EPISODE.68話〘飛翔を断つ連携戦〙
今回
黎極黒虹翼龍オードラレックVS【光冥乃氷輪】編
をお送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
【ワープ】によって洞窟入り口から転移した【光冥乃氷輪】のメンバーたちは、黎極黒虹翼龍オードラレックのいる場所まで静かに進んでいた。
すでに【月乃轟璃雷】との戦闘によって、周囲の岩壁には激しい戦闘の痕跡が刻まれている。
「結構ダメージを与えてるな……。しかも右側の翼まで破壊してる」
「なら、俺たちは左側翼を破壊するか」
「トレンたちが、ヤツの予想外の動きや攻撃を事前に警戒してくれてたおかげだな。これなら十分やれる」
「支援は任せてよ」
メンバーたちは武器を構え、それぞれ戦闘態勢へ入る。
「それじゃ、第2ラウンドといきますか。――行くぞ!」
「「【闘神】!!」」
「「【武神】!!」」
「「【剣神】!!」」
「「【槍神】!!」」
「「【大聖女】!!」」
直後、ウルティが支援魔法を展開する。
「バフをかけるね。【プロテクシールドフェーズ】【アタックプロテクト】」
「討伐開始!!」
「「「「了解!!」」」」
次の瞬間――。
「まずは俺からいくぜ! 【聖神速】!」
バラムが凄まじい速度で駆け抜け、一瞬でオードラレックの背後を取った。
完全な死角。
「喰らいな! 【武闘術】最終奥義――【煉撃覇王天翔龍拳】!!」
「ギジャァォォォォォォォォォォォ!!」
突如として背後から叩き込まれた強烈な一撃に、オードラレックの巨体が大きく揺らぐ。
しかし次の瞬間――。
「ギギギジャァァァァァォォォォォォォォォ!!」
オードラレックが怒り狂ったような咆哮を上げた。
「来るぞ! 警戒しろ!!」
直後、オードラレックの口元から黒炎波が放たれる。
しかも一発では終わらない。
連続波状攻撃――。
だが、ウルティが即座に前へ出た。
「――【ホーリーエクストストリーム】!!」
無詠唱で放たれた光属性奥義が、黒炎波を正面から迎え撃つ。
激しい衝突音が響き渡った。
その隙を逃さず、インザクが叫ぶ。
「ソーム! ヒエイ! あれをやるぞ!」
「「了解!!」」
「「いくぜ!!」」
三人は同時に加速した。
「「「合体奥義――【紅蓮爆烈雷昇一閃】!!!」」」
紅蓮、爆炎、雷撃――。
三つの力を纏った連携奥義が、凄まじい速度でオードラレックへ突き刺さる。
そして――。
左側翼を貫通した。
「ギジャァァァァァァァ!!」
右翼に続き、左翼までも破壊される。
これでオードラレックは完全に飛行能力を失った。
一方その頃、ウルティは放たれ続ける黒炎波を全て相殺し続けていた。
「時間よ!!」
ウルティの声に、【光冥乃氷輪】のメンバーたちが即座に集合する。
次の瞬間、空間が開いた。
全員が素早く飛び込み、そのまま空間は閉じて消える。
転移先――洞窟入り口。
「お疲れ様でした」
「今のところは順調だな。だがトレン……そろそろ狂乱状態が来そうだ」
「確かに、ダメージも半分以上は与えたからな」
「つまり、次の俺たち【炎國乃黎闘翠】が重要になるってわけだな」
レガクロスが不敵に笑いながら前へ出る。
だがトレンは真剣な表情で口を開いた。
「レガクロスさん、無茶はしないで下さい。ここからが本当の戦いになると思ってる」
「分かってるって。ヤバくなったらちゃんと離脱するさ。……トレン、頼むぞ」
「了解しました。――【ワープ】」
再び空間が開く。
【炎國乃黎闘翠】のメンバーたちは、その中へ足を踏み入れていった。
そして――。
黎極黒虹翼龍オードラレックVS【炎國乃黎闘翠】
第3ラウンドが、幕を開けるのだった。
次回は
黎極黒虹翼龍オードラレックVS【炎國乃黎闘翠】
をお送り致します。
今回は1話分の投稿になります。申し訳ありません。
理由は、リアル仕事で忙しくなりますので、今日から3日間は、1話分の投稿になりますので、ご了承下さいませ。
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