EPISODE.197話〘総力の連携――進化する光魔竜〙
光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーン編・前哨戦編
をお送り致します。
【月乃轟璃雷】【光冥乃氷輪】【炎國乃黎闘翠】【翠烈陣氷帝】――。
ギルド四天王たちは、それぞれトレンとリョウたちの危機へ間一髪で駆け付けていた。
イザギーラ、インザク、レガクロス、ギールオルドラは現在の状況を聞き、それぞれのギルドメンバーへ指示を飛ばす。
[それじゃ、俺たちがトレンの従魔たちを護るぜ]
[んじゃ、リョウの従魔たちは俺たちが護ってやる]
[トレン、リョウ。お前たちはヤツに集中しろ]
[イザギーラさん……インザクさん……]
[わかりました。従魔たちをお願いします]
[[ああ、任せろ]]
こうして――。
トレンの従魔たちは【月乃轟璃雷】。
リョウの従魔たちは【光冥乃氷輪】。
それぞれのギルドメンバーが護衛と後方支援へ回る。
そして――。
【炎國乃黎闘翠】と【翠烈陣氷帝】は、トレンたちと共にジンライベルエアーバーン討伐へ加わった。
[それじゃ行くぞ!!]
[ヤツの狂乱状態を警戒しながら、トレンとリョウを援護する!!]
[[[了解!!]]]
先に仕掛けたのはリョウだった。
同時に【炎國乃黎闘翠】のメンバーたちも動き出す。
トレンは杖へ装備チェンジし、即座に全員へ強化魔法を付与した。
[【マジックプロテクガード】]
[【アタックフェーズパワー】]
[【ガードプロテクバリア】]
[【ブロックフェーズシールド】]
強化を受けた瞬間――。
リョウが飛び出す。
[いくぜ!!ジンライベルエアーバーン!!]
[【超闘神速】!!]
一瞬で間合いへ踏み込んだ。
[喰らいやがれ!!]
[【虹龍天翔斬】!!]
凄まじい剣舞が放たれる。
斬撃が連続で炸裂し、ジンライベルエアーバーンを空中へ浮かせた。
[後は頼みます!!レガクロスさん!!]
[任せろ!!]
[いくぞ!!ガッサ・オーガロ・セーラアス・シーラレイ!!]
[[[[了解!!]]]]
リョウの背後からレガクロスたちが飛び出す。
即座に追撃へ移った。
[喰らえぇぇぇ!!]
[【爆轟烈火壕掌覇】!!]
レガクロスの衝撃波が炸裂する。
更に上空からガッサが追撃を放った。
[喰らえぇぇぇ!!]
[【炎焔天翔烈脚天舞】!!]
[ボガォォォォォ!!]
ドゴォォォン!!
上空から放たれた連続蹴撃によって、ジンライベルエアーバーンは地面へ叩き落とされる。
そして――。
オーガロが大剣を構えていた。
渾身の一撃へ全てを集中している。
[ハァァァァァ!!]
[【ファイナリブラストフラッシュ】!!]
斬撃が閃く。
[ボガォォォォォ!!]
オーガロの渾身の一撃によって、ジンライベルエアーバーンの右側の翼が切断された。
[今だ!!セーラアス!!]
[我が名はセーラアス――]
[四元素よ、我が身と共鳴し、新たなる波動となれ!!]
[奥義――【エクセルクロスショットガン】!!]
火、水、風、土――。
四属性の上級魔法が同時展開される。
巨大な魔力の奔流となり、左側の翼を貫通した。
[ボガァァァァァ!!]
ジンライベルエアーバーンはバランスを崩し、地面へ倒れ込む。
だが次の瞬間――。
漆黒のオーラが噴き出した。
[なっ……!?]
ジンライベルエアーバーンの肉体が変化し始める。
――進化。
[ここで進化って……やっぱりエリアボス級っすね!!]
リョウは警戒しながら構える。
【炎國乃黎闘翠】のメンバーたちも同じく警戒態勢へ入った。
すると――。
空間が歪む。
そこからトレンと【翠烈陣氷帝】たちが合流した。
[リョウ!!気をつけろ!!]
[ヤツの進化は、今までの戦い方を捨てろ!!]
[ヤバいオーラが漂ってる!!]
[そのつもりっすよ]
[進化したら最終形態は“覚醒”っすからね]
[[!?!!]]
ギルド四天王たちは戦慄した。
だが――。
トレンとリョウの目に宿る“諦めない信念”。
折れない闘争心。
そして“護る覚悟”。
それを感じ取った全員が、自然と覚悟を決めていた。
[トレン、リョウ]
[俺たちが先に仕掛ける]
[その隙を狙え!!]
[いくぞ!ガッサ・オーガロ・セーラアス・シーラレイ]
[[[[了解!!]]]]
[レガクロスさん……しかし――]
するとギールオルドラが前へ出た。
[これはお前たちのためなんだ]
[俺たちが囮になる]
[その隙に決めろ]
[いくぞ!!デルタス・ヴァイザー・ミューレイミ・ローリエナ!!]
ギールオルドラたちも前線へ飛び出す。
全てを託して――。
【炎國乃黎闘翠】と【翠烈陣氷帝】は、進化したジンライベルエアーバーンへ挑んでいった。
そしてトレンたちは、まだ知らない。
本当の戦いは――。
まだ始まったばかりだという事を。
次回もお楽しみに。
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