した――そう思った次の瞬間。
「……ほう」
クライザーヴァイザは片手だけで、その攻撃を受け止めていた。
「なっ!?……」
「次は我の番だ」
次の瞬間、クライザーヴァイザの姿が消えた。
「っ!?」
気付いた時には、すでに目の前にいた。
速すぎる――ガッサは防御すら間に合わなかった。
「【魔人拳】」
「ぐはぁぁっ!!」
――ドゴォン!!!!
ガッサは吹き飛ばされ、そのまま建物の壁へ激突した。
「「ガッサ!!」」
「……ほう。まだ生きているか。今のは渾身の一撃だったのだがな」
クライザーヴァイザは不思議そうに呟いた。
「まあいい。残るは2人だな」
「シーラレイ、お前だけでも生き残れ! リョウが戻るまで何とか持ち堪えるぞ!」
オーガロは剣を構え、一気に突撃した。
「喰らえ! 奥義!!【千本剣舞廻天烈破】!!」
無数の剣が上空から降り注ぎ、クライザーヴァイザへ襲い掛かる。
だが――。
「何っ!?」
クライザーヴァイザは、その全てを回避していた。
「馬鹿な……全部避けるだと……!?」
「良い攻撃だ。ならば次は我の番だ」
クライザーヴァイザは一瞬でオーガロの死角へ回り込む。
「【魔人烈脚舞】」
「ぐわぁぁぁぁっ!!」
――ドゴォォン!!!!
オーガロもまた壁へ叩き付けられた。
「オーガロ!!」
「……またか。確実に仕留めたはずなのだがな」
クライザーヴァイザは目を細めた。
「貴様達以外に、まだ誰かいるな?」
シーラレイは恐怖で身体が動かなかった。
「あ……あ……」
「まあ、どうでもいい。先に貴様から死ね」
クライザーヴァイザが掌を向ける。
「【魔衝撃波】」
漆黒の衝撃波がシーラレイへ放たれた。
避けられない――そう思った次の瞬間だった。
「……【雷光壁】」
「……【防圧壁】」
「【縁雷】!!」
突如、雷と防壁がシーラレイを包み込む。
クライザーヴァイザの攻撃は完全に防がれた。
「「!!」」
「リョウ!!」
クライザーヴァイザが振り向く。
「……誰だ、貴様は?」
リョウは答えるより先に動いた。
瞬時にガッサの元へ移動し、そのままオーガロを抱えてシーラレイの元へ戻る。
「すみません。遅くなりました」
リョウは静かに言った。
「後は俺がやります。2人をお願いします」
そして、サクメとニーナシュンへ視線を向ける。
「サクメ、ニーナシュン。お疲れ様。ここからはみんなで戦う。もう少しだけ力を貸してくれるか?」
「「……コクコク」」
「ありがとな」
「貴様ァ!! 無視するな!!」
クライザーヴァイザが激昂する。
「【魔衝撃波】!!」
「ハァァァァァッ!!」
リョウは正面から拳を叩き込み、衝撃波そのものを弾き飛ばした。
「なっ……!?」
クライザーヴァイザが目を見開く。
「我の攻撃を……跳ね返しただと!? 貴様、何者だ!! 名を名乗れ!!」
「……リョウだ」
リョウは静かに睨み返す。
「テメェは誰だ?」
凄まじい威圧が場を包む。
「我が名は魔人クライザーヴァイザ」
「……魔人オーガデビルデオの仲間か」
「ヤツを知っているのか?」
「俺が殲滅した」
リョウは淡々と言った。
「オーガデビルデオは、跡形もなく倒したよ」
「……ならば死ねぇ!!」
クライザーヴァイザが一瞬で距離を詰める。
重い一撃がリョウの腹部へ叩き込まれた。
――ドゴォン!!!!
リョウは壁へ吹き飛ばされる。
「オーガデビルデオを倒したと聞いて期待したが……大したこと――」
「……この程度か?」
「!?」
次の瞬間。
「【闘神速】!!」
リョウの姿が消えた。
「なっ――」
――ゴォッ!!
「ガハッ!?」
クライザーヴァイザの身体が吹き飛ぶ。
「【鎌鼬烈風】!!」
鋭い烈風が連続で襲い掛かる。
「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
「さらに喰らえ!!【風水斬撃烈破】!!」
轟音と共にクライザーヴァイザが壁へ叩き付けられた。
「ぐぁぁぁぁぁぁ!!」
リョウは冷たく言い放つ。
「【魔人四天王】ってのも、その程度か?」
「こっちは本気を出してるのに、まだ余裕ぶってるのかよ」
「……舐めるなぁぁぁぁぁぁ!! 人間がぁぁぁぁぁ!!」
クライザーヴァイザの魔力が膨れ上がる。
「ならば見せてやる……我が真の姿を!!」
黒い魔力が渦巻き、クライザーヴァイザの姿が変貌していく。
「リョウ……覚悟は出来ているな?」
リョウは静かに拳を構えた。
「御託はいい。さっさと来いよ」
「殺し合いだ。死んで後悔するなよ、人間!!」
「上等だ」
こうして――。
リョウと魔人クライザーヴァイザの本気の戦いが幕を開けたのだった。
次回、リョウVS魔人クライザーヴァイザ前編を
お送り致します。
お楽しみに
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
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