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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・特殊イベント編

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212/225

EPISODE.211話〘特殊素材採取――奈落の絶望・冥界王アリジロ〙

トレン・【翠烈陣氷帝】VSハーデスキングミラーアリジロ編・前編

をお送り致します。

最後まで読んで頂けたら幸いです。

巣城から姿を現したハーデスキングミラーアリジロ――。


別名、冥界王アリジロは全身から禍々しい暗黒のオーラを放っていた。


トレンも半魔人化した姿となり、冥界王アリジロを鋭く睨み据えていた。


互いに間合いを詰める。


そして、先に動いたのは冥界王アリジロだった。


[グギィィィィィィィ!!]


冥界王アリジロの姿が消えた――否。


地面へ潜り込むと、凄まじい速度でトレンの真下へ回り込み、一気に連続攻撃を仕掛けてきた。


[ちッ!! 攻撃が速い……!! 回避するので精一杯だ……!! しかも一撃一撃が重すぎる……!!]


トレンは紙一重で攻撃を避け続けた。


しかし、冥界王アリジロはさらに速度を上げ、トレンを追い詰めていく。


そして容赦ない連撃が、ついにトレンを捉えた。


[グギィィィィィィィ!!]


[ぐわぁぁぁぁぁ!!]


ドゴォォォン!!


トレンは吹き飛ばされ、大木へ激突する。


[ガハッ!!]


冥界王アリジロは追撃の手を緩めない。


鋭い爪で何度も斬り刻み続ける。


[ガハッ!!]


[ブハァッ……!!]


[グギィィィィィィィィィィ!!]


ズドォォォン!!


最後は地面へ叩きつけられた。


[ゴフッ!!]


半魔人化したトレンですら、一方的に叩きのめされていた。


冥界王アリジロはゆっくりとトレンへ歩み寄り、その首を狙って腕を振り上げる。


だが、その瞬間――。


背後から凄まじい威圧と共に、一撃が冥界王アリジロへ叩き込まれた。


ギールオルドラ、デルタス、ヴァイザーの三人だった。


[テメーの相手は俺たちだ!! 喰らいやがれ!!]


[トレンだけじゃねぇぞ!! 喰らいな!! 冥界王アリジロ!!]


[[合体奥義――【牙突廻天舞烈風連脚】!!]]


デルタスは高速回転する槍で脚部を斬り裂く。


同時にヴァイザーは拳へ力を集約し、胴体へ渾身の一撃を叩き込んだ。


[グギィィィィィィィィィィ!!]


不意を突かれた冥界王アリジロは大きく吹き飛ばされ、大木へ激突した。


だが、攻撃はまだ終わらない。


ギールオルドラが一気に踏み込む。


[流石にキレたぜ!! 喰らえ!!【闘神覇拳】!!]


[グギィィィィィィィィィィ!!]


[ハァァァァァ!! 喰らいな!!【流演武舞】!!]


舞うような動きで接近し、怒涛の連撃を叩き込んでいく。


[まだ終わらせねぇ!!【クロスナックル】!!]


強烈な一撃が冥界王アリジロを上空へ打ち上げる。


さらにギールオルドラは間髪入れず跳躍した。


[【廻天鳳烈脚空舞】!!]


[【レイジーヴォール】!!]


冥界王アリジロは三人の怒涛の連携攻撃を受け続け――。


[デルタス!! ヴァイザー!! いくぞ!!]


[[了解!!]]


ギールオルドラ、デルタス、ヴァイザー。


三人は息を合わせ、協力奥義を放つ。


[[[奥義【牙突流星覇王無双天翔】!!!]]]


ギールオルドラ【聖賢武神】の武神術。


ヴァイザー【聖闘拳神】の格闘術。


デルタス【聖神騎士】の槍術。


三人の力が一つとなった渾身の協力奥義が炸裂する。


冥界王アリジロは凄まじい衝撃を受け、大ダメージを負った。


しかし、ギールオルドラたちはまだ気付いていなかった。


トレンを助けたい一心で戦い続けるうちに、三人もまた無意識のうちにゾーン領域へと足を踏み入れていたことを――。


一方、トレンは大ダメージを負いながらも、ゆっくりと立ち上がった。


全身に激痛が走っていた。


それでもトレンは立ち上がり、自分の未熟さを痛感していた。


すると、ヴィグロッガズが静かに語り掛ける。


(トレン、自分自身の壁を乗り越えろ!! 仲間を信じる時は信じろ。だが、自分の力まで迷うな!!)


[ヴィグロッガズ……俺の迷いに気付いていたんだね。]


(ああ。当然だ。俺はお前と共に戦う相棒だからな。お前の迷いも、覚悟も全部伝わってくる。)


トレンは静かに笑みを浮かべた。


[やっぱり、お前には全部お見通しなんだな。]


(当然だ。それより今こそ俺の力を解放する時だ。トレン、俺の真・奥義を使え!!)


ヴィグロッガズは、自らの真・奥義をトレンへ託した。


その瞬間、トレンの脳裏へ新たな力と技が流れ込んでいく。


[……わかった。ヴィグロッガズ。お前と一緒で本当に良かった。]


[今度こそ終わらせよう。ヤツとの決着を――!!]


(ああ、行くぞトレン!! 冥界王アリジロへ引導を渡すぞ!!)


トレンは再び立ち上がる。


その瞳に、先程までの迷いはもうなかった。


覚悟を決めたトレンは、ギールオルドラたちが冥界王アリジロと戦う最前線へ駆け出す。


覚悟を決めたトレンは、ギールオルドラたちの元へ駆け出す。

今度こそ、ヴィグロッガズと共に冥界王アリジロを討ち滅ぼすために――。

トレン・【翠烈陣氷帝】VSハーデスキングミラーアリジロ編・後編

をお送り致します。


次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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