EPISODE.89話〘超高難易度の特殊依頼〙
投稿がこの時間になってしまいました。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
あれから俺たちは討伐クエスト・採取クエスト・採掘クエストを次々とこなしていった。
「ふぅ~、結構クエストをこなしたな。各ギルド(冒険者ギルド・商業ギルド・テイマーギルド)の依頼を」
「そうっすね。10件のクエスト(討伐3つ・採取3つ・採掘4つ)をやりましたね。」
「ああ。俺は一旦ログアウトするよ。」
「分かりました。自分もログアウトするっす。」
俺たちは一旦ログアウトした。
「ふぅ~、もう昼か。昼食を食べよう。」
俺は昼食を食べ終え、西石に今からログインする事を伝えてログインした。
西石も30分後にログインした。
「トレン、遅くなったっす。」
「大丈夫だよ。とりあえずパラエムの街に行くか。」
「了解っす。」
俺たちは街を散策していた。
改めて、まだ行っていない場所があったんだなと思いながら歩いていると、突然叫び声が聞こえた。
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
「うわぁぁぁ!!」
「叫び声だ! リョウ、行くぞ!」
「了解っす!」
俺は即座に【捜査】を発動した。
「リョウ! ここから100m先の教会付近に6人いる! その内4人が敵だ!」
「了解っす! 先に行くっす。【闘魂】【神速】!!」
リョウは俺の伝えた場所へ先行した。
「いたっす! 強盗かよ。なら容赦しなくて良いっすね。」
「お前達、何してるっすか?」
「っち!! ヤツを殺せ!! 見られたらまずい、殺れ!!」
「「「おう!!」」」
盗賊達はリョウへ襲い掛かった。
だが――。
「サクメ!【防圧壁】! ヴェイルガー!【羽刺】! ニーナシュン!【雷光壁】!」
盗賊3人は従魔達によって、あっさり倒された。
「っち!! こっちには人質がいるんだぞ!!」
「何処に? あんた1人しか居ないけど?」
「なっ!? 居ない!?」
「ワォォォン!」
ナイトディランが【狼速】で盗賊にも見えない速度で2人を救出していた。
「いくぜ!【闘神速】!!」
「なっ!? 速い!!」
盗賊は防御態勢に入った。
だが、リョウの攻撃は威力を増したまま盗賊へ叩き込まれた。
「喰らいやがれ! 衝撃波!!」
「ガハッ………ゴフッ!?」
盗賊は吹き飛ばされ、壁へ激突して倒れた。
「終わったみたいだな、リョウ。警備兵を連れて来たぞ。」
「こっちも終わったっすよ。」
俺たちは盗賊4人を警備兵達へ引き渡した。
「盗賊を捕獲して頂き感謝する。報酬は冒険者ギルドの方から渡しておく。」
「冒険者さん、本当に助かりました。ありがとうございます。」
「いえいえ。当然の事をしただけですよ。」
俺たちが助けた住人達と話していると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「トレン、リョウ。奇遇だな。」
「レガクロスさん! どうしてここに?」
「悲鳴が聞こえたから駆け付けたんだ。だが来てみれば、丁度お前達が盗賊を拿捕した所だった。」
「そうだったんですね。自分達は丁度クエストを終えた所だったので。」
すると、助けた住人の女性が口を開いた。
「実は、ギルド団【炎國乃黎闘翠】の所へ向かう途中で盗賊に遭ってしまって……。」
「俺が【炎國乃黎闘翠】のリーダー、レガクロスだ。俺達に何か用があるのか?」
レガクロスが質問すると、もう1人の住人の男性が説明を始めた。
「はい。実は俺達、南西の街・バザドル街に住んでいます。ですが街は魔物達に占拠され、住人達は逃げるので必死でした。そしてパラエムの街へ来て、ギルド団に助けを求めに来たんです。お願いします。魔物達を倒して下さい……!!」
すると突然、俺達の前に画面が表示された。
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特殊依頼クエスト 【バザドル街の魔物を完全殲滅せよ】
報酬:????
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リョウにも同じ内容が表示されていた。
「リョウ、どう思う? レガクロスさん達には見えてないみたいだ。」
「そうっすね。もしかして、ヤツが再び現れた可能性が高いっす。トレンはどう見ます?」
「俺もそう思う。だが、“特殊”って所が嫌な予感しかしない。それでも受けるけどな。リョウは?」
「当然っす。トレンが受けて、自分だけ受けないなんてしないっすよ。放っておけない性格っすから。」
「「じゃあ、承認!!」」
俺たちは特殊依頼クエストを受注した。
「レガクロスさん。俺達が助けに行きます。」
「ん~~、分かった。但し、俺達メンバー全員の了承を得てからだ。それでいいな?」
「「了解!!」」
俺達は一旦ホームへ戻る事を伝え、レガクロスさん達と別れた。
ホームへ戻った俺達は、ある防具を作る事にした。
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―――――――――運営Side―――――――――
「主任、大変です! バザドル街のイベントが発生しました!」
「ちょっと待て!! 予定より早過ぎないか!? あれは特殊条件が必要不可欠だったはずだぞ!?」
「それが、NPCギルド団【炎國乃黎闘翠】が助ける前に、プレイヤーが住人達を助けてしまいました!」
「マジか!? カタカタカタカタ(キーを打つ音)……映像を確認したが、まさか従魔達が大活躍してるじゃないか。そりゃ特殊条件も発生するわ。しかも盗賊全員を拘束した上に、警備兵まで呼んでる。二重コンボだな。それなら特殊条件が発生して当然か。……そのプレイヤーって、まさか?」
「確認します。カタカタカタカタ(キーを打つ音)……【トレン】【リョウ】です。」
「やっぱりか。あの2人はギルド団との友好関係と、従魔4体以上所持の条件をクリアしてる。そりゃ発生するよ。魔物の設定はそのまま変更するなよ。奴らの戦い方を見てみたいしな。責任は俺が取る。黎極黒虹翼龍オードラレック戦の次に難しい、二番目の超高難易度だからな。……お手並み拝見といきますか。」
「分かりました。このままにしておきます。もし武器や防具でトレンから問い合わせが来たら……」
「変更しない。トレンから問い合わせが来ても、“問題ありません”と返答しろ。責任は俺が取る。」
「…分かりました。本当にトレンとリョウに興味を持ってますね。」
「2人とも真面目に挑戦してくれるからな。俺達の用意した攻略をどう突破するのか、楽しみで仕方ないんだよ。」
「確かに、自分も同じ意見です。」
「なら、その方針で頼んだぞ。」
「了解!」
運営Sideは、俺達の挑戦を受けて立つ事を楽しみにしているのだった。
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俺はある素材を使うか悩んでいた。
「よし、やっぱり使うか!」
俺は2つの魔石と【黎翠光鉱石】、【黎翠闇鉱石】を使い、防具製作を開始した。
エアネス・ヴィーシュ・ペルナギ・レイディアも、防具製作を手伝ってくれた。
俺は従魔達と一緒に製作を進めた。
数時間後――2つの防具が完成した。
俺は【鑑定】を発動した。
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防具:【黎翠白闇龍ローブ】
レア度★10 品質★10
耐久:35000
効果: 防御力550 体力300
【物理攻撃無効】
加護:ドラゴンの加護
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防具:【黎翠黒光龍鎧】
レア度★10 品質★10
耐久:35000
効果: 防御力550 体力300
【物理攻撃無効】
加護:ドラゴンの加護
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「ちょっと待てぇぇぇぇ!! なんでやねん!!」
「いきなりドラゴンの加護は無いやろ!! おかしいって!!」
「しかも【物理攻撃無効】!? あかんって!!」
「絶対事故案件ですってこれ!! 問い合わせ確定!!」
「今度こそ修正してくれよ、運営さん!!」
俺は即座に運営側へ問い合わせを送った。
数分後、返答が返って来た。
その回答は――。
『問題ありません』
「なんでやねん!!!」
「なんでそうなるんだよ~~~~~~~~!!」
「運営さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
俺は心の中で盛大にツッコミを叫んでいた。
だが、この後――。
トレン達は予想外の衝撃を受ける事を、まだ知らないのだった。
週末はリアル仕事で忙しくて、投稿する時間が不定期になり申し訳ありません。
投稿出来ない日は必ず皆様に報告致しますのでご了承下さい。
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
次回もお楽しみに




