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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
第1エリア〜東エリア・バグヴァラの街編

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EPISODE.270話〘トレンVS魔神アイムフィロゼ――激闘の最終決戦〙

いつも読んでいただきありがとうございます。


今回は、トレンと魔神アイムフィロゼの一対一の戦いがさらに激しくなっていきます。


互いに譲らない最終決戦の行方にも注目しながら、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。


それでは、EPISODE.270話をお楽しみください。

新たな力を感じ、覚醒魔神の姿に変わった俺は、魔神アイムフィロゼとの壮絶な戦いを続けていた。


リョウは相当なダメージを負っていたが、装備している防具と俺の防御バフ付与のお陰で何とか耐えていた。


回復はしているみたいだが、まだ戦闘に復帰出来る状態ではない。


今は俺一人でヤツを倒すしかない。


アイムフィロゼは俺の姿を見ながら、未だに理解出来ない様子だった。


「何故だ……何故下等人間の貴様がヴィグロッガズの姿になっている……」


俺は何も答えず、アイムフィロゼを見据える。


するとアイムフィロゼは怒りを露わにした。


「魔人の姿に変わって俺に勝てると思うな!! 下等人間がぁぁぁ!! 【魔神衝撃拳】!!」


アイムフィロゼが一気に俺との距離を詰め、拳を放ってきた。


俺は両手にオーラを纏わせる。


「…【波動魔神拳】」


ドゴォォォォォォーン!!


互いの攻撃が正面から激突した。


凄まじい衝撃が洞窟内へ広がる。


だが――。


俺の【波動魔神拳】が、アイムフィロゼの【魔神衝撃拳】を徐々に押し返していく。


「なっ!?……俺の攻撃が、あんなヤツの攻撃に押されるだと……」


「ハァァァァァ!!」


そのまま俺の攻撃がアイムフィロゼへ直撃した。


ドゴォォォォォォーン!!


「グハッ!!」


アイムフィロゼは凄まじい勢いで吹き飛ばされ、岩壁へ激突する。


ドゴォォォン!!


崩れた岩の中から、アイムフィロゼがゆっくりと立ち上がった。


「クソがぁぁぁぁ!!」


アイムフィロゼの表情が一気に変わる。


「こうなったら本当の力で貴様をぶっ殺してやる!!」


そして――。


「ハァァァァァァァァ!! 魔力解放!!」


その瞬間。


アイムフィロゼの全身から、凄まじい漆黒のオーラが溢れ出した。


洞窟内全体が震え始める。


「なっ!?………今のが……全力じゃ無かったかよ……」


少し離れた場所にいるリョウも、アイムフィロゼから溢れ出す魔力に戦慄していた。


だけど俺は、何故か冷静だった。


アイムフィロゼから溢れ出す魔力を感じながら、さらに集中力を高めていく。


やっぱりな。


コイツは今まで、俺たちを見下して本当の力を出していなかったんだ。


アイムフィロゼは漆黒のオーラを纏いながら、俺を睨み付ける。


「俺様を本気にさせた事を後悔しながら怯えな!! 人間がぁぁぁ!! 【超魔神速】!!」


ドジュッ!!


アイムフィロゼの姿が一瞬で消えた。


だけど――。


「…【魔闘神速】」


ドジュッ!!


俺もその場から姿を消した。


次の瞬間。


ドゴォォォン!!


俺とアイムフィロゼの攻撃が激突する。


さらに――。


ドゴォン!!


ドゴォォォン!!


ドガァァァン!!


俺とアイムフィロゼは凄まじい速さで激しくぶつかり合っていた。


互いの攻撃がぶつかる音が洞窟内に何度も響き渡る。


一見すれば互角に見える。


だけど――。


俺はアイムフィロゼの攻撃を受け流し、回避し続けていた。


「なっ……!?」


アイムフィロゼは全力で攻撃を仕掛けてくる。


それでも俺は全ての攻撃を見ながら避けていく。


「何故だぁぁぁぁ!! 何故俺様の攻撃が当たらねぇぇぇ!!」


アイムフィロゼは更に速度を上げた。


だけど焦れば焦るほど、動きに僅かな隙が生まれていく。


俺はその隙を逃さなかった。


「ガラ空きだ、アイムフィロゼ!! 喰らいな! 【魔神轟殺天翔】!!」


俺の攻撃がアイムフィロゼへ直撃する。


「グッ!!」


俺はそのまま連続で打撃を叩き込み、アイムフィロゼの身体を空中へ蹴り上げた。


「グアッ!!」


俺も一気に空中へ飛び上がる。


そしてアイムフィロゼよりも更に高い位置へ移動した。


空中で身体を廻転させる。


「ハァァァァァ!!」


そのまま強烈な蹴りを叩き込んだ。


ドゴォォォォォォーン!!


「グオォォォォォォ!!」


アイムフィロゼは地面へ向かって凄まじい勢いで落下する。


ドゴォォォォォォーン!!


地面へ叩き落とされた衝撃で、辺り一帯に大量の砂煙が舞い上がった。


俺は地面へ降り立ち、アイムフィロゼが落ちた場所を見つめる。


やがて砂煙の中から、アイムフィロゼがゆっくりと立ち上がった。


「グッ……クソが……」


かなりのダメージを負っている。


俺はアイムフィロゼを見ながら口を開いた。


「どうした、それが全力か? わざと切り札を隠してるなら、トドメを刺してやる」


「俺様を舐めんじゃねーぞぉぉぉ!!」


アイムフィロゼから再び凄まじい魔力が溢れ出す。


そしてアイムフィロゼは、俺だけではなくリョウにも視線を向けた。


「貴様も、もう一人も巻き込む大技で死にやがれぇぇぇ!! 人間どもがぁぁぁぁ!!」


俺はその言葉を聞いて、静かに構える。


「いいだろ。俺も大技で返り討ちにしてやるさ」


俺とアイムフィロゼは互いに睨み合いながら、最後の攻撃へ向けて力を高めていく。


こうして俺と魔神アイムフィロゼの戦いは、遂に最後の決着へ向かうのであった。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今回は、覚醒したトレンと本当の力を解放した魔神アイムフィロゼとの激しい戦いとなりました。


互いに譲らない攻防が続く中、ついに最後の大技をぶつけ合う展開へ進んでいきます。


次回は、トレンと魔神アイムフィロゼの最終決着を楽しんでいただけたら嬉しいです。


最後になりますが、ブックマークや評価、ご感想をいただけますと、今後の執筆の励みになります。


これからも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。

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