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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・ヴィレグルア森林樹・エリアボス編

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EPISODE.203話〘戦いを終え――再び戻る日常へ〙

最後にお知らせがあります。

最後まで読んで頂けたら幸いです。

スヴァログの街に到着したトレンたちとギルド四天王メンバー達は、【翠烈陣氷帝】のギルドホームへ戻り、それぞれ自由行動を取る事にした。


そして――。


トレン、リョウ、イザギーラ、インザク、レガクロス、ギールオルドラの六人は商業ギルドへ向かっていた。


受付嬢へギルド長との面会を伝えると、奥の部屋へ案内される。


受付嬢はギルド長室へ到着すると、静かにノックした。


[ギルド長、トレン様、リョウ様、ギルド四天王の皆様をお連れしました。]


[入ってくれ。]


[[失礼します。]]


[トレン、リョウ、ギルド四天王達。本当にお疲れさん。]


[君は下がっていいよ。]


受付嬢は静かに退出した。


[さて、トレン、リョウ、ギルド四天王達。]


[もうすぐロックバロスギルド長も来るから、座って待っていていいわよ。]


トレン達はアルジェリナギルド長に言われ、その場で待つ事にした。


五分後――。


ロックバロスギルド長が到着し、受付嬢が退出した後、秘書が傍聴障壁を張り巡らせた。


[さて、これで大丈夫だよ。]


[それじゃ、報告を聞こうかね。]


トレン達は、これまでの経緯を全て話した。


ただし――。


トレン達の武器進化と半魔人状態については話さない事にしていた。


もちろん、ギルド四天王達も察しており、自然に話を合わせていた。


ボス級魔物五体との戦闘。


そして合流地点へ向かう途中、トレン達が光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーンの奇襲襲撃を受けた事。


さらにギルド四天王達がトレン達の元へ向かった事も、ギルド長達へ詳しく説明した。


[そうだったのか……。]


[かなり大変な戦いをして来たんだな。]


[みんな、本当にご苦労さん。]


[それで、約束の素材を……。]


トレンが素材を取り出そうとした瞬間、レガクロスが静かに制止する。


するとインザクがマジックアイテムから素材を取り出した。


[ロックバロスギルド長。]


[光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーンの爪と鱗だ。これでいいか?]


[十分だよ。]


[光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーンの爪と鱗は最高品質だから問題無い。]


(トレンは出さなくていいからな。)


レガクロスは小声でトレン達へ伝えた。


そしてインザクは、さらに別の素材を取り出した。


[アルジェリナギルド長。]


[こっちも素材を渡すよ。]


[それと――光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーンの涙の雫だ。]


[涙の雫ですって!?]


[これは本当に貰っていいの!?]


[トレン達を優先するべき素材なのよ!?]


[いいんだよ。]


[俺達も素材は均等に貰ってるからな。]


[な、トレン、リョウ。]


[大丈夫っすよ。]


[アルジェリナギルド長、受け取って下さい。]


[俺達からの約束の素材ですから。]


[……ありがとう。]


[受け取らせて頂くわね。]


[報酬は上へ報告が終わった後でいいかな?]


[わかりました。]


[それじゃ、一旦ホームへ戻ります。]


トレン達は商業ギルド室を退出した。


[トレン、リョウ。]


[後で俺達のギルドホームで宴会だからな。]


[わかりました。]


[ホームへ戻ってからそちらへ向かいます。]


トレンとリョウはギルド四天王達と別れ、自分達のホームへ戻っていった。


ホームへ到着した二人は、ファヴァン、ヴァルーラ、ガルロード、ギーガルス達の元へ向かう。


そして久しぶりに従魔達と穏やかな時間を過ごした後――。


二人はそれぞれログアウトするのであった。


[ふぅ~……長い戦いだったな。]


[でも、まさか俺たちが最初のエリアボス討伐成功者になるとはな。]

[意外だったよ。]


気が付けば、もう夕方頃になっていた。


東条は西石へ連絡を入れる。


[もしもし、東条先輩どうしました?]


[ああ。]

[今日の夕方、七瀬社長と井野秘書がログインする約束だったって連絡してくれないか?]


[了解っす。]

[連絡したら折り返し電話するっす。]


西石は電話を切り、井野秘書へ連絡を入れた。


東条の用件を伝えると、予想外の返事が返ってくる。


西石は電話を切り、すぐに東条へ連絡した。


[もしもし、どうだった?]


[今から自宅まで迎えに行くそうっす。]

[詳しくは会ってから説明するそうです。]


[は!?]

[…自宅まで迎えに来る?]


[…わかった。じゃあ後でな。]


東条は電話を切り、迎えが来る準備を始めた。


三十分後――。


インターホンが鳴る。


東条はドアを開けた。


[東条様、七瀬社長のご指示でお迎えに参りました。]


[わかりました。ありがとうございます。]


車へ乗り込むと、そこには西石も乗っていた。


そして――。


例の行きつけの店へ到着する。


店員に案内され、個室へ入った。


[来たわね、二人共。]

[座って。]


東条達は席へ座り、それぞれ乾杯をした。


[それじゃ、ここからはフラットで話すわよ。]


[わかった。]


[ナナ、本当はログインして会う予定だったんだろ?]

[リョウから聞かされて驚いたけど、本当の用件は何なんだよ。]


[本当はそのつもりだったわよ。]


[でも、リアルで会う事に変更したのは申し訳なかったわ。]

[そうでしょ、マイ。]


[ええ、本当にそう思ってるわ。]


[本当の用件は、西エリアボスの事よ。]


[あなた達が殲滅したんでしょ?]


[なんで俺たちだって決めつけるんだよ?]


[だって【炎國乃黎闘翠】のメンバー達へ護衛依頼をお願いしたら、レガクロスさんにこう言われたのよ。]


[“トレン達の緊急討伐依頼が入ったから済まない”ってね。]


[それに、ナギサとバレグから連絡が来たから確信してるの。]


[なるほどな。]


[それなら、ナギサとバレグにもこっちへ来れるよう連絡してくれないか?]


[大丈夫よ。]


[――もうすぐ来るから。]


[なんでやねん!!]


[結局最初から二人を呼んでたんかい!!]


[いや~ね。]

[トレンなら空気を読んで気付くと思ってたのよ。]

[ねぇ、マイ。]


[そうね。]

[絶対気付くと思ってたわ。]

[そうでしょ、リョウ。]


[そうっすね。]

[トレンはその場の空気を読む能力はかなり鋭いっすからね。]


[んな訳あるか!!アホンダラ!!]


[リョウも加勢するな!!]


[久しぶりにトレンのツッコミラッシュを見たかったっすからね。]

[安心したっす。]


[やかましいわ!!]


[流れるようなコントみたいな空気を出すな!!]


[[[ここではそれが日常です。]]]


[なんでやねん!!]

[そんな日常あるか!!]


[なんでそうなるんだよぉぉぉ――!!]


するとその時――。


個室の扉が開いた。


そこへ井澤渚と馬場蓮仁が入って来る。


[流石ですね。]

[トレンのツッコミラッシュ。]

[私もああいうツッコミをしてみたいですね。]


[大丈夫ですよ、ナギサ。]


[ちゃんとメモしておきましたから。]

[後で練習しましょう。]


[メモせんでええわ!!]


[そんな練習するんじゃねぇよ!!]


[いきなり現れて即ボケするな!!]


こうして東条は、全員のボケへツッコミを入れ続けるのであった。


そして周囲は、そんな東条を見ながら楽しそうに笑い合うのであった。

次回から新章をお送り致します。

次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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