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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・ヴィレグルア森林樹・エリアボス編

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EPISODE.191話〘護る試練の壁――試される最大試練〙

トレン・リョウVS轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴン・中編をお送り致します。

最後まで読んで頂けたら幸いです。

轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴンへの奇襲攻撃を成功させたトレン達は、次なる一手へ移ろうとしていた。


[それじゃ、エアネス。ヴィーシュを乗せてヤツの翼を攻撃してくれ。]


[リョウ達も協力してくれないか。]


[頼んだぞ。]


エアネスとヴィーシュは静かに頷いた。


一方、リョウもナイトディランとヴェイルガーへ指示を出す。


[ナイトディラン、ヴェイルガー。]


[エアネス達と一緒に翼を狙うっすよ。]


[頼んだっす。]


二体も力強く頷く。


そして四体の従魔は同時に飛び立った。

その隙を作るため、トレンとリョウが囮となる。


[行くぞ! リョウ!]

[了解っす!]


[【超神速】!!]


ドジュッ!!


リョウは一瞬で距離を詰めた。


[喰らいやがれ!]

[【黒月斬】!!]


連続する斬撃がゼロドラゴンへ襲い掛かる。

その間にトレンも背後へ回り込んだ。


[こっちだ!]

[【空斬刃】!!]


無数の風刃が放たれる。


[ゴガァァォォォォ!!]


ゼロドラゴンはダメージを受けながらも反撃に転じた。


光速にも匹敵する速度で飛翔し、鋭いドラゴン爪を振るう。


トレンとリョウは従魔達を庇いながら防御を続けた。


しかし徐々に押し込まれていく。


そして――。


ドゴォォォン!!


[グハッ!!]

[ガハッ!!]


二人は大木へ激突した。


[つ、強いっす……。]

[ああ……。]

[だが、まだ終わりじゃない。]


トレンは即座に杖へ装備変更する。


[行くぜ!]

[【カーバンクル召喚】!!]


魔法陣が展開される。

現れたカーバンクルが神秘的な光を放った。


その光はトレン、リョウ、そして従魔達を包み込む。


傷が癒える。

魔力が満ちる。


全ステータス上昇。

状態異常無効。


即死無効。

攻撃強化。

防御強化。


あらゆる強化効果が付与された。


[よし。]

[ここからっすよ。]


リョウはラウザーレイドナックルを装着し、静かに構えた。


[奥義――【滅覇獄殺】。]


そして従魔達へ視線を向ける。


[ペルナギ! サクメ!]

[レイディア! ニーナシュン!]


[【氷魔術・極】! 【光魔術・極】!]


[思いっきりぶっ放せ!!]


[[[[……コク]]]]


四体の従魔は同時に魔力を解放した。


ペルナギとサクメは氷魔術最大奥義【フリーズミスリルクロスキューション】を発動する。


レイディアとニーナシュンも光魔術最大奥義【ライジングサンダーウェーブショットガン】を発動した。


氷と光。


同属性同士の極大魔術が重なり合い、その威力はさらに増大していく。


やがて巨大な魔力の奔流となり、ゼロドラゴンへ襲い掛かった。


ドガァァァァァァン!!


[ゴガァァァァ!!]


ゼロドラゴンへ直撃する。


さらに上空からエアネス達が急降下した。


『【風雷轟刃】』

『【氷炎撃】』


続いてヴィーシュとヴェイルガーも襲い掛かる。


『【炎羽刺】』

『【炎氷】』


怒涛の連携攻撃。

その全てが命中した。


そして最後に――。


[今だ!!]


リョウが飛び出す。


[奥義――【滅覇獄殺】!!]


轟音と共に拳が叩き込まれる。


ドゴォォォォォォン!!


まさに総力を結集した一撃だった。


[ゴガァァァァァァ!!]


ゼロドラゴンは大ダメージを受ける。


戦闘が一旦止まる。


トレンとリョウは従魔達へ視線を向けた。


[よくやった。]


するとセフィラとシドレアが鳴き声を上げる。


[[ギジャァ! ギジャァ!]]


[主の為に戦うと言っています。]


エアネスが通訳した。

トレンとリョウは思わず笑う。


[ありがとな。]


二体の頭を優しく撫でた。

セフィラとシドレアは嬉しそうに鳴いた。


だが、その時だった。


[ボガォォォォァァァァ!!]


ゼロドラゴンの全身から漆黒のオーラが噴き出す。


空気が震え、大地が軋む。


[来たな……。]

[覚醒っすね。]


漆黒のオーラはさらに膨れ上がる。

やがて本来の姿を現した。


[覚醒したな。]

[鑑定したがヤバい敵だ。]


[そうっすね。]

[通称――精霊喰らい暗黒ゼロドラゴン。]


[ここからが俺達だけの試練っす。]


トレンも静かに頷く。


[ああ。]

[従魔達を護りながら戦う試練だ。]

[これを乗り越えなければ先へは進めない。]


[そうっすね。]

[これが俺達の壁っす。]

[だから絶対に乗り越えるっすよ。]


トレンは従魔達へ視線を向けた。


[みんなには悪いけど。]

[ここからは俺達の戦いなんだ。]


従魔達は首を横に振る。

するとエアネスが言った。


[理解しています。]

[従魔達は主を信じていますから。]


トレンは小さく笑った。


[ありがとう。]


トレンは従魔達へ防御強化と障壁を付与する。

さらに強力な補助効果を重ね掛けした。


そしてトレンは拳武器を装着する。

リョウも槍武器を構えた。


[行くぞ、リョウ。]

[ヤツとの最終決戦だ。]


[了解っす!!]

[行くぜ!!]


[轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴン!!]


こうしてトレンとリョウは、覚醒した轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴンとの最終決戦へ挑む。


それは――。


二人にとって最大の試練を乗り越える戦いの始まりであった。

次回、トレン・リョウVS轟風焔霊バルベムヴォルゼロドラゴン・後編(Part1)

をお送り致します。

お楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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