EPISODE.267話〘トレン・リョウVS魔神アイムフィロゼ――激突する攻防〙
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は、トレンとリョウが魔神アイムフィロゼとの戦いに挑んでいくお話となります。
二人がどのように魔神へ立ち向かっていくのか、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、EPISODE.267話をお楽しみください。
遂に俺とリョウは、【魔神四天王】の一人、魔神アイムフィロゼとの戦いを始めた。
先に動いたのはアイムフィロゼだった。
「人間ごときが、この俺を舐めるなぁぁぁ! 【魔神速】!」
ドッシュッ!
速い!
アイムフィロゼは一瞬で俺たちとの距離を詰めてきた。
「喰らえ! 【魔神烈脚】!」
ドゴォォォォォーン!!
「ぐッ!」
「ガハッ!」
俺とリョウは強烈な蹴りを喰らい、そのまま岩壁へ向かって吹き飛ばされた。
やっぱり強い。
前に戦ったヴァイレファールスと同じ【魔神四天王】。
この程度の強さはあると思っていた。
だけど――。
このまま喰らっているだけじゃない。
俺は吹き飛ばされながら、アイムフィロゼへ手を向けた。
「【魔氷炎連弾】!!」
無数の氷と炎の攻撃がアイムフィロゼへ向かって飛んでいく。
「なっ!?」
ドドドドドドドォォォン!!
そして俺とリョウは、そのまま岩壁へ激突した。
ドゴォォォーン!!
「ぐっ……!」
かなりの威力だな。
だけど止まっている暇はない。
俺は即座に体勢を立て直した。
「【超闘神速】!」
ドッシュッ!
一気にアイムフィロゼへ接近する。
「しつこい人間だなぁぁぁ!」
「捕らえたぜ! 喰らえ! 【波動衝撃波】!」
ドゴォォォン!!
「くっ! 小癪な人間がぁぁぁ!」
アイムフィロゼは俺の攻撃を受けながらも、すぐに反撃しようとする。
だけど俺は攻撃を止めなかった。
アイムフィロゼの意識を俺に向け続ける。
その間、リョウは少し離れた場所からアイムフィロゼの動きを見ていた。
リョウもさっきの一撃で、この相手の強さを理解したはずだ。
以前戦った魔獣王もかなりの強さだった。
だけど目の前にいる魔神四天王も、それ以上に危険な相手だと感じているだろう。
だからこそリョウは、無理に攻撃へ入ろうとはしなかった。
確実に一撃を与えられる機会を待っている。
そしてアイムフィロゼは、その事に気付いていなかった。
「どうしたぁぁぁ! さっきまでの勢いはその程度かぁぁぁ!」
「まだだよ!」
俺は更にアイムフィロゼへ攻撃を仕掛け続けた。
そして――。
僅かな隙を見逃さなかった。
「捕らえたぜ! アイムフィロゼ! 【月麗昇龍拳】!!」
ドゴォォォォン!!
「ぐっ!」
アイムフィロゼは俺の攻撃を防いだ。
だけど完全には防ぎ切れず、僅かに体勢を崩す。
その瞬間――。
リョウが動いた。
「【超闘神速】!」
ドッシュッ!
アイムフィロゼの視界から外れていたリョウが、一気に距離を詰める。
「なっ!?」
もう遅い。
リョウは剣を構え、アイムフィロゼへ向かって振り抜いた。
「喰らいやがれ! 【神光速剣】!!」
「グオォォォォォ!!」
ドゴォォォォォーン!!
アイムフィロゼはリョウの攻撃を避けきれず、そのまま凄まじい勢いで岩壁へ激突した。
「やったっすか?」
「いや、まだだ」
俺とリョウは岩壁へ顔を向ける。
すると――。
崩れた岩の中から、アイムフィロゼがゆっくりと姿を現した。
「ぐっ……人間ごときが……」
アイムフィロゼの身体には、俺とリョウの攻撃によるダメージが残っていた。
自分がここまでダメージを受けるとは思っていなかったのか。
アイムフィロゼの表情が一気に変わった。
「許さん……」
凄まじい威圧が洞窟内へ広がっていく。
「人間ごときがぁぁぁぁぁ!!」
アイムフィロゼから感じる力が、更に大きくなっていく。
「この俺に本気を出させた事を後悔しな! 下等人間どもがぁぁぁぁ!!」
俺とリョウは、その威圧を感じ取っていた。
さっきまでとは明らかに違う。
「流石にヤバい相手だな、リョウ」
「そうっすね。ヤツの雰囲気だけで分かるっすよ」
俺はアイムフィロゼから目を離さず、更に集中力を高める。
「さらに集中するぞ、リョウ。ここからが本当の闘いだぞ」
「了解っす。集中を切らさないようにするっすよ」
アイムフィロゼは俺たちを睨みながら、ゆっくりと構えた。
凄まじい威圧が更に強くなっていく。
「来るぞ! リョウ!」
「了解っす!」
俺とリョウは更に集中力を高め、アイムフィロゼを見据えた。
だがこの後、トレンとリョウは魔神アイムフィロゼの本当の強さを知る事になるのであった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、トレンとリョウが魔神アイムフィロゼとの激しい攻防を繰り広げました。
二人の連携によってダメージを受けたアイムフィロゼは、更なる力を見せ始めます。
次回も、魔神アイムフィロゼとの戦いの続きを楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後になりますが、ブックマークや評価、ご感想をいただけますと、今後の執筆の励みになります。
これからも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。




