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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
第1エリア〜東エリア・バグヴァラの街編

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295/323

EPISODE.294話〘受け継がれる炎の系譜――二体の進化と予想外の素材〙

今回も『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をお読みいただき、ありがとうございます。


今回は、ファヴァンとヴァルーラの進化先を確認しながら、火の精霊の里で新たな一日を過ごしていきます。


二体がどのような進化を遂げるのか、そして火の精霊の里でどのような出来事が待っているのか、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。


それでは、EPISODE.294話をお楽しみください。

まさかファヴァンとヴァルーラが進化するとは思っていなかった。


「とりあえず、進化先をみるぞ。リョウ。」


「了解っす。進化先は三つっすね。」


「【イフリードナイト】【イフリードヴェネス】【イフリードエンペラー】だな。」


俺たちは、それぞれの進化先のステータスを確認する事にした。


――――――――――――――――――――――


種族:【イフリードナイト】

基礎Lv25


HP523 MP546

腕力590 体力571

俊敏492 器用470

知力550 精神538


スキル:

【火魔術・極】【炎帝障壁】

【炎帝抜刀】【炎帝流水刃】

【煉炎轟掌拳】【轟炎雷剣】

【ファイガプラズマストーム】

【ファイガショットガン】


協力奥義:【ヘリオンエク・ゾーダス】


固有加護【火の大精霊イフリードライムの加護】


――――――――――――――――――――――


種族:【イフリードヴェネス】

基礎Lv25


HP554 MP614

腕力547 体力560

俊敏500 器用513

知力595 精神524


スキル:

【火魔術・極】【炎帝障壁】

【炎帝抜刀】【炎帝流水刃】

【炎帝の癒やし】【轟炎の大盾】

【ファイガトルネードストリーム】

【轟炎蒼鎧纏い】


協力奥義:【ヘリオンエク・ゾーダス】


固有加護:【火の大精霊イフリードライムの加護】


――――――――――――――――――――――


種族:【イフリードエンペラー】

基礎Lv25


HP564 MP600

腕力604 体力586

俊敏513 器用527

知力538 精神500


スキル:

【火魔術・極】【炎帝障壁】

【炎帝抜刀】【炎帝流水刃】

【轟炎雷帝】【轟炎雷爆烈拳】

【ファイガレイジングストーム】

【灼熱廻天轟炎昇拳】


協力奥義:【ヘリオンエク・ゾーダス】


固有加護【火の大精霊イフリードライムの加護】


――――――――――――――――――――――


三つの進化先を確認した俺たちは、ファヴァンとヴァルーラの進化先を決めた。


選んだ進化先は――。


【イフリードエンペラー】


ファヴァンとヴァルーラは再び光り輝き始めた。


そして光が収まると、そこには進化を終えた二体の姿があった。


進化したファヴァンとヴァルーラは、どこか火の大精霊イフリードライム様に似た姿になっていた。


俺とリョウが二体の姿を見ていると、イフリードライム様が俺たちの前へ立った。


「トレン、リョウ。これからもファヴァンとヴァルーラの事を頼むよ。二人をよろしくお願いします。」


そう言うと、イフリードライム様は俺たちへ深く頭を下げた。


「頭を上げて下さい。イフリードライム様、俺たちは一緒にいて信頼しています。」


「そうっすよ。頭を上げて下さい。ファヴァン、ヴァルーラは自分たちにとって大切な仲間ですから。もちろん他の従魔たちも一緒っす。」


俺とリョウの言葉を聞いたイフリードライム様は、ゆっくりと頭を上げた。


その後、俺たちはイフリードライム様へ、ある素材の採取についてお願いする事にした。


「イフリードライム様。実は一つお願いがあるんです。」


「どうしたんだい?」


「今、俺たちは【氷臨樹の苗】を育てているんです。そのために各属性の肥料が必要で、火属性の肥料も必要なんです。」


俺はイフリードライム様へ【氷臨樹の苗】について説明した。


「なるほど。そういう事だったんだね。」


イフリードライム様は俺の説明を聞き、理解してくれた。


「分かったよ。火属肥料の採取を許可しよう。必要な分を採取するといい。」


「ありがとうございます。イフリードライム様。」


こうして火属肥料を採取する許可をもらった俺たちは、イフリードライム様の館を後にした。


その後、俺たちは宿屋へ戻り、明日に備えてゆっくり過ごす事にした。


翌日――。


俺たちはバウトとサンオンと共に宿屋を出た。


すると――。


宿屋の前では、イフリードライム様が一体の火の精霊と共に俺たちを待っていた。


「おはよう。トレン、リョウ。それにバウト、サンオン。今日はこの火の精霊が、火属肥料を採取出来る場所まで案内してくれるよ。」


「分かりました。案内お願いするね。」


「……コク(頷く)」


火の精霊は俺の言葉に頷いた。


俺たちは火の精霊に案内されながら街を出て、そのまま奥へと進んでいった。


そして三十分後――。


俺たちは目的地である草原付近へ到着した。


「ここなのか?」


「……コクコク(頷く)」


火の精霊は俺の言葉に頷いた。


するとリョウが火の精霊へ尋ねる。


「それじゃ、他の素材も採取して大丈夫っすか?」


火の精霊は頷いた。


「それじゃ採取するか。」


俺たち四人はそれぞれ周囲へ分かれ、素材の採取を始めた。


俺とリョウは目的だった【火属肥料】を採取しながら、周囲にある様々な素材も採取していった。


そして【火属肥料】の採取を終えたあとも、そのまま他の素材を採取していく。


すると――。


少し離れた場所で採取をしていたサンオンが、何かを見つけたようだった。


「珍しい素材ですね。種かな?」


サンオンは採取した種を見ながら、不思議そうにしていた。


すると今度はバウトも、別の場所で何かを見つけた。


「こっちも珍しい素材を発見しましたよ。芽が出たばかりの苗みたいですね。」


その後、バウトとサンオンが俺たちを呼んだ。


俺とリョウが二人のところへ向かうと、先程採取した種と苗を見せてくれた。


俺はサンオンが発見した種を手に取り、リョウはバウトが発見した苗を手に取った。


そして――。


俺とリョウはそれぞれ【鑑定】を使った。


その結果を見た瞬間――。


「なっ!!……嘘だろ。」


「なっ!!……嘘でしょ? なんでこんなのがあるんっすか?」


どうやら、お互いに鑑定した素材は違うものだったみたいだな。


それにしても、リョウのあの驚きよう……。


一体何を鑑定したんだ?


「それで、それぞれの種と苗は何ですか?」


サンオンに聞かれ、俺たちは鑑定結果を伝えた。


「サンオンが発見した種は【火霊樹の種】だ。」


「バウトが発見した苗は【火臨樹の苗】っす。」


「「え?………ええええぇぇぇぇ〜!! なんでそんなのがここにあるんだよ〜!!」」


バウトとサンオンは、まさかの超希少素材だった鑑定結果に雄叫びを上げた。


「これはイフリードライム様に報告して、返還しましょう。」


「そうですね。こんな超希少素材は、ここの里にとって守護神みたいなものですからね。当然だと思います。」


俺は二人の話を聞きながら、ある事を思い出していた。


以前、ナナとマイが偶然発見した【水臨樹種】の事だ。


あの時も偶然発見したんだよな……。


そして今回も、バウトとサンオンが偶然【火霊樹の種】と【火臨樹の苗】を発見した。


まさか……。


今回も何か起こるのか?


そんな予感が頭をよぎっていた。


その後、俺たちは素材の採取を終えると、火の精霊の里の街へ戻っていった。


そして【火霊樹の種】と【火臨樹の苗】について報告するため、火の大精霊イフリードライム様のいる大精霊の館へ向かった。


館へ到着すると、イフリードライム様が出迎えてくれた。


「おかえり。採取は無事に終わったのかな?」


「はい。お蔭様でいろんな素材を採取出来ました。ただ、予想外の素材がありまして……。」


「予想外の素材?」


「はい。見てもらえますか?」


「分かったよ。それじゃ中で話そうか。」


俺たちはイフリードライム様に案内され、館の中へ入った。


そしてバウトとサンオンが、採取した【火臨樹の苗】と【火霊樹の種】を取り出した。


それを見たイフリードライム様は、すぐに何の素材なのか分かったようだった。


「なるほど……。【火臨樹の苗】と【火霊樹の種】だね。」


「やっぱりご存じなんですね。」


「もちろんだよ。【火臨樹の苗】は、成長するとこの火の精霊の里を護る【火臨大樹】になるんだ。」


俺たちはイフリードライム様の説明を聞き、里の中央にある大きな大樹を思い浮かべた。


「そして【火霊樹の種】は、火の精霊たちを護る大樹へ成長する、とても大切な種なんだよ。」


イフリードライム様の説明を聞いたバウトとサンオンは、改めて自分たちが採取した素材を見つめた。


「イフリードライム様。この【火臨樹の苗】は、この里へお返しします。」


「私も【火霊樹の種】をお返しします。こんな大切なものを自分たちが持っているわけにはいきませんから。」


バウトとサンオンがそう伝えると、イフリードライム様は嬉しそうに微笑んだ。


「二人ともありがとう。でも、その必要はないよ。」


「「え?」」


「その【火臨樹の苗】と【火霊樹の種】は、君たちが見つけたものだ。それぞれ君たち自身で育ててみるといい。」


バウトとサンオンは、イフリードライム様の言葉に驚いていた。


すると――。


イフリードライム様が指を鳴らした。


その瞬間、二体の火の精霊が姿を現した。


「この二人は、君たちに共鳴したみたいだよ。契約したいそうだ。」


「「え?……ええええぇぇぇぇ〜!! なんでそうなるの〜!!」」


突然、火の精霊との契約まで話が進み、バウトとサンオンは完全に混乱していた。


俺とリョウも、まさかこんな展開になるとは思っていなかった。


こうしてバウトとサンオンは、二体の火の精霊と契約する事になるのであった。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


今回は、ファヴァンとヴァルーラが【イフリードエンペラー】へ進化し、火の大精霊イフリードライム様の系統を受け継ぐような姿へと成長しました。


そして火属肥料の採取では、バウトとサンオンが【火霊樹の種】と【火臨樹の苗】という予想外の超希少素材を発見しました。


さらに二人が素材を返還しようとしたところ、イフリードライム様から自分たちで育てるよう勧められ、最後には二体の火の精霊との契約へと繋がる予想外の展開になりました。


次回は、バウトとサンオンの火の精霊との契約から進めていきます。


最後になりますが、ブックマークや評価、ご感想をいただけますと、今後の執筆の励みになります。


これからも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。

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