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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・ヴィレグルア森林樹・エリアボス編

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203/221

EPISODE.202話〘信頼の証――想いを刻む絆〙

引続き、その後のストーリーをお送り致します。

最後まで読んで頂けたら幸いです。

それぞれの戦いを語り終えた【月乃轟璃雷】【光冥乃氷輪】【炎國乃黎闘翠】【翠烈陣氷帝】のメンバー達。


激闘を振り返る中で、全員が自分達の未熟さを改めて痛感していた。


そして今度は――。


トレンとリョウが、自分達の戦いについて静かに語り始める。


[俺たちは、みなさんと別々になった後……。]


[轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴンへ挑む前に、今まで戦ってきたボス級魔物達との戦いを振り返っていたんです。]


[そうっすね。]

[自分とトレンって、振り返ると奇襲襲撃ばっかりっすからね。]


その言葉に、その場の全員が苦笑する。


だが、トレンとリョウは真剣な表情で続けた。


そう――。


二人は最初から、様々な試練と向き合い続けていた。


単独で仲間を犠牲にしようとした覚悟。


仲間を護ろうとして生まれた傲慢さ。


そして、“勝てない”と理解した時の恐怖心。


今まで戦ってきた魔物達との戦いを、二人は洗いざらい全て語り始めた。


[そして今でも、一番心が折れて、死を悟った相手が……。]


[南エリアボス――【黎玄武雷獣ライガボルドキャッツ】っす。]


[自分達は、ヤツに相手にすらされなかったっす。]

[“帰れ”って感じだったっすよ。]


[[!!!?]]


リョウの一言で、【炎國乃黎闘翠】のメンバー達は戦慄する。


そしてレガクロス達は、あの時の事を思い出していた。


[あの当時は、本当に予想外だったからな……。]


[レガクロスは知っていたのか?]


[ああ。]

[俺達は別の町にいてな。]


[討伐が終わった時、シーラレイが真っ青な顔で俺達に伝えてきたんだ。]


[結晶ラビットのナーチから、トレン達の救援依頼を受けたってな。]


[俺達はシーラレイから内容を聞いて、即座に向かったんだ。]


[このアクセサリーを使って【ワープ】で移動したわ。]


[目的地に着いた時には、トレンとリョウはかなり重傷だった。]


[しかも、あの場には凄まじい威圧感があった。]


[だから俺達は即座にシーラレイの【ワープ】で離脱したんだ。]


するとトレンとリョウが静かに口を開く。


[俺とリョウにとって、あれが原点なんです。]


[ヤツに完全に叩きのめされて、初めて“本当の弱さ”を痛感しました。]


[本当に勝てないって痛感した相手だったっす。]


[今でも、自分もトレンも恐怖を感じる時があるっす。]


[だから、レガクロスさん達やインザクさん達、イザギーラさん達に“西エリアへ行け”って言われて……。]


[俺達は西エリアへ向かったんです。]


[そしてギールオルドラさん達と出会ってからは――。]


[壁を乗り越えたと思ったら、また新しい試練が来る。]


[その繰り返しの中で、自分達を鍛え直していたんです。]


ギルド四天王達は、トレンとリョウの言葉を聞きながら改めて理解していた。


俺達は、まだまだ未熟なのだと。


そしてトレンは、轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴンとの激闘を振り返る。


[俺達はヤツのいる位置まで近付き、従魔達と一斉に総攻撃を仕掛けたんです。]


[相変わらず奇抜な戦い方だな、お前達は(笑)]


その後も、トレンとリョウは従魔達を護りながら戦い続けていた。


だが――。


戦況は圧倒的不利だった。


[ヤツは従魔喰いを狙っていた。]


[戦い続けていくうちに進化して、更に強くなっていったんだ。]


[そうっすね。]

[エアネスを狙われた時のトレンの反応は凄まじかったっす。]


[しかも、また禁断の奥義を使って、ヤツごと防御壁で囲んだっすからね。]

[自分達や従魔達を巻き込まないように。]


[あの時は、ああするしか方法が無かったからな。]


[でも、アレはヤツに大ダメージを与えたっす。]


[……そしてヤツは覚醒した。]


覚醒した轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴンは、今までとは完全に別格だった。


[覚醒したヤツは容赦無かった。]


[今までの攻撃が、まるで効いていなかった。]


トレンとリョウは、完全に叩きのめされながら戦っていた。


そして――。


ヤツが従魔達を標的にした瞬間。


二人の武器が突然光り始めたのである。


トレンとリョウは、武器進化についてギルド四天王達へありのままを話した。


ただし――。


詳細については外部へ漏らさないで欲しいとお願いした。


[つまり、半魔人状態になったのは、その武器が魔力を解放したって事か?]


[そうです。]

[ただ、自分達でも武器進化の詳細までは理解出来ていないんです。]


[だから出来れば秘密にして欲しいです。]


するとギールオルドラ達は静かに頷いた。


[安心しろ。]

[俺達全員、誰にも喋らねぇよ。]


[[[[コクッ]]]]


[……ありがとうございます。]

[そう言ってくれると助かります。]


[それで、最後に俺達はヤツを殲滅したんす。]


するとイザギーラが苦笑した。


[しかし、トレンとリョウが戦った相手が、一番ヤバかった気がするな。]


[だな。]

[俺達はそれぞれ因縁の魔物だった訳だからな。]


ギルド四天王達は、それぞれの戦いを思い返しながら語り合っていく。


そして――。


イザギーラがトレン達へ、ある物を差し出した。


[トレン、リョウ。]

[これを受け取ってくれ。]


[俺達全員で相談して決めたんだ。]


トレンは雷炎竜ライファバーンの素材を受け取る。


さらに――。


インザク、レガクロス、ギールオルドラも、それぞれ炎帝ガーゴルドラゴン、氷輪竜サーベラーグルガ、玄巌地翠ドルスダークドライガーの素材を差し出した。


[どうして……?]


[これは、みなさんが勝ち取った素材じゃないですか。]


するとギールオルドラが笑う。


[いいんだよ。]


[これは、俺達全員からの感謝の証だ。]


[受け取ってくれ。]


トレンとリョウは顔を見合わせる。


そして静かに頷いた。


[……分かりました。]


[ありがたく受け取らせてもらいます。]


するとトレンは、みんなへお願いをする。


[その代わり、みなさん。]

[少しだけ協力してください。]


トレンとリョウは、あるアイテムを取り出して作業を始める。


ギルド四天王達も協力しながら準備を進めていった。


こうして西エリアでの激闘を終えたトレン達は、新たな戦いへ向けて町へ帰還するのであった。

いかがでしたでしょうか?

その後のストーリーを書いてみました。

いろんな意見があると思います。

初めて長いシリーズ編を作成して、こんなに大変なんだと思い知りました。

素人が言うのは失礼だと思いますが、御理解を頂けたらと思います。


それでは次回もお楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。



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