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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・特殊イベント編

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220/221

EPISODE.219話〘特殊鉱石採掘――二体の龍と想う力、融合龍人化〙

特殊鉱石採掘編・トレンVS魔獣四天王編を

お送り致します。


最後にお知らせがあります。


最後まで読んで頂けたら幸いです。

ヴィレダリア洞窟入り口付近に、まさかの魔獣四天王三体がいたのだ。


トレンとリョウは【鑑定】を発動させた。


[間違いないっすよ。トレン、あの三体は魔獣四天王っすよ。]


[ああ。あの時の冥界王アリジロも偽りの姿だった。そして俺が倒したヤツも、所詮は捨て駒だったって事だ。]


トレンはリョウや【炎國乃黎闘翠】と【翠烈陣氷帝】メンバー全員に衝撃の真実を伝えた。


[魔獣四天王・冥王魔獣ハーデスミラーキングは捨て駒に過ぎないからです。今いる魔獣四天王・三体も同じです。それを指揮するヤツは俺たちを傍観している。]


[[[なっ……なんだって!?]]]


トレンの話を聞いた全員が驚きを隠せなかった。


[そ……それじゃ……今いる魔獣四天王・三体も捨て駒……。]


リョウは静かな怒りを滲ませながら、ゾーン領域のさらに上――覚醒限界突破領域へと到達していた。


トレンはリョウへ静かに語りかける。


[リョウ、一つアドバイスをやる……戦いの中で、自分の真の弱さを見つける事だ。]


[どういう意味っすか?]


[それは自分で見つけろよ。リョウ。]


トレンはそう言うと、魔獣四天王三体を鋭く睨みつけた。


[魔獣四天王・ポセイドンジャックゼロピオン。]


[魔獣四天王・ダークホーネットクイーン。]


[魔獣四天王・デスヴァーベアーエース。]


[偽りの姿で戦うなら、一瞬で終わらせるぞ! 雑魚がぁぁ!!]


トレンは装備していた【黎極黒虹翼龍双剣】へそっと手を添え、静かに語りかける。


[一緒に闘おう。俺に力を貸してくれ。]


その時――全ての風景が停止した。


――――――――――――――――――――――


――――――――運営Side――――――――――


運営側は、トレンとリョウそれぞれの武器の真・覚醒プログラムの準備を進めていた。


[主任、例のプログラム準備完了しました。]


[こちらも準備完了っす。]


[わかった。しかし、今戦っている魔獣四天王は、トレンとリョウの『四精霊の樹木』の特殊イベントが発生していることに気づいていない。それどころか、ナギサとバレグの特殊イベントだと勘違いしているから笑えるよ。(笑)]


そう――。


トレンが魔獣四天王と戦っているのは、特殊イベントが発生していたからだった。


[本当ですよね。真面目過ぎる天然なんですかね?(笑)]


[真面目過ぎるから面白いよ、あの二人は。(笑) これで土の大精霊の条件が揃ったからな。]


[しかし、他のプレイヤーたちも従魔をゲットし始めましたしね。]


[まあ、先走って攻略しようとするヤツらも、そのうち自分たちが過信していた事に気づくだろうな。]


[まあ、従魔たちの扱いも酷ければ、プレイヤーは即死で従魔は解放されるように設定していますしね。]


[主任、大変です! トレンの武器が輝き出しました。]


[始めるぞ。例のプログラム導入開始だ。]


運営側は例のプログラム導入を無事完了した。


こうして、トレンとリョウの一部の武器へ、例のプログラムが無事導入された。


――――――――――――――――――――――


突然、全てが停止した事にトレンは戸惑っていた。従魔たちもリョウたちも、魔獣四天王までもが、その場で静止していた。


[どういう事だ?……何故、俺だけなんだ?]


すると【黎極黒虹翼龍双剣】が光り輝き、トレンの手から離れた。


さらにマジックボックスの中にあった【黎極白虹翼龍双剣】も光り輝き、トレンはそれを取り出す。しかし、その双剣もまたトレンの手を離れ、二つの武器は再び姿を変え始めた。


※EPISODE.103話参考


黎極黒虹翼龍オードラレックと、覚醒黎極白虹翼龍オードラレックが姿を現した。


※前の時は覚醒黎極黒虹翼龍オードラレックでしたが、武器進化により覚醒黎極白虹翼龍オードラレックへ変更致しました。ご了承下さい。


[トレンよ。我らと共に闘おう!]


[そして、我ら二体の龍の真の覚醒を与えよう。]


[まさか……それは……もしかして……。]


トレンが言葉を続ける前に、二体のオードラレックが口を開く。


[察している通りだ。トレン、完全龍人化だ。]


[それならヤツら三体にも勝てる。だが相当な魔力量を使うから気を付けろ。]


[わかったよ。オードラレック、俺の身体を使って一緒に闘おう。]


[[トレンの願い、確かに受け取った。魔力融合!!]]


その瞬間、停止していた全てが再び動き始めた。


そしてトレンは高らかに唱える。


[ハァァァァァァ!! 我が名はトレン、我に応えよ!]


[黎極黒虹翼龍オードラレック・覚醒黎極白虹翼龍オードラレックよ、汝の力を捧げよ!!]


トレンの全身から眩い光が溢れ出した。


黎極黒虹翼龍オードラレックの黒き魔力と、覚醒黎極白虹翼龍オードラレックの白き魔力がトレンの魔力と融合し、やがて完全龍人化オードラレックの姿となった。


【炎國乃黎闘翠】と【翠烈陣氷帝】のメンバー全員は、その姿を見て驚きを隠せなかった。


[[オードラレック!?]]


[いくよ。オードラレック、力を借りるよ。]


[【龍人速】]


ドジュッ!!


トレンのスピードはポセイドンジャックゼロピオンの目では捉えられず、気付けば正面に立っていた。


[【龍人拳】]


[ギジィ……。]


魔獣四天王・ポセイドンジャックゼロピオンは腹部へ放たれた一撃で、あっさりと粉砕された。


残る二体は何が起きたのか理解出来ず、慌てて本来の姿へ変わりながらトレンを警戒する。


だが、遅かった。


何故ならトレンは、すでにダークホーネットクイーンの真上にいたのだから。


[喰らいな!! 【龍人烈脚天舞】]


トレンはダークホーネットクイーンを蹴り落とし、さらに蹴り上げた。


そのまま廻天しながら空中を舞い、最後は渾身の蹴りで地面へ叩き落とし、頭部を粉砕した。


デスヴァーベアーエースは二体が一瞬で倒されたのを見て恐怖に怯え、逃走を図る。


しかしトレンは先回りし、ヤツの正面へ立ちはだかった。


[逃がすかよ!! 【龍人衝撃覇】]


[……!!]


デスヴァーベアーエースの腹部へ一撃を叩き込み、その衝撃で体内が爆散し、そのまま消滅した。


やがてトレンは元の姿へ戻っていた。


[ウグッ……ドサッ。]


全ての魔力を使い果たしたトレンは、その場で意識を失い倒れた。


[トレン!!]


リョウはすぐさまトレンの元へ駆け寄り、その身体を担いでギールオルドラたちの所へ合流した。


[大丈夫だ。魔力を使い切って意識を失っただけだ。シーラレイ、頼んだよ。]


[ええ、わかったわ。リョウはナナたちの所へ向かってちょうだい。レガクロスたちでトレンを守るからね。]


[……わかったっす。ギールオルドラさん、一緒にお願いします。]


[リョウ、何を考えているか知らないが、自分を見失うな!]


[そうだぜ。トレンを責めるなよ。トレンは自分の壁に直面し、それを乗り越えた。だからトレンも変わったんだよ。]


[リョウ、自分の壁にぶつかっているなら、自分自身で見つけな。他人に頼るなよ。俺たちも同じだったからな。]


ギールオルドラ、ヴァイザー、デルタスはリョウへそう言った。


[了解っす。ナナたちの所へ向かうっす。]


こうしてリョウは、ナナたちの待つヴィレダリア洞窟へ向かうのであった。


だが、これも特殊イベント『四精霊の樹木』に関する出来事の一つだとは、リョウはまだ知る由もなかった。

今回の魔獣四天王編は、『特殊鉱石採掘』とトレン・リョウの特殊イベント『四精霊の樹木』を同時進行で描いています。物語が場面転換しながら進行しますので、ご了承いただけますと幸いです。


次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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