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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・特殊イベント編

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221/222

EPISODE.220話〘真の試練――リョウに立ちはだかる心の要塞〙

今回は特殊鉱石採掘・リョウ編

をお送り致します。


最後まで読んで頂けたら幸いです。

トレンが魔獣四天王を瞬殺した一方、ヴィレダリア洞窟へ向かったリョウと【翠烈陣氷帝】のメンバーたちは、先に向かっていたナナたちと無事に合流した。


[採掘状況は?ナギサ、バレグ]


[今のところは、光銀鉱石だけです。]


リョウは即座に【捜査】と【鑑定】を発動させた。


(この辺りには無いっすね。更に奥へ進めば、光蘭雷鉱石・光金銅鉱石・光氷輪鉱石の三種類がある。だが、採掘場所はかなり険しい場所なんだよな。)


するとギールオルドラが、険しい表情を浮かべるリョウへ声を掛けた。


[どうしたんだよ、リョウ。険しい顔して、問題でも?]


[ギールオルドラさん、実は……]


リョウは三種類の鉱石がある場所を詳しく説明した。


[なる程ね。ローリエナ、ミューレイミ。ちょっといいか]


[どうしたの?私たちを呼んで]


[そうよ、余程の事なんでしょう?]


ギールオルドラは、リョウから聞いた内容を二人へ伝えた。


[そりゃあ断崖絶壁の場所なら厳しいわね。]


[リョウ、その場所は遠いのかしら?]


[今いる場所から300mほど奥へ行けば分かります。]


[分かったわ。ナナたちには私が伝えるわね。]


[お願いします。ミューレイミさん]


ミューレイミはナギサたちへ、この奥に鉱石があることを伝え、リョウたちも一緒に目的の場所まで向かった。


そして目的の採掘場所へ到着すると、断崖絶壁の中腹にぽっかりと開いた横穴の奥が採掘場所だと、ミューレイミがナギサたちへ説明した。


[なっ!……そんな……あの場所まで登れって事?無理よ。]


[私も正直、厳しいですね。ナギサ]


[私たちも無理ね。ナナ]


[無理よ。]


ナギサ、バレグ、マイ、ナナの四人は絶望していた。


しかし、リョウは諦めなかった。


[自分がいくっす。ナナたちは待機してくれっす。ナイトディラン、サクメ、ニーナシュン、シドレア。いくっす。]


ナイトディランの背中へ跨り、従魔たちも乗った。


そしてナイトディランは勢いよくジャンプし、断崖絶壁の中腹にある横穴へ飛び込んでいった。


[ありがと。ナイトディラン、お陰で採掘場所に着いたっすからね。]


リョウはスキルを発動させ、目的の場所まで従魔たちと歩いて行った。


歩くこと五分後、採掘場所へ到着した。


[ここかぁ。さて採掘する……!!ニーナシュン!!【聖天盾】]


ニーナシュンは【聖天盾】を発動し、リョウと従魔たちの周囲をドーム型の聖魔法防御で覆った。


リョウは気配を感じた方向へ向けてスキルを発動していた。


[ギジラ……ギジラ……ギジラァァァァ!]


[やっぱりいたか。最初はヴィレグルア森林樹で嫌な予感しか分からなかったが、ヴィレダリア洞窟入口付近に着いた俺たちへ気付き、洞窟へ身を潜め、魔獣四天王を操っていた首謀者……いや、魔獣王ファルヴァイ!]


そう、トレンとリョウはヴィレダリア洞窟入口付近へ到着した直後、スキルで異変を察知していたのだ。


ハーデスミラーキングとトレンの戦いを傍観し、トレンが苦戦を強いられている隙を狙い、ヴィレダリア洞窟入口へ魔獣四天王三体を配置した。そして洞窟内から再び傍観し、自らの勝利を確信していた。


だが予想外にも、トレンが三体を瞬時に討ち倒したため、ファルヴァイは今いる場所へ身を潜め、隠れていたのだ。


魔獣王ファルヴァイは即座に従魔たちへ狙いを定め、闇属性攻撃を放った。


[しまった!ナイトディランたちと離れて……間に合え!クソがぁ!]


リョウは必死に従魔たちを庇おうと駆け出した。


その瞬間、ナイトディランの後ろから声が響いた。


[ホーリーウォールシールド!!]


従魔たちはドーム型の聖魔法強化防御に包まれ、ファルヴァイの闇属性攻撃を完全に防いだ。


[え?……誰っすか!?]


ナイトディランの後ろから姿を現したのは、ローリエナだった。


[ローリエナさん!?どうやってここに?]


[私は咄嗟に、ナイトディランへ従魔たちが乗った瞬間、誰にも気付かれないよう一緒に乗ったのよ。リョウ、今のあなたは理性を見失っている状態よ。従魔たちから目を離していたでしょう?そろそろ自分自身で気付かなければ、このままでは死ぬわよ。]


ローリエナの厳しい一言を受け、リョウは一呼吸置き、トレンの言葉を思い出した。


[そっか……やっとトレンが言った意味が少しだけ分かったっす。自分自身で答えを探さないとな。]


リョウはローリエナの言葉をヒントに、何かを感じ始めていた。


だが今は、目の前にいるファルヴァイを倒すこと。そして同じ過ちを繰り返さないよう従魔たちを護り抜くこと。


そう覚悟を決めたリョウは集中力を極限まで高め、覚醒限界突破の領域へ入っていく。


装備をチェンジすると、ファルヴァイを鋭く睨みつけた。


[テメーは絶対に許さねぇぞ!クズがぁ!]


そしてリョウはローリエナへお願いした。


[ローリエナさん、従魔たちをお願いします。]


[ええ、分かったわ。従魔たちは私が護るから、あなたはヤツとの戦いに集中しなさい。]


[了解っす。いくぜ!魔獣王ファルヴァイ!!]


こうして、リョウと魔獣王ファルヴァイとの戦いが幕を開けるのであった。

次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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