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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・特殊イベント編

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232/267

EPISODE.231話〘四人への試練――託された希少鉱石の真意〙

いつも読んでいただきありがとうございます。


今回は、仲間への想いと、それぞれが成長する為の試練が描かれる一話となっています。


トレンとリョウが託した希少鉱石に込められた真意にも注目しながら、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。


それでは、第231話をお楽しみください。

二つ目の協力四属召喚『エンジェルヴァルキリー』を授かった俺たちは驚きを隠せなかった。


もしかして、授かった意味は、この先に待つ東エリアと北エリアが、それほど厳しい場所だという事なのか?


そう思っていた俺に、大精霊エンジェルクライズから意外な返事が返って来たのだった。


[トレン、リョウよ。授けたのは、君たちが次に向かうエリアの為に授けたのだ。]


[!!もしかして、東エリアと北エリアっすか?]


[その通りだよリョウ。君たちが次に向かうのは東エリアだよ。もう少し今まで行ったエリアを回りなさい。今、向かうのは危険すぎるからね。]


[わかりました。確かに自分もまだまだ弱いと痛感させられています。]


[自分もっすよ。本当の弱さを知り、痛感してるっす。大精霊エンジェルクライズ様の意見に従うっす。]


[その意思を常に継続しなさい。それと【光霊轟極黎結晶雫鉱石】は持っていなさい。君たちが必要になるから。]


[それじゃ案内してくれた精霊三体に【光霊轟極黎結晶雫鉱石】を渡してもよろしいでしょうか?]


[わかった。本当に純粋だね。受け取りなさい。]


案内してくれた精霊三体は、トレンから【光霊轟極黎結晶雫鉱石】を受け取り、感謝の気持ちを込めて一礼した。


[レイディア、ニーナシュンよ。いい主に巡り会えたね。そう巡り会えないぞ。裏切る事が無いように心掛けるのだよ。]


[[…コクコク(頷く)]]


[トレン、リョウよ。レイディアとニーナシュンを頼みますね。]


[[わかりました。]]


俺たちは大精霊の館を出て、宿屋に戻った。

その夜、リョウと部屋でくつろいでいると、ノックの音がした。


[トレン、リョウいる?]


[ナギサ、バレグ、ナナ、マイ!?]


[四人も揃ってどうしたっすか?]


俺たちは四人を部屋へ招き入れた。


[それで、俺たちに何か用でも?]


[光結晶鉱石と雷光結晶鉱石なら渡したっすよね?]


するとナギサが話し出す。


[それは、貰ったけどそれじゃないのよ。実は、トレンから貰った一個だけの鉱石、『誰にも教えないで』って言った意味が理解出来ないんだけど。何故なの?]


[そうそう、私たちも同じ一個の鉱石を貰ったけど。何故教えないのかしら?]


実は、俺たちは宿屋へ戻った後、四人を部屋へ呼び、光結晶鉱石と雷光結晶鉱石を渡していた。


そして、更に【光霊轟極黎結晶雫鉱石】も一人一個ずつ手渡していたのだ。


[それは……]


すると、部屋の前を通りかかったローリエナさんとシーラレイさんが、俺たちの話し声を聞いて足を止めた。


そして、ゆっくりと部屋へ入ると、四人へ視線を向けて口を開いた。


[本当、わかってないのね。四人共、呆れるわね。]


[あなた達、何故トレンとリョウが四人に渡した意味が分からないの? 鉱石を知って、それで終わり?]


[甘えるのもいい加減にしなさい! トレンとリョウが何故渡したのか。それは、あなた達がいつか見つけなければならない為なのよ。]


シーラレイとローリエナは、四人へ厳しい言葉を掛ける。


[その鉱石は、見つけ出すのが非常に困難な鉱石なのよ。だからこそ、トレンとリョウが『誰にも教えないで』と言った意味も、自分たちで見つけ出しなさい。]


[そして、その鉱石は誰にも知られたくないものでもあるのよ。私達が言えるのはそこまでよ。トレンとリョウが何故教えないのか、そして『誰にも教えないで』と言った意味も、いずれ分かるから。]


[ローリエナさん、シーラレイさん……ありがとうございます。代わりに言ってくださって。]


[いいのよ。トレン、リョウ。代わりに言っただけなのよ。]


[後は、四人次第ね。その鉱石の意味がね。]


四人はローリエナとシーラレイに厳しい言葉を受け、それぞれの部屋へ戻っていった。


[大丈夫っすかね。トレン]


[多分な。ナナとマイは従魔たちがいるから気付くだろう。]


[ナギサとバレグも、自分たちに何が足りないのかを見つけるのが先だろうな。]


[自分たちが直面した時と同じっすね。]


[それじゃ私達も部屋に戻るわね。トレン、リョウ]


[相談ならいつでも良いからね。]


こうしてトレンとリョウは、ローリエナさんとシーラレイさんへ感謝を伝え、眠りにつくのであった。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


今回のお話では、「答えを教えてもらう」のではなく、「自分自身で見つけること」の大切さを描きました。


トレンとリョウが四人へ託した想い、そしてローリエナさんとシーラレイさんの言葉が、これから四人にどのような変化をもたらすのか、楽しみにしていただけたら嬉しいです。


皆様からの応援や評価が、毎日の執筆の励みになっています。


いつも読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


よろしければブックマークや評価をしていただけると、とても励みになります。


今後とも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をよろしくお願いいたします。

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