EPISODE.183話〘信頼の連携――炎帝討伐の終焉〙
【光冥乃氷輪】VS炎帝ガーゴルドラゴン・後編
をお送り致します。
最後にお知らせがあります。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
覚醒した炎帝ガーゴルドラゴンは、漆黒のオーラを纏いながら【光冥乃氷輪】を睨みつける。
[さあ、行くぜ! 最終決戦だ!]
先に仕掛けたのはガーゴルドラゴンだった。
両腕を軽く振り下ろした瞬間――。
無数の炎爪が襲い掛かる。
[[[ぐわぁぁぁぁぁ!!]]]
本能的に防御したものの、その威力は凄まじく、大きなダメージを受けてしまった。
[やっぱり強すぎるぜ……しかも一撃一撃が重い。]
すると、ヒエイとソームが互いに顔を見合わせた。
どうやら同じ考えに至ったらしい。
二人はウルティへ目配せすると、インザクへ向き直った。
[インザク! 俺とソームで囮になる! だから、あの究極奥義を使え!]
[あれを使えって……だが……]
[インザク! もしトレン達なら迷わず使うはずだ! 俺達を信じろ!]
[そうだぜ! 迷うな! 俺達の連携でヤツを倒すんだ!]
[インザクが準備している間は俺達が護る! なあ、ウルティ!]
[ええ。その通りよ。私達を信じて。]
仲間達の言葉を聞き、インザクは覚悟を決めた。
[わかった。究極奥義を使う。ただし、一分間だけ時間をくれ。ヤツに気付かれないよう頼むぞ。]
[任せな!]
[俺達が囮になる! 信じろ、インザク!]
[究極奥義に集中しな。俺達が護る。]
[私達を信頼してね、インザク。]
[みんな……ありがとう。]
インザクは深く息を吐いた。
[さあ、やるぞ! 最終決着だ!]
[[[[おう!!]]]]
こうしてインザクは究極奥義の発動準備に入った。
[行くぜ、ソーム!]
[ああ、やるぞヒエイ!]
[[神速!!]]
ガーゴルドラゴンは無数の炎爪を放つ。
[ハァァァァァ!! 【牙突流水】!]
[オラァ!! 【居合抜刀一閃】!]
二人の技が炎爪を相殺し、そのまま一気に距離を詰めた。
[ソーム! アレを使うぞ!]
[いつでも合わせられるぞ!]
[[ハァァァァァ!! 合体奥義――【牙突斬空抜刀九頭竜斬】!!]]
光速の連続攻撃がガーゴルドラゴンを貫き、大ダメージを与えた。
しかし二人は攻撃の手を緩めない。
左右から挟み込み、絶え間なく攻撃を浴びせ続ける。
その後方では、ウルティとバラムが援護に徹していた。
ウルティが遠距離魔法で牽制し、
バラムが前線を護る。
そして――。
一分が経過した。
[みんな……感謝するよ。]
インザクが目を開く。
究極奥義の準備は完了していた。
[行くぞ! 炎帝ガーゴルドラゴン!!]
【聖神速】
ドジュッ!!
ガーゴルドラゴンは本能的に危険を察知した。
だが、もう遅い。
[ハァァァァァァ!!]
[喰らいやがれ!!]
[究極奥義――【メテオオーラレイジングバスター】!!]
[ガァァァァァァァァ!!?]
インザクの拳がガーゴルドラゴンの腹部を捉える。
凄まじい衝撃によって巨体は上空へ吹き飛ばされた。
インザクはさらに追撃する。
先回りするように上空へ駆け上がり、全身にオーラを纏う。
そして――。
渾身の一撃を叩き込んだ。
ドォォォォォン!!
衝撃波がガーゴルドラゴンの体内を貫き、内部から大爆発を引き起こす。
巨体は力なく地面へ墜落した。
やがて身体は光となり、消滅していった。
[ハァ……ハァ……ハァ……]
[インザク! やったな!]
[勝ったぞ!!]
[お疲れ様、インザク。【エクストラヒール】]
ウルティが回復魔法を発動する。
[やっとヤツを倒せたな。]
[ああ……みんなのお陰だよ。ありがとう。]
インザクは仲間達へ頭を下げた。
[仲間だから当たり前だろ。]
[そうよ。トレン達のアドバイスのお陰で、私達は因縁の相手に勝てたのよ。自信を持って。]
[そうだな。本命のヤツはもっと強い。だが、今回で俺達も変われたと思う。]
[だな。少し休息してから合流場所へ向かおうぜ。]
[そうだな。みんな、休息してから出発するぞ。]
[[[[了解!!]]]]
こうして炎帝ガーゴルドラゴンとの決着はついた。
【光冥乃氷輪】のメンバー達は休息を取った後、仲間達との合流地点へ向かうのであった。
当分の間、リアル仕事関係で夕方頃に投稿する事になりますのでご了承下さい。
次回、【炎國乃黎闘翠】編をお送り致します。
お楽しみに
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これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
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