EPISODE.58話〘新たなる進化への予兆〙
2本目の投稿致します
中編です
俺たちは【光冥乃氷輪】のインザクさんから届いた招待状を受け取り、【炎國乃黎闘翠】のメンバー達と共に始まりの街へ向かっていた。
道中は雑談を交えながら移動していたが、俺にはずっと気になっていた事がある。
そこで、俺はレガクロスさん達へ疑問をぶつけた。
「あの、レガクロスさん。今回のミゴ高原峠の護衛依頼、何故受けたんですか? 普通なら受けないと思っていたので……理由を聞いてもよろしいでしょうか?」
「ん? 理由か? トレンは面白い事を聞くな。いいぜ、その質問に答えてやるよ。みんなもな。」
ガッサさん、オーガロさん、セーラアスさん、シーラレイさんも静かに頷いた。
「実はな。君たちが始まりの街から南エリア・パラエム街へ来る前、俺たちの所へ手紙が届いていたんだ。差出人はインザクとイザギーラの2人。内容は君たちについてだった。詳細は本人達から聞いた方がいいから話さないけどな。」
レガクロスさんは少し笑いながら続ける。
「最初は“何故そこまで?”って思ったよ。だから当初は、トレンが言う通り断るつもりだった。でもな、メンバー達の意見で受ける事に変わったんだよ。な、みんな。」
「ああ。俺の所にも手紙が来てたんだ。差出人はバラムだ。あいつとは同じ故郷の出身なんだよ。」
「えっ!? 【光冥乃氷輪】のバラムさんと知り合いだったのですか!?」
「俺だけじゃねぇぞ。シーラレイとセーラアスも他のメンバーと知り合いだ。そうだよな?」
「ええ、そうよ。私たち2人はアージェラとウルティと同じ教会の仲間なの。ね、シーラレイ。」
「その通りですよ。私たちの所にも手紙が届いたんです。差出人はアージェラとウルティでした。みんなそれぞれ繋がりがあるんですよ。」
シーラレイさんは微笑みながら、俺たちを見た。
「本当に、トレン君とリョウ君は手紙に書かれていた通りの子達なのね。納得するわ。」
「そうよね。あの冷徹なアージェラが、余程じゃないと協力しないのに、“この2人なら協力する”って書いてたもの。最初は意外だったけど……今なら何となく分かるわね。」
――ちょっと待ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
何で【炎國乃黎闘翠】の皆さん納得してるんですか!? 俺たち、ほぼ初対面ですよね!? 何でそんな信用されてるんですか!?
すると、そんな俺たちを見てレガクロスさんが笑った。
「まあ、そういう事だよ。それよりトレン、リョウ。【月乃轟璃雷】と【光冥乃氷輪】との出会いを聞かせてくれよ。」
「そうそう。手紙だけじゃ分からないから、君たち本人から聞きたいわ。」
「分かりました。じゃあ最初に【月乃轟璃雷】、その後に【光冥乃氷輪】との出会いを話しますね。」
俺はまず、【月乃轟璃雷】との出会いについて話し始めた。
商業ギルド長からの指名依頼で出会った事。
グラディア山岳での採掘。
そして、黒炎翼ラウザーバードとの激闘――。
一通り話し終えると、レガクロスさん達は興味深そうに聞いていた。
「なるほどな。そういう出会いだったのか。じゃあ次は【光冥乃氷輪】だな。」
「それはですね……。」
今度は【光冥乃氷輪】との出会いについて話した。
テイマーギルド長からの指名依頼。
結晶ラビット捕獲。
轟怪猿モンギレイドの奇襲――。
全てを話し終えた俺は、レガクロスさん達を見る。
「これが、俺とリョウが出会った経緯です。」
「本当に、とんでもない戦いばかり経験してきたんだな……。」
「だな。手紙に書かれてた内容を読んでいたから、今の話を聞いて余計に納得したよ。」
「私たちでも今回の襲撃で大変だったのに、トレン君達はもっと危険な戦いを経験してたんですものね。」
「こりゃあ、今度はあいつら本人にも直接聞きたくなったな(笑)」
そんな雑談を交わしているうちに、俺たちは始まりの街へ到着した。
そのまま【光冥乃氷輪】ギルド団のホームへ向かう。
すると、インザクさん達が出迎えてくれていた。
「レガクロス、久しぶりだな。元気そうで何よりだ。トレン、リョウも久しぶりだな。」
「お久しぶりです、インザクさん。招待状が届いて驚きましたよ。」
「詳しい話は中でする。とりあえず、今日は手配した部屋でゆっくり休んでくれ。詳しくは明日話そう。」
「分かりました。そうさせて頂きます。」
俺たちはインザクさんが手配してくれた部屋へ案内され、そこでようやく一息ついた。
「さて、ステータスを確認するか。」
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【トレン】
Lv30 種族:ヒューマン
職種:【素材採取師】
HP186 MP235
腕力62 体力64
俊敏86 器用100
知力102 精神77
ボーナスポイント71P(Lv1アップ時+3P)
スキル
【採取】Lv10 【採掘】Lv10
【捜査】Lv12【錬金】Lv7
【調合】Lv7 【植物図鑑】Lv6
【鑑定】Lv13 【テイム】Lv7
【使役】Lv7【風属性・上級】Lv6 (NEW!)
【鍛冶】Lv4【精霊召喚】
【風の精霊加護】【水の精霊加護】
【水属性・上級】Lv4
奥義:【エクセルエアーストリームバースト】
協力魔法:【メテオエアーウィンド】
【所持品】
従魔の卵: 【光の精霊】【聖獣ユニコーン】
精霊の指輪: 【火の精霊】
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従魔:エアネス
種族:【シルフクイーン】
基礎Lv30 契約者:トレン
HP168 MP207
腕力91 体力82
俊敏100 器用111
知力111 精神96
スキル
【風魔術・上級】【採集】
【浮遊】【支援魔法】
【生産術EX】【合成EX】
【豪運】【風神速】
【風神壁】【風神覚醒】
協力魔法:【メテオエアーウィンド】
固有加護:【風神大精霊加護】
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従魔:【ヴィーシュ】
種族:【神翼鳥】
基礎Lv20 契約者:トレン
HP121 MP91
腕力60 体力75
俊敏95 器用68
知力102 精神55
スキル
【羽刺】【炎斬波】
【炎剣舞】【氷炎】
【氷零砲】 【飛行】
【風刃】【トルネードババード】
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従魔:【ペルナギ】
種族:【ウンディーネ】
基礎Lv19 契約者:トレン
HP86 MP112
腕力50 体力50
俊敏64 器用86
知力68 精神70
スキル
【水魔術】【浮遊】
【支援魔法】【アイテム錬成EX】
【水斬撃】【流水刃】
【栽培育成EX】【防圧壁】
【水龍召喚】
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【リョウ】
Lv30 種族:竜人
職種:【剣闘士】
HP218 MP126
腕力116 体力105
俊敏94 器用83
知力79 精神81
ボーナスポイント85P
スキル
【剣術】Lv7 【体術】Lv11
【槍術】Lv5【闘魂】Lv12
【闇属性】Lv1【テイム】Lv7
【使役】Lv7【鍛冶】Lv1 (NEW!)
【水の精霊加護】【水属性・上級】Lv2
【精霊闘霊】
奥義:裁きの雷鳴撃波
【所持品】
従魔の卵: 【光の精霊】【聖獣ユニコーン】
精霊の指輪: 【土の精霊】
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従魔:ナイトディラン
種族:【キングウルフ】
基礎Lv30 契約者:リョウ
HP201 MP164
腕力112 体力114
俊敏133 器用103
知力111 精神92
スキル
【威嚇】【雷撃】
【爪圧】【炎煉撃】
【察知】
【氷炎撃】【雷光壁】
固有加護:【インフェルウルフの王権】
…………………………………………………………
従魔:【ヴェイルガー】
種族:【翼竜鳥】
基礎Lv20 契約者:リョウ
HP121 MP86
腕力60 体力77
俊敏96 器用72
知力64 精神60
スキル
【羽刺】【風斬波】
【廻天舞】【炎氷】
【雷光撃】【飛行】
【炎刃】【ハリケーンファイヤー】
…………………………………………………………
従魔:【サクメ】
種族:【ウンディーネ】
基礎Lv19 契約者:リョウ
HP86 MP112
腕力50 体力50
俊敏64 器用86
知力68 精神70
【スキル】
【水魔術】【浮遊】
【支援魔法】【アイテム錬成EX】
【水斬撃】【流水刃】
【栽培育成EX】【防圧壁】
【水龍召喚】
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【所持金】
501万G(2人共有) ※EPISODE.56話の報酬はまだ受け取っていない状態です。
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「ヴィーシュとヴェイルガー、そろそろ進化するはずなんだけどな〜。」
「そうっすよね。何かトリガーがあるんすかね?」
「クヴァ?」
「クワァ?」
ヴィーシュとヴェイルガーが「呼んだ?」と言わんばかりに飛んできた。
「ヴィーシュ。そろそろ進化するかなって思ってたんだよ。でも、ヴィーシュには本当に助けられてる。これからもよろしくな。」
「そうっすね。ヴェイルガーは虹翼ルガーギスの卵から孵化したっすからね……。正直、親を倒した俺たちを恨んでても仕方ないと思ってたっす。だからずっと、少し怖かったっす。」
リョウはヴェイルガーへ真剣な表情で語りかける。
「ヴェイルガー。もし俺たちに殺意があるなら受け入れる。契約解除だってする。でも、一緒に居てくれた日々は忘れない。それでも、これからも一緒に居てくれるか?」
「クワァ!! クワァ!!」
するとエアネスが通訳してくれた。
「“一緒にいたい”と言っています。ヴィーシュもヴェイルガーも、主と共に旅を続けたいのです。もちろん、私たちもナイトディラン、ペルナギ、サクメも同じですよ。」
「ありがとう。ヴィーシュ。」
「ありがとうな。ヴェイルガー。」
その瞬間――。
その瞬間、ヴィーシュとヴェイルガーの身体が眩い光に包まれた。
「「まさか……進化!!」」
俺たちが驚きの声を上げたその時、部屋の扉がノックされた。
「どうしたの!? 叫び声が聞こえたけど……って、待って!? まさか!?」
「従魔の進化!? エアネスとナイトディラン以来ね!」
入って来たのはウルティさんとアージェラさんだった。
「アージェラ、あなた進化を見た事あるの!?」
「ええ。黒炎翼ラウザーバード戦の後にね。」
「どうしたのって……え!? 凄く輝いてる!!」
「嘘でしょ……初めて見たわ。」
騒ぎを聞き付けたのか、さらにシーラレイさんとセーラアスさんも部屋へやって来た。
「とりあえず、ドア閉めて下さい!」
俺が慌てて頼むと、4人は急いでドアを閉める。
「とりあえず、進化先を確認するか。リョウ。」
「そうっすね。皆さんも気になってるみたいっすし。」
俺たちは、ヴィーシュとヴェイルガーの進化先を確認するのだった。
3本目は夕方になる予定しています。
次回、後編をお送り致します。
お楽しみに




