EPISODE.4話〘上級薬草と予想外の報酬〙
夕方にもう1話投稿しますm(_ _)m
今回2話分です
まさか商業ギルド長本人が現れるとは思わなかった。
(いやいや、普通来ないだろ……)
俺が内心で焦っていると、 ルージュさんが苦笑しながら口を開いた。
「話を続けてもいいかな? 二人共」
「は、はい。すみません。ちょっと驚いてしまって……」
「こちらとしても、君達が納品した物について聞きたい事があるんだ。どこで採取したのか、詳しく教えてくれるかな?」
「はい。街を出て、一時間くらい歩いた先にある草原で採取しました」
するとルージュさんは、 秘書らしき人物へ指示を出し、 机の上へ地図を広げさせた。
「場所はどの辺りだ?」
「えーと……リョウ、この辺だったよな?」
俺は地図の南東側にある丸い草原を指差す。
「そうっすね。採取した後、少し戻った森で角リスを討伐したっす」
「なるほどな……」
ルージュさんは地図を見ながら頷く。
「確かにこの辺りは薬草採取エリアだ。だが、君達が納品した薬草は普通の薬草ではない」
「え?」
「あれは【上級薬草】だ。通常より見つけにくい上に、採取方法も難しい。しかも君達の納品物は完璧な状態で採取されていた」
「「えええええぇぇぇぇぇっ!?」」
俺達は思わず声を上げた。
「も、もしかしてクエスト失敗ですか?」
「いや、違う。納品自体は大成功だ」
ルージュさんは苦笑しながら首を横に振る。
「ただ、どうやって見分けたのか気になってな」
「えっと……そう言われても、普通に見つけて丁寧に採取しただけなんですけど……」
「……なるほどな」
ルージュさんは少し考え込むような表情を見せた後、静かに頷いた。
「わかった。呼び止めて悪かったな。もう戻って大丈夫だ」
「はい」
「ただし報酬は少し上乗せしておこう。受付で受け取ってくれ」
「ありがとうございます」
俺達は一礼し、 応接室を後にした。
その後、受付でサインを済ませ、報酬を受け取る。
そしてギルドを出た俺達は、ホームへ戻って報酬を確認した。
「……ん?」
「どうしたっすか?」
「いや、これ……」
表示された金額を見た瞬間、 俺達は固まった。
1000G。
「「えええええぇぇぇぇぇぇっ!?」」
本来100Gの依頼報酬だったはずだ。
「……もしかして【植物図鑑】ってレアスキルなんじゃないか?」
俺はそう思わずにはいられなかった。




