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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
第1エリア〜東エリア・バグヴァラの街編

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301/318

EPISODE.300話〘予想外の完成武器と近況報告――始まりの街に隠された新たな前兆〙

今回も『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をお読みいただき、ありがとうございます。


今回は前回から続き、六人の近況についてもう少し話していきます。


それぞれにどんな出来事があったのか、そして始まりの街ではどのような動きが始まっているのか、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。


それでは、EPISODE.300話をお楽しみください。

エリアボス討伐への協力が決まったあとも、俺たちはそのまま店で話を続けていた。


俺はまだ詳しく聞いていなかったナナとマイの近況を聞いた。


「そういえばナナ、マイ。そっちはどうなんだ?」


「私たち?」


「ああ。【水臨樹種】を持ち帰ってから、どうなったのかまだ聞いてなかったからな。」


「そういえば、まだ話してなかったわね。」


ナナとマイは顔を見合わせる。


「【水臨樹種】なら、ホームに戻ってから植えたわよ。」


「やっぱり植えたんだな。」


「うん。それで植える場所なんだけど、ヴィーナとエルマが教えてくれたの。」


「二人が教えてくれたのか。」


「そうよ。【鍛冶錬金工房】から見える場所に植えたわ。」


俺とリョウは二人の話を聞きながら頷く。


「それで、育てる条件みたいなのは分かったのか?」


「それも分かったわよ。ヴィーナが教えてくれたんだけど、【水属肥料】が10袋必要みたいなの。」


「10袋っすか?」


「ええ。」


「俺たちの【氷臨樹の苗】とは、また条件が違うみたいだな。」


「そうっすね。」


するとマイが口を開いた。


「それとね。私たちも新しい武器を作ったのよ。」


「新しい武器?」


「そうよ。【水の精霊の里】で採掘した鉱石を使って、ナナは剣、私は双剣を作ったの。」


「あの時に採掘した鉱石を使ったのか。」


「ええ。でも最初は私たちだけで製作するつもりだったのよ。」


「何かあったのか?」


「製作しようとした時に、ストムとグラネスが私たちに何か訴えてきたの。」


「ストムとグラネスが?」


「最初は何を伝えたいのか分からなかったんだけど、その時エルマが、『ナナ様、マイ様。ストムとグラネスも、お二人と一緒に武器を製作したいそうです。』って言ってくれたのよ。」


「なるほどな。エルマが二体の気持ちを伝えてくれたのか。」


「そうなの。それで私たちも一緒に製作する事にしたわ。」


ナナとマイにとって、ストムとグラネスと一緒に武器を製作するのは初めてだった。


そして二人は、製作に使った鉱石について教えてくれた。


――――――――――――――――――――――


ナナ

【水鉱石】×15

【翠氷鉱石】×10

【水硬鉱石】×10

【水黎氷霊華鉱石】×10

【水氷岩黎轟極鉱石】×5

【水轟極霊氷縁黎雫鉱石】×1


――――――――――――――――――――――


マイ

【水鉱石】×10

【翠氷鉱石】×10

【水霊結晶鉱石】×10

【水霊氷黎極雫鉱石】×5

【水氷岩黎轟極鉱石】×5

【水轟極霊氷縁黎雫鉱石】×1


――――――――――――――――――――――


「かなり使ったんだな。」


「そうなの。でも完成した武器を見たら、私たちも驚いたわよ。」


「そんなに凄い武器が完成したんすか?」


「見た方が早いわね。」


マイはそう言うと、完成した武器の画像を俺たちに見せた。


まずはナナの完成した武器だった。


――――――――――――――――――――――


【水霊帝氷華極黎剣】


レア度:★10 品質:★10


耐久:60000


効果: 攻撃4500 腕力2000 俊敏4000


スキル:

【水斬剣】【氷華斬剣】

【水霊流水】【氷黎流水】

【スラッシュウェーブ】【水氷刃】

【牙突水抜刀】【虚空抜刀一閃朧翠】


奥義:【霊水九頭龍抜刀斬鉄剣】


――――――――――――――――――――――


続いてマイの完成した武器を見る。


――――――――――――――――――――――


【黎水氷霊帝無双剣】


レア度:★10 品質:★10


耐久:60000


効果: 攻撃6000 腕力2500 俊敏4500


スキル:

【水斬連撃】【氷斬連撃】

【水幻天翔双剣】【黎水流水】

【黎氷流水刃】【廻天連撃演舞】

【双剣鎌鼬】【空真無双剣】

【斬空無双・鮫】【無双剣・虚空】


奥義:【水氷帝無双廻天瞬獄殺】


――――――――――――――――――――――


画像を見た俺とリョウは、その武器性能に驚いた。


「何だこの武器性能は? 素早さ特化武器じゃん、二つ共。」


「しかも水属性専用武器じゃないっすか! 完成武器はヤバいっすよ。」


俺とリョウが驚いていると、ナナが口を開く。


「完成して直ぐに運営側に問い合わせしたわよ。」


その言葉を聞いた俺とリョウは顔を見合わせる。


そして二人同時に口を開いた。


「「【正規ルートで製作された武器のため、問題ありません。】」」


「「なんでやねん!! 何で運営の回答と同じ事を言ってるのよ!!」」


ナナとマイから一斉にツッコミが入った。


すると、そのやり取りを見ていたナギサが楽しそうに口を開く。


「おお〜、流れる様なボケとツッコミ。私も言いたかった。」


「大丈夫ですよ。ナギサ、参考資料にしてメモしておきましたから。」


バレグが冷静にそう答えた。


俺とリョウ、ナナとマイは一斉にバレグを見る。


「「参考資料になるか!! 参戦するな!!」」


四人の声が重なった。


俺たちはそのまま笑いながら雑談を続けていた。


しばらくして、俺は次の事について話す。


「それじゃ次にログインしたら、俺からバウトとサンオンに連絡しておくよ。」


「お願いします。」


「それじゃ次はゲーム内で合流しましょう。」


「わかった。」


こうして俺たちは、その後も楽しく雑談をしながら過ごした。


そして店を出たあと、ナギサの車で自宅まで送ってもらい、俺は入浴を済ませて就寝したのであった。


―――――――――運営Side―――――――――


数時間前――。


運営側では、始まりの街のエリアボスに関連する特殊イベントの導入作業に追われていた。


「バグを発生させるなよ。予定より早くなったから、細心の注意を払って作業しろよ。」


「「了解!」」


主任の指示のもと、スタッフたちは作業を進めていく。


そしてしばらくして、エリアボスに関連する特殊イベントの導入作業は無事に終了した。


スタッフたちは最終チェックを進めていた。


そんな中、一人のスタッフが主任へ声を掛ける。


「主任? まだ終わらないのですか?」


「いや、終わってるよ。今はトレンたちが協力する可能性を想定して、対策を含めた最終確認中だ。」


「対策? どういう意味ですか?」


「トレンとリョウがオークションで落札した物だよ。」


スタッフは少し考えたあと、何かを思い出した。


「あ! 二つの従魔の卵っすか?」


「その通り。緑色の卵と紫色の卵だ。エリアボスのトリガーに仕掛けているから、細心の注意を払って確認している。」


「もしかして、始まりの街に隠していた超難易度のアレっすか?」


「その通りだ。リョウの従魔とトレンの従魔を連れて行くトリガーも仕掛けているからな。楽しみだよ。」


「確かに楽しみっす。」


主任は最後の確認を終えた。


「さて、終わったから帰宅するか。」


「お疲れ様です。」


こうして運営側も、始まりの街に隠された超難易度特殊イベントへの準備を整えたのであった。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


今回はナナとマイのその後について話し、【水臨樹種】を植えた事や、新たな武器製作について明かされました。


ストムとグラネスとの初めての共同製作によって完成した二つの武器は、トレンとリョウも驚くほどの性能となりました。


そして六人らしい賑やかなやり取りのあと、運営Sideでは始まりの街に隠された超難易度特殊イベントへ向けた準備も進められていました。


始まりの街を舞台に、少しずつ新たな動きが見え始めています。


最後になりますが、ブックマークや評価、ご感想をいただけますと、今後の執筆の励みになります。


これからも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。

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