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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
第1エリア〜東エリア・バグヴァラの街編

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EPISODE.273話〘再び洞窟内へ――新たな収穫と予想外の発見〙

いつも読んでいただきありがとうございます。


今回は、魔神四天王アイムフィロゼとの戦いを終えたトレンたちが、改めて洞窟内の探索を始めるお話となります。


四人で洞窟内を調べていく中、どのようなものを見つけるのか。


そして探索の先に何が待っているのか。


最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。


それでは、EPISODE.273話をお楽しみください。

再び洞窟に入った俺たちは、改めて洞窟内を調べることにした。


俺とリョウはすぐに【捜査】と【鑑定】を発動させる。


改めて洞窟内を調べてみると、いくつもの道や穴があり、予想以上に迷路のようになっていた。


「予想以上の迷路だな。二手に分かれて探そうか、リョウ」


「そうっすね。入れない場所はこの先なんすよね? バウト」


「ええ。そこまでの道は分かっています。ただ、この洞窟内の穴は前に来た時には無かったんです。でも、入れない場所までの道は変わっていませんから大丈夫です」


「それじゃ俺はバウトと一緒にこっちを調べるよ」


「分かったっす。それじゃ自分はサンオンと反対側を調べるっすね」


「何かあったらすぐ連絡しよう」


「了解っす」


こうして二手に分かれた俺とリョウは、洞窟内をくまなく調べる大捜索を始めた。


俺とバウトは、新しく出来た穴を一つずつ調べていった。


「しかし、いろんな素材があるな」


「そうですね。新しく出来た穴をくまなく調べてみると、知らない素材もありますね」


俺とバウトは見つけた素材を採取しながら、次々と穴を調べていく。


その時、別の穴を調べていたバウトが何かを発見した。


「トレン、ちょっと来てもらえますか?」


「どうした、バウト。何か見つけたのか?」


バウトのいる穴へ向かうと、そこには一つの卵があった。


「これ……卵ですよね?」


俺はバウトが発見した卵を【鑑定】した。


そして、その結果を見た俺は驚きを隠せなかった。


「……バウト、その卵は雷の精霊の卵だよ」


「……え?……雷の精霊の卵………えええぇぇぇ――」


まさかこの洞窟の中に【雷の精霊の卵】があるとは思ってもいなかった。


一方、リョウとサンオンも穴を次々と調べていた。


こちらでは様々な鉱石を発見していた。


「翡翠結晶鉱石・クリスタル鉱石・翠黎結晶鉱石、いろんな鉱石があるっすね」


「そうですね、リョウ。各穴を調べたら鉱石がありますね」


リョウとサンオンが次々と穴を調べていた、その時だった。


別の穴を調べていたサンオンが、何かを発見した。


「リョウ、ちょっと来てもらえますか?」


「どうしたっすか、サンオン。何か発見したんすか?」


「卵を発見したんです」


リョウはサンオンが発見した卵を即座に【鑑定】した。


そして結果を見て、驚きを隠せなかった。


「……嘘でしょ……」


「リョウ?……この卵が何か分かったのですか?」


「サンオン、驚かないで聞いて欲しい」


「その卵は……雷の精霊の卵っす」


「は?……え?………雷の精霊?……精霊の卵?……ええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」


こうして二手に分かれた俺たちは、それぞれ洞窟内をくまなく調べ終え、再び合流した。


「リョウ、そっちはどうだった?」


「こっちは鉱石があったっすね。それと予想外のものもあったっすけど、トレンの方は?」


「こっちは素材があったよ。こっちも予想外の精霊の卵を発見したけどな」


するとサンオンが驚いた表情で言った。


「え? トレンたちも精霊の卵を発見したんですか?」


サンオンの一言に、今度はバウトも驚いた。


「ちょっと待ってください。もしかしてサンオンも精霊の卵を発見したんですか?」


どうやらバウトとサンオンが発見した卵は、どちらも【雷の精霊の卵】だったらしい。


「その卵はサンオンとバウトが発見したものだから、二人が所有者になればいいよ。俺たちのことは気にしなくていいから」


こうしてバウトとサンオンは、それぞれ自分たちが発見した【雷の精霊の卵】の所有者となった。


「調べ尽くしたし、それじゃバウト、案内を頼むよ」


「わかりました。それじゃ行きましょう」


俺たちはバウトの案内で、入ることが出来なかった場所へ向かうことにした。


洞窟内を歩くこと一時間。


ちょうど中間辺りまで来たところで、バウトが足を止めた。


「ここです。左右二つある左側だけ通れなかったんです。見てて下さい」


俺たちはその場で待機し、バウトが左側の道へ向かっていった。


すると画面が現れた。


「なる程ね。だから俺たちが必要な訳だ」


「そうみたいっすね。こっちのエリアはいろんなイベント絡みがありそうっすね」


「すると東エリアだけではなく、自分の拠点である北エリアにもあるのですね」


「間違い無いでしょうね。いつか北エリアにも行きますよ」


「その時は、よろしくお願い致します」


そう会話していると、バウトが俺たちのところへ戻って来た。


「それじゃ行こうか」


俺たち四人で左側の入り口まで歩いて行く。


すると、俺たちの目の前に画面が現れた。


【【鉱山採掘権利書】の『所有者』が確認されました。同行者を含め四人で入りますか?】


俺は【はい】を押し、四人で中へ入って行った。


こうして俺たちは、洞窟の奥へと先に進むのであった。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今回は、再び洞窟内の探索を始めたトレンたち四人のお話となりました。


二手に分かれて洞窟内を調べる中、素材や鉱石だけではなく、バウトとサンオンがそれぞれ思いもしなかったものを発見することになりました。


二人が見つけたのは、まさかの【雷の精霊の卵】。


これまで従魔を所有していなかったバウトとサンオンにとって、初めて自分たちで発見した卵となりました。


そして探索を終えた四人は、バウトが以前から入ることが出来なかった場所へ向かい、ようやく【鉱山採掘権利書】が必要だった理由も分かることになります。


以前手に入れたものが、こうして新たな場所へ進むために繋がっていく形となりました。


今回のお話も楽しんでいただけたら嬉しいです。


最後になりますが、ブックマークや評価、ご感想をいただけますと、今後の執筆の励みになります。


これからも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。

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