EPISODE.2話〘最初の仲間とギルド登録〙
転送された俺は、街の噴水広場に立っていた。
どうやらここがスタート地点らしい。
周囲では他のプレイヤー達も次々と転送されており、 それぞれ興奮した様子で街へ散らばっていく。
「えーと、西石は……」
探そうとした、その時。
背後から声が聞こえた。
「先輩!」
振り返ると、 そこには西石――いや、ゲーム内ネームのリョウがいた。
「お、よかった。無事合流出来たな」
「ですね。自分も探そうとしてたところっす」
「俺、この手のVRMMO初めてだから色々教えてな。ちなみに俺のネームは【トレン】にした。そっちは?」
「自分は【リョウ】っす」
「了解。あとゲーム内では敬語なしな。初心者なのは俺の方だし、よろしく頼むわ」
「わかりました。じゃあそうするっす」
そう言いながら、 リョウは俺の装備を見て首を傾げた。
「しかしトレンの職業、他のプレイヤーと全然違う格好っすね。何の職種なんすか?」
「俺は【素材採取師】だよ。リョウは?」
「自分は【剣闘士】にしたっす」
剣闘士か。
なるほど、 剣士と格闘系を合わせた複合職らしい。
リョウはそのままステータスを見せてくれた。
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【リョウ】Lv1
種族:竜人
職業:【剣闘士】
HP50 MP20
腕力25 体力20
敏捷10 器用10
知力5 精神10
スキル:
【剣術】Lv1【体術】Lv1
【槍術】Lv1【闘魂】Lv1
【闇属性】Lv1
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「おぉ……かなり戦闘寄りだな」
しかも【闇属性】まで習得している。
理由を聞くと、 普通に習得可能表示が出ていたらしい。
「謎すぎるだろ、このゲーム……」
まぁ、 考えても仕方ないか。
今度は俺のステータスを見せる。
するとリョウが、 何とも言えない表情になった。
「……トレン、これ本当に生産職っすか?」
「え?」
「いや、スキル構成おかしいっすよ。生産職なのか召喚士なのかわからないっす」
「そうなのか?」
俺としては、 リョウと楽しみながらプレイしたくて選んだだけなんだけどな。
「でもステータスかなり戦闘不向きっすね。まぁ、自分が守りながら進めるっす」
「じゃあ俺は武器とか防具とかアイテム作ってサポートするよ」
「了解っす。自分もモンスター倒して素材集めるっす」
「よし、それじゃそろそろ移動するか」
「そうっすね。まずはギルド登録しに行くっす」
こうして俺達は、 冒険者ギルドへ向かう事になった。
――俺達のVRMMO生活が、 ようやく始まるのであった。
ぼちぼちの投稿しますのでよろしくお願いしますm(_ _)m




