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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・特殊イベント編

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207/221

EPISODE.206話〘特殊素材採取――森林樹に潜む異変の影〙

トレンたちはナギサとバレグの特殊指名依頼の協力を手伝っていく。


そしてヴィレグルア森林樹へ入ってからは、ローリエナとミューレイミが素材の場所を知っているため、二人が先頭に立って目的地へ向かっていた。


[ローリエナ、先にどれにする?]


[そうね。一番近い光銀薬草かな。200m先に、いろんな薬草の群生地があるわよ。]


[あの付近なら、その次は光氷輪花も近くにあるわね。その順番で行きましょう。]


[わかりました。ローリエナさん、ミューレイミさん。案内をよろしくお願い致します。]


ナギサとバレグはそう言って、ローリエナさんとミューレイミさんに頭を下げた。


ヴィレグルア森林樹へ入って三十分後――。


目的地へ到着した。


[ここよ。この辺りにあるはずだわ。]


[わかりました。トレン、リョウ、ナナ、マイ。協力お願いね。]


[私からもお願いします。協力して下さい。]


[わかった。二手に分かれて探すぞ。俺とリョウとバレグ、ナナとマイとナギサで探すでいいな?]


[ええ、問題無いわよ。それじゃ探しましょう。]


[俺たちが護衛するから、安心して探してくれ。]


こうしてトレンたちは二手に分かれ、最初の光銀薬草を探し始めた。


トレンとリョウは、バレグに聞こえないよう小声で【捜査】【鑑定】を発動した。


(本当だ。俺たちが所持していない薬草もあるんだな。)


従魔たちも一緒に探していた。


エアネスたちには、未所持の薬草などの採取を指示し、俺たちは目的の光銀薬草を探していた。


一時間後――。


[見つけたぞ! バレグ。光銀薬草だ。]


[光銀薬草……銀色に光る薬草なんですね。]

[それじゃ採取します。]


[待った! バレグ。普通に採取したら枯れるぞ。]


トレンはバレグを制止した。


[…え? それはどういう事ですか?]


[光銀薬草は特殊なのよ。採取の仕方があるの。]


[間違った採取をすれば枯れてしまう薬草なのよ、バレグ。]


[トレンが止めなかったら枯れていたわね。]


ローリエナさんはバレグに素材の採取方法と注意点を説明した。


バレグは改めて、特殊素材や特殊鉱石には、それぞれ決まった採取方法がある事を痛感させられた。


[トレンとローリエナさんのお陰で、改めて痛感させられました。私の認識不足でした。]


[大丈夫ですよ。誰でも最初はありますから。]


[この特殊指名依頼は"普通じゃない"と認識して行動すれば大丈夫ですよ。な、リョウ。]


[そうっすね。自分も最初は普通に採取して失敗しまくってたっすから。]


[この特殊指名依頼は、本当に勉強になるっすよ。]


[トレン、リョウ、ありがとうございます。それじゃ一緒にやりましょう。]


[[了解!(っす)]]


俺たちはローリエナさんから、光銀薬草の採取方法を教えてもらった。


[まずは光魔法を光銀薬草へ当てるのよ。トレン、お願い出来る?]


[わかりました。光魔法【ホーリー】]


トレンの魔法が光銀薬草へ直撃した瞬間、光銀薬草が輝き始めた。


[輝き出したら、周りを掘って根っこを切らないように丁寧に掘り出すのよ。慎重にね。]


[わかりました。俺とリョウでやるぞ。]


[了解っす。]


俺とリョウは【鑑定】を発動させた。


根っこを傷付けないよう慎重に土を掘り進め、丁寧に掘り出していく。


そして、丁寧に採取した瞬間、更に輝きを増した。


[お疲れさん。トレン、リョウ。それで採取成功よ。]


[かなり集中したよ。なぁ、リョウ。]


[そうっすね。掘るより集中する方が疲れるっすよ。]


[バレグ、ほい。光銀薬草だ。これで残り素材は五つだな。]


[はい。トレン、リョウ、ローリエナさん、ありがとうございます。参考になりました。]


こうして、一つ目の特殊素材・光銀薬草を採取成功したトレン・リョウ・バレグであった。


一方、ナナとマイ、ナギサの方は光氷輪花を探していた。


[光氷輪花って、結構見つかりにくいのね。]


[特殊素材なだけあって、仮に見つかったとしても、簡単な採取方法じゃないのは分かる気がするね、ナナ。]


[そうね。二手に分かれる前にトレンたちが言わなかったら、普通に採取してるわね。]


[改めて、私たちも認識が甘かったって感じよね。]


[これが終わったら、スキル習得も探してみましょう、マイ。]


[ええ。私たちも変わらないと、従魔たちに頼りすぎてたからね。]


[さあ、光氷輪花を見つけましょう。]


[[ええ、わかったわ。]]


こうして探し始めて二時間後――。


ようやく光氷輪花を発見した。


[見つけたわ。マイ、ナギサ。]


[綺麗な花ね。まるで氷の花みたい。]


[本当に綺麗な花ね。]


[ミューレイミさん、採取方法を教えて下さい。]


[ええ。採取手順がちょっと特殊なのよ。集中してね。]


ミューレイミさんは、ナナとマイ、それぞれの従魔たちへ協力を指示した。


[まずは水魔法を光氷輪花へ当てるのよ。]


[ヴィーナ【水魔術】ウォーター]


ヴィーナの水魔術が光氷輪花へ直撃した瞬間、光氷輪花は輝き始め、その輝きに呼応するように周囲の地面まで凍り始めた。


[ここからは集中しないと駄目よ。]


[光氷輪花は折れてしまうと枯れるから、気を付けてね。]


[わかりました。集中します。]


するとエルマが、マイの袖を引っ張っていた。


[どうしたの? エルマ。]


エルマは光氷輪花を指差し、自分が採取したいとお願いしていた。


するとミューレイミが口を開く。


[もしかして、エルマが採取したいのかしら?]


[…コクコク。(頷く)]


[わかったわ。お願いね、エルマ。]


マイはエルマへ光氷輪花の採取を託した。


エルマは採取の手順を知っていた。


なぜなら、エルマは【採集】スキルを持っていたからだ。


エルマは主であるマイの為に、自ら協力を申し出たのである。


十分後――。


エルマは丁寧に光氷輪花を採取し、成功した瞬間、更に花は輝きを増した。


エルマは採取した光氷輪花をマイへ手渡した。


[お疲れ様、エルマ。ありがとね。]


マイはエルマから受け取り、優しく頭を撫でた。


エルマは嬉しそうに微笑んでいた。


[ナギサ、はい。光氷輪花よ。]


[ありがとうございます。]


すると、そのタイミングでトレンたちがナナたちと合流した。


[そっちも採取成功したんだな。]


[トレンたちの方も成功したのね。]


するとギールオルドラがトレンたちへ言った。


[トレン、リョウ。]


[次に一番近いのはミラーアリジロの蜜だな。]


[ああ。ミラーアリジロは厄介な魔物だからな。]


[わかりました。それじゃ行きましょう。]


こうして特殊素材二つの採取を終えたトレンたちは、次の素材採取へ向かうのであった。


―――――――――???――――――――――


ヴィレグルア森林樹のある場所――。


静かな森林樹に、不穏な気配がざわめき始める。


[ギジラ……ギジラ……ギジラ……ギジラ……]


■■■■■は精霊達の気配を感じ取り、直ちにその方向へ仲間達を統率しながら進撃を開始した。


――――――――――――――――――――


[!?]


[どうしたっすか? トレン。]


[ああ……ちょっと嫌な気配を感じたんだよ。]


[まさか、察知したヤツっすか?]


[わからない。]


[でも警戒だけは絶対に解くな。]


[リョウ……嫌な予感がする。]


[わかったっす。]


[ギールオルドラさんとレガクロスさんにも伝えるっすね。]


こうしてトレンたちは、ミラーアリジロが生息する場所へ向かうのであった。

次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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